2017年03月25日

◆籠池さんはかなりウソつき

〜自民幹部から批判噴出, 野党は8人の証人喚問要求、問題の長期化狙う〜

(2017.3.24 22:53更新    産經新聞)

 学校法人「森友学園」の籠池泰典氏に対する証人喚問の内容をめぐり、与野党は24日も攻防を繰り広げた。自民党幹部は籠池氏を「嘘つき」と断じ、同党は安倍晋三首相の昭恵夫人と籠池氏の妻、諄子氏とのメールのやりとりを公表。一方、野党は疑惑がさらに深まったとして、昭恵夫人らの証人喚問を正式に求めた。野党は週明けに平成29年度予算案が成立後も追及を続ける構えで、事態は長期化しそうだ。

 「明らかになったのは、籠池さんという方が、かなりの嘘つきということだけだ。こんな人に世間や国会が振り回されていいのか」
 自民党の高村正彦副総裁は24日の役員連絡会で籠池氏をこう批判し、早期の事態収拾を訴えた。二階俊博幹事長も記者会見で「立派な人でないことは誰が見ても分かる」と強調した。自民党は、籠池氏の証言内容に虚偽が多いとして、議院証言法に基づき、籠池氏を偽証罪(3カ月以上10年以下の懲役)で告発できるか検討に着手した。

 一方、民進、共産、自由、社民の4野党は24日の国対委員長会談で、昭恵夫人と大阪府の松井一郎知事、籠池氏の代理人を辞任した酒井康生弁護士ら計8人の証人喚問を要求することで一致した。松井氏は24日、大阪府庁で記者団に「いつでも行く」と述べたが、自民党の竹下亘国対委員長は民進党の山井和則国対委員長に対し「必要ない」とすべて断った。

野党は引き続き攻勢を強める構えだ。問題が長期化すれば内閣支持率がさらに低下するとにらんでおり、民進党の榛葉賀津也参院国対委員長は24日の記者会見で「予算成立後もしっかり追及しなければならない」と強調した。自民党の一部に昭恵夫人が公の場で説明していないことに「説明の場所や状況を作っていかないといけない」(石破茂元幹事長)との声があることも追い風と受け止める。

 情報戦も過熱した。自民党は24日、参院予算委で昭恵夫人と諄子氏とのメール内容を資料配布しようとしたが、民進党は「恣意(しい)的に作成されていないことが確認できない」と反対した。

 メールには、昭恵夫人が100万円の寄付の有無を確認したものの、諄子氏が明確に答えなかった経緯が記されている。

 自民党は寄付がなかった証拠と位置付けているが、民進党の福山哲郎幹事長代理は記者会見で、提出資料に送受信の時間がないことをあげ「何が証明できるのかわからない」と批判した。

2017年03月24日

◆「籠池さんはかなりの嘘つき」

〜自民・高村正彦副総裁。二階俊博幹事長「立派な人ではないのは誰が見ても分かる」〜

(2017.3.24 11:54更新    産經新聞)

 自民党の高村正彦副総裁は24日の役員連絡会で、 衆参両院で行われた学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典氏の証人喚問について「明らかになったのは、籠池さんという方が、かなりの嘘つきであるということだけだ」と述べた。

 そのうえで高村氏は「こんな人に世間や国会が振り回されていいのか、しっかり自覚しなければならない」と述べ、早期の幕引きが必要との認識を示した。

 二階俊博幹事長はこの後の記者会見で、籠池氏について「予備知識もないので嘘つきと決めつけて踏み込んで申し上げないが、立派な人ではないということは、だいたい誰が見ても分かるのではないか」と述べ、高村氏に同調した。

 森友学園をめぐっては、「寄付金100万円」を巡り籠池氏と安倍晋三首相の昭恵夫人の言い分が食い違っていることなどから、野党側は昭恵夫人の証人喚問を求めている。二階氏は「その必要は全くない」と否定した。

 森友学園問題が政権や国会運営に与える影響については、二階氏は「先走って感想を述べると向こうの手にはまるので、答弁は控える」と述べるにとどめた。警戒感の裏返しともいえそうだ。


◆昭恵夫人らの証人喚問、首相「おかしな話だ」

(2017年03月24日 15時47分   読売新聞)

 民進、共産、自由、社民の野党4党は24日午前、国会対策委員長会談を国会内で開き、学校法人「森友学園」(大阪市)の国有地売却問題の真相を究明するため、安倍昭恵首相夫人、大阪府の松井一郎知事、国有地取引を交渉した当時の学園の顧問弁護士の証人喚問を求めることで一致した。

 売却交渉当時の財務省と国土交通省の幹部ら5人について、証人喚問を求めることも確認した。24日午後の自民、民進両党の国対委員長会談で与党側に申し入れる。

 これに関連し、安倍首相は24日午前の参院予算委員会で、野党が求める昭恵氏の証人喚問について、「不正や刑事罰に関わることをやっているわけではないので、証人喚問に出ろというのはおかしな話だ」と述べ、否定的な考えを示した。

◆松井知事 証人喚問に応じる考え

(03月24日 15時08分  NHK関西ニュース)

大阪府の松井知事は記者団に対し、大阪の学校法人「森友学園」をめぐる一連の問題をめぐって、国会の証人喚問に応じる考えを示しました。

大阪の学校法人「森友学園」をめぐる一連の問題をめぐっては、23日、衆参両院の予算委員会で、森友学園の籠池理事長の証人喚問が行われました。

これについて、大阪府の松井知事は記者団に対し、籠池氏から名指しで批判されたことについて、「会ったこともしゃべったこともない人に、あれだけ当たるというのは、逆恨みだと思う。ちょっと痛々しいというか、かわいそうな気持ちだ」と述べました。

また、森友学園が小学校の建設の総事業費について金額の異なる3つの契約書を作っていた問題をめぐって、籠池氏が、「刑事訴追を受ける可能性がある」として証言を拒否したことについて、松井知事は、「答えられないというのは、建築代金について虚偽があったということだ。司法の場で、きちんと解明されるしかないだろう」と述べ、捜査機関による真相究明が必要だという認識を示しました。

そして、籠池氏が「小学校の設立に関する大阪府への申請では、亡くなった大阪府議会議長を務めた畠成章先生に、大阪府の松井知事や府に力添えをいただけるようお願いしていた」などと証言したことについて、松井知事は「畠氏は平成23年に議員を勇退している。

それ以後、僕が会ったかどうかを確認したところ、平成26年4月に知事室でお会いしているが、大阪のバスケットボールチームの役員としての表敬訪問で、森友学園の小学校の認可をめぐる要請は一切なかった」と述べました。

一方、松井知事は、国会で野党4党が松井知事らの証人喚問を求めるとしていることについて、「国会では、私がいないところで大阪府に責任があるような議論が行われている。欠席裁判で人のことをけなすべきではない。それならば私を呼んでほしい。証人喚問で話をした方が早い」と述べ、国会の証人喚問に応じる考えを示しました。

さらに、松井知事は、府議会で、いわゆる「百条委員会」の設置に向けた動きが出ていることについては、「国の役人も出てきてくださいということになる」と述べました。

◆昭恵氏と籠池氏の妻 メールやり取り公表

(3月24日 12時24分   NHKニュース)

大阪・豊中市の国有地が学校法人「森友学園」に鑑定価格より低く売却されたことをめぐり、自民党の西田昌司参議院議員は、安倍総理大臣の夫人の昭恵氏と森友学園の籠池理事長の妻とのメールのやり取りを公表しました。

今月16日分として昭恵氏が「100万円の記憶がないのですが」と送り、籠池氏が、おととし、昭恵氏から受け取ったとしている100万円の寄付金をめぐるやり取りと見られます。

自民党の西田昌司参議院議員は、安倍総理大臣の夫人の昭恵氏から入手したメールをもとに、「昭恵夫人と籠池夫人とのショートメールのやりとり」として、去年6月から今月中旬までの内容を記したものを公表しました。

それによりますと、大阪・豊中市の国有地が学校法人「森友学園」に鑑定価格より低く売却されたことが国会で取り上げられた先月中旬に、昭恵氏は、「この度のことはどうなっているのか、ご説明もなく、マスコミから追いかけられて戸惑っております」としています。

これに対して、籠池氏の妻は、「お電話をおかけしてはご迷惑になりますでしょうか」などとしたうえで、翌日には「いたらないことばかりで大変申し訳ございません」などとしています。

その後、先月24日に安倍総理大臣が衆議院予算委員会で籠池氏のことを「しつこい」などと答弁し、その翌日に、籠池氏の妻が、「今国会のテープをきかせていただきました。※ひつこいとは安倍総理には失望しました。主人は悪者ですね」としています。

これに対して、昭恵氏は、「人の受け取り方はそれぞれですね。籠池先生のお役割もわかったような気がします。お辛いでしょうが、頑張って下さい。ありがとうございます」と返信し、籠池氏の妻は、その翌日に、「あきえさん辛くなんかありません。安倍総理を信頼していた主人は国会でしつこい方なんかいわれても動じない」などと返しています。

さらに、先月28日に、昭恵氏が、「私は講演の謝礼を頂いた記憶がなく、いただいていたのなら教えて頂けますでしょうか」、「籠池園長の熱意は信じています。本当に記憶から飛んでしまって、他の講演等は全て振込みか、銀行に入れて税理士事務所に管理してもらっているのですみません」などとしています。

そして、今月8日に、籠池氏の妻が、建設を進めていた小学校の認可をめぐって、「土を運ぶ費用等認可をいただくには3※奥5000万足りません。あきえさんも協力して下さい」などと送り、昭恵氏は、「祈ります」と返信しています。

籠池氏が野党4党と自宅で面会した先週16日分として、籠池氏の妻が、「大事な民衆をきりすてるのは許せない。国会にでます」などと送っています。

これに対して、昭恵氏は、「私もどうしていいかわかりません。神様はどこに導こうとしているのか。とにかく祈っています」などとしたうえで、「100万円の記憶がないのですが」と送り、籠池氏がおととし昭恵氏から受け取ったとしている100万円の寄付金をめぐるやり取りと見られます。

自民党は、こうした西田氏の資料を24日の参議院予算委員会で配布したいと理事会で提案しましたが、民進党は、「恣意的に作成されていないことが確認できない」などとして受け入れられないという考えを示し、委員会では配布されませんでした。
(※「ひつこい」「奥」は原文のまま)

◆松井知事 証人喚問に応じる考え


(03月24日 12時04分   NHK関西ニュース

大阪府の松井知事は記者団に対し、大阪の学校法人「森友学園」をめぐる一連の問題をめぐって、国会の証人喚問に応じる考えを示しました。

大阪の学校法人「森友学園」をめぐる一連の問題をめぐっては、23日、衆参両院の予算委員会で、森友学園の籠池理事長の証人喚問が行われました。

これについて、大阪府の松井知事は記者団に対し、国会での証人喚問で、籠池氏から名指しで批判されたことについて、「会ったこともしゃべったこともない人に、あれだけ当たるというのは、逆恨みだと思う。ちょっと痛々しいというか、かわいそうな気持ちだ」と述べました。

また、松井知事は、民進党や共産党など野党4党の国会対策委員長が会談し、松井知事らの証人喚問を求めていくことで一致したことについて、「国会では、私がいないところで大阪府に責任があるような議論が行われている。欠席裁判で人のことをけなすべきではない。それならば私を呼んでほしい。

証人喚問で話をした方が早い」と述べ、国会の証人喚問に応じる考えを示しました。

◆首相が答弁「私も妻も事務所も関与していない」

(2017年03月24日 11時39分  読売新聞)

 安倍首相は24日午前の参院予算委員会で、学校法人「森友学園」(大阪市)の問題をめぐり、首相自身と昭恵夫人が国有地の売却や小学校の設置認可に関与していないことを改めて説明した。

 売却交渉当時の財務省幹部2人が参考人として出席し、政治的な関与や配慮はなかったことを明言した。首相は疑惑を解消したい考えだが、民進党は首相夫人付の政府職員の関与などを焦点に追及を強める構えだ。

 首相は答弁で「国有地売却や学校認可に私も妻も事務所も関与していない」と述べ、学園の理事長退任を表明した籠池かごいけ泰典氏が23日の証人喚問で行った発言内容を否定した。

 籠池氏は証人喚問で、国有地の借地契約について昭恵氏に相談し、当時の首相夫人付の政府職員、谷査恵子氏が財務省に問い合わせた結果をファクスで受け取ったと述べた。これに対し、首相は、昭恵氏は籠池氏から具体的な相談内容を聞いていなかったと説明したうえで、「籠池氏の奥さんから手紙で問い合わせがあり、(谷氏が)事務的な問い合わせをした。制度上、法律上どうなっているかの問い合わせであり、働きかけ、不当な圧力ではない」と反論した。

 野党は、谷氏の対応によって政治的配慮が働いたかどうかを焦点に追及した。民進党の福山哲郎氏は、谷氏が籠池氏側からの相談を受けて財務省に問い合わせた行為について、「公務としてやったのか」とただした。政府は昭恵氏を「私人」と位置づけており、土生栄二内閣審議官は「厳密に言えば公務ではない」と述べた。

 籠池氏は、昭恵氏から100万円の寄付を受け、昭恵氏には10万円の講演料を渡したと主張している。首相は、昭恵氏と籠池氏の妻とのメールのやり取りに触れ、「籠池夫人からは、10万円を払ったという話はないし、100万円についてもない。メールを見てもらえればよく分かる」と指摘し、「事実と反することが述べられたことは誠に遺憾だ」とも語った。

 売却交渉当時に財務省理財局長だった迫田英典国税庁長官は、「当時、(問題の国有地について)報告を受けたことはない。局長まで報告、相談がされる案件は極めて限定的で、政治的な配慮をするべくもなかった。政治家、秘書からの問い合わせなどは一切ない」と証言した。近畿財務局長だった武内良樹財務省国際局長も、「政治家、秘書から問い合わせなどは一切なく、政治的な配慮は一切していない」と述べた。

◆8億円安の理由など聴取へ…国税庁長官ら招致

(2017年03月24日 06時40分  読売新聞)

 参院予算委員会は23日の理事会で、森友学園に大阪府豊中市の国有地を売却した当時、財務省理財局長だった迫田英典国税庁長官、近畿財務局長だった武内良樹財務省国際局長の2人に対し、24日の集中審議に参考人として出席を求めることを決めた。

 籠池氏の証人喚問を受け、野党側が求めていた5人のうち2人の招致に与党側が応じた。

 国有地を同学園に貸した経緯や、その後、鑑定評価額より約8億円安く売却した理由などを聞く方針だ。

 迫田氏は取材に対し「国会の求めに応じ、誠実に対応する」と述べた。

◆籠池氏の証人喚問受け 与野党対立激化も

(3月24日 4時28分   NHKニュース)

大阪・豊中市の国有地が、学校法人森友学園に鑑定価格より低く売却されたことをめぐって、国会では23日、学園の籠池理事長の証人喚問が行われました。

与党側はひと区切りがついたとして、早期に事態の収束を図りたい考えなのに対し、民進党などは証言を踏まえて追及を強める方針で、与野党の対立が激しくなることも予想されます。

国会では23日、衆参両院の予算委員会で、森友学園の籠池理事長の証人喚問が行われました。籠池氏は、安倍総理大臣の夫人の昭恵氏から、おととし、100万円の寄付金を受け取ったことを鮮明に覚えているとしたほか、豊中市の国有地をめぐって、昭恵氏の助けを得ようと留守番電話にメッセージを残した結果、昭恵氏付きの職員からファックスで回答を得たなどと証言しました。

これに対し、菅官房長官は記者会見で「安倍総理大臣は、自分で寄付しておらず、昭恵夫人個人としても寄付は行っていないと承知している」と述べたほか、ファックスは、籠池氏側から書面を送られた職員が、要望に沿えないとする回答をしたものだと説明し、いずれの証言も否定しました。

昭恵氏も23日夜、フェイスブックにコメントし、「100万円の寄付金をお渡ししたことも、講演料を頂いたこともありません」としたうえで、昭恵氏と2人きりになった際に寄付金を受け取ったとする籠池氏の証言について、「私は、講演などの際に、秘書に席を外してほしいというようなことは言いませんし、そのようなことは行いません。この日も、そのようなことを行っていない旨、秘書2名にも確認しました」と否定しました。また、ファックスについても、「お断りの回答をする内容であったと記憶しています。内容について、私は関知しておりません」としています。

与党内からは、籠池氏は、小学校建設の金額が異なる3通の契約書について、刑事訴追を受ける可能性があるとして繰り返し答弁を拒否するなど、証言は信憑性に欠けるという指摘が出ています。また、自民党の竹下国会対策委員長が、記者会見で「新たな問題点は全く出てこず、ひと区切りがついた」と述べるなど、与党側は早期に事態の収束を図りたい考えです。

これに対し、民進党の蓮舫代表が「昭恵氏が介在して、口利きや斡旋が行われたおそれが浮かび上がった。双方向で確認する意味でも、昭恵氏には、同じ条件で話してほしい」と述べるなど、民進党や共産党などは昭恵氏の証人喚問を求めていく方針です。

また、24日の参議院予算委員会の集中審議に、国有地の売却交渉が行われていた時、財務省理財局長を務めていた迫田・国税庁長官らが参考人として出席することから、政治家の関与や、役所によるそんたくがなかったのか、籠池氏の証言とも突き合わせながら追及を強めることにしていて、与野党の対立が激しくなることも予想されます。

◆森友学園問題「百条委」提案へ

(03月24日 05時55分  NHK関西ニュース)

学校法人「森友学園」をめぐる一連の問題について、自民党大阪府議団は、さらなる真相究明が必要だとして法律に基づく調査権を持つ「百条委員会」の設置を24日、府議会に提案することにしていて、各会派の対応が焦点となります。

森友学園をめぐる一連の問題については、23日、国会で籠池理事長の証人喚問が行われたほか、大阪府議会では、森友学園が開校を計画していた小学校について認可すべきかを議論していた府私学審議会の梶田会長の参考人招致が行われました。

こうした中、府議会第2会派の自民党は、23日の質疑では不十分で、森友学園の籠池理事長や財務省近畿財務局の担当者を呼んでさらなる真相究明を行う必要があるとして、24日、府議会に百条委員会の設置を提案することにしています。

設置には、本会議で議長を除く出席議員の過半数が賛成することが必要で、第1会派の大阪維新の会と第3会派の公明党の対応が焦点となります。

百条委員会は、議会の調査権を定めた地方自治法の100条に基づいて設置されるもので、関係者の証人喚問を行うことができ、うその証言をすると禁錮などの刑事罰が科せられます。