2017年07月25日

◆民進蓮舫代表が答弁の矛盾追及

〜安倍首相「答弁混同はおわび」〜

(7月25日 12時18分   NHKニュース)

参議院予算委員会の閉会中審査が開かれ、民進党の蓮舫代表は、加計学園が獣医学部の新設を申請していることを知ったのは、ことし1月20日だったとする安倍総理大臣の答弁は、これまでの国会答弁と矛盾していると追及しました。これに対して、安倍総理大臣は、答弁に混同があったことはおわびするとしたうえで、今治市での事業者が加計学園だという報告は受けていなかったと改めて説明しました。

午前中は、安倍総理大臣が24日の衆議院予算委員会の閉会中審査で、学校法人、加計学園が獣医学部の新設を申請していることを知ったのは、新設が決定した、ことし1月20日だったと答弁したことをめぐって質問が相次ぎました。


理事長との間で「獣医学部」「今治」の話ない

自民党の青山繁晴参議院議員は「関係者の証言をたどると、加計理事長とは政治家の利害に関わる話はしない習慣になっていて、獣医学部の話があることは知っていたが、加計学園が申請していることは知らなかったということだ。この経緯で正しいのか」と質問しました。

これに対し、安倍総理大臣は「2年前の11月から、私が議長を務める国家戦略特区諮問会議で、今治市が獣医学部新設を提案していることを知った。しかし、事業主体が誰かという点について説明はなく、加計学園の計画は承知していなかった。最終的には加計学園から応募があり、1月20日に諮問会議で認定することになるが、その際、初めて承知したところだ」と説明しました。

そのうえで、安倍総理大臣は「私と加計理事長との間で、立場を利用して何かを成し遂げようとしたことは、ただの一度もなく、『獣医学部を作りたい』とか、『今治市に』という話は一切なかった。まさに、そういう関係であるからこそ、お互いに長いつきあいをすることができた」と述べました。


混同があったことはおわび

民進党の蓮舫代表は「安倍総理大臣は先月の参議院予算委員会で、『構造改革特区で申請されたことは知っていた』などと、全部知っていたと答弁している。1月20日ではないのではないか。記憶を呼び戻してほしい」と追及しました。

これに対し、安倍総理大臣は「厳密さに欠いていたが、申請を決定する段階で、諮問会議の議長として加計学園の計画を承知したということだ。加計学園と今治市とで、少し混同があったことは、おわびしなければならないが、今、私が答弁したことが事実だ」と述べました。

さらに蓮舫代表は「口調だけ丁寧にするのはやめてほしい。国民が疑惑を持っているのは、記録がなくなり、記憶がなくなり、政権側にいる人は、みんな口をつぐみ、政権外の人が証言をしたら個人攻撃し、言ったことは言っていないと上書きするからだ」と迫りました。

これに対し、安倍総理大臣は「私の友人に関わることなので、国民が疑惑の目を向けるのはもっともであり、国民目線に立って、事実に基づいて丁寧な上にも丁寧に説明しなければならないと考えている」と述べました。


加計理事長の学校のこと早くという趣旨と理解

一方、参考人として出席した、文部科学省の前川前事務次官は、学部新設が「加計ありき」で進められてきたとするみずからの主張をめぐって、「思い込みであり、自身の印象を根拠に発言しているのではないか」と問われたのに対し、「和泉総理大臣補佐官に呼ばれた際に、『総理は自分の口から言えないから私が言っている』という話があったが、一般的に規制改革をスピード感を持って進めろという趣旨であれば、このようなせりふは出てこない。親友である加計孝太郎理事長の学校のことを早くしなさいという趣旨であると明確に理解した」と述べました。


加計の「か」の字も聞いたことはない

このほか、愛媛県の加戸前知事は「平成13年の『えひめ丸』事故の時、安倍総理大臣が官房副長官として危機管理を担当され、それ以来、安倍総理大臣との何十回にわたる、さまざまな会合を通じて、加計の『か』の字も聞いたことはないし、私自身も申し上げたことはない」と述べました。

さらに加戸氏は獣医学部新設について、「今治市民、愛媛県民が夢と希望と未来を託してチャレンジしてきた。悲願10年の手前で『白紙に戻せ』という議論が出て、あと10年待たされることは、日本国家として恥だ」と述べました。

◆獣医学部新設問題 きょう参院予算委で審議

(7月25日 5時07分   NHKニュース)

学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐって、25日は参議院で予算委員会の閉会中審査が開かれます。与党側は、政府側に丁寧な説明を促し、疑念の払拭(ふしょく)を図りたい考えなのに対し、野党側は、参考人の答弁の食い違いを25日も追及するなど、攻勢を一層強める方針です。

国家戦略特区での学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐって、国会では24日、衆議院予算委員会の閉会中審査が開かれました。この中で、安倍総理大臣は「国民から疑念の目が向けられることはもっともで私の今までの答弁では、足らざる点があった」と述べました。

また、民進党が「加計学園」による獣医学部新設の申請を知った時期をただしたのに対し、安倍総理大臣は、ことし1月になってから知ったとしたうえで、加計孝太郎理事長から、便宜を図るよう頼まれたことはないと強調しました。

さらに、共産党が「国民の最大の疑念は、加計ありきで、そこに安倍総理の意向が働いたのではないか」などと指摘しました。

一方、国家戦略特区諮問会議で民間議員を務める大阪大学の八田達夫名誉教授が、「安倍総理から、特定の事業者を優遇して欲しいという意向が示されたことは一切ない」と述べたほか、愛媛県の加戸・前知事は「国家戦略特区法でやっと指定されて喜んでいたところ、このような騒ぎになり、大変心を痛めている」と述べました。

25日は参議院で予算委員会の閉会中審査が開かれ、与党側は、自民党の竹下国会対策委員長が「安倍総理大臣は、態度も含め、非常に丁寧に説明している」と述べるなど、引き続き、政府側に丁寧な説明を促し、疑念の払拭(ふっしょく)を図りたい考えです。

これに対し、民進党の野田幹事長は「疑惑を吹き飛ばす反論が、ほとんど記憶で、疑惑が晴れたという状況では決してない」と指摘しました。野党側は、文部科学省の前川・前事務次官が「和泉総理大臣補佐官から、『総理は自分の口から言えないから、代わって私が言う』と言われた」と主張していることについて、24日、参考人として出席した前川、和泉両氏の答弁に食い違いがあるとして、25日も追及するほか、2人の証人喚問を与党側に求めることにしています。

さらに、PKO部隊の日報問題をめぐっても、防衛省の特別防衛監察の結果がまとまり次第、衆議院の予算委員会や安全保障委員会で審議を行うよう要求するなど、攻勢を一層強める方針です。

◆10年で自殺率3割減目指す

〜政府対策大綱「非常事態続く」〜

<2017/7/25 09:03   共同通信>

 政府は25日、国の自殺対策の指針となる新たな自殺総合対策大綱を閣議決定した。自殺者は減少傾向にあるものの「非常事態はまだ続いている」と指摘し、自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)を今後10年で30%以上減らすとの数値目標を掲げた。

 大綱の見直しは5年ぶり。2007年の初の大綱では「10年で20%減」という目標を掲げ、達成しているが、新大綱ではさらにハードルを上げた。自殺対策を、生きることの阻害要因を取り除いていくことと定義し、長時間労働の解消や産後うつのケア、性的マイノリティーに対する周囲の理解促進など、多様な対策を打ち出した。

◆獣医学部新設問題 きょうは参院予算委で閉会中審議

(7月25日 5時07分    NHKニュース)

学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐって、25日は参議院で予算委員会の閉会中審査が開かれます。与党側は、政府側に丁寧な説明を促し、疑念の払拭(ふしょく)を図りたい考えなのに対し、野党側は、参考人の答弁の食い違いを25日も追及するなど、攻勢を一層強める方針です。

国家戦略特区での学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐって、国会では24日、衆議院予算委員会の閉会中審査が開かれました。この中で、安倍総理大臣は「国民から疑念の目が向けられることはもっともで私の今までの答弁では、足らざる点があった」と述べました。

また、民進党が「加計学園」による獣医学部新設の申請を知った時期をただしたのに対し、安倍総理大臣は、ことし1月になってから知ったとしたうえで、加計孝太郎理事長から、便宜を図るよう頼まれたことはないと強調しました。

さらに、共産党が「国民の最大の疑念は、加計ありきで、そこに安倍総理の意向が働いたのではないか」などと指摘しました。

一方、国家戦略特区諮問会議で民間議員を務める大阪大学の八田達夫名誉教授が、「安倍総理から、特定の事業者を優遇して欲しいという意向が示されたことは一切ない」と述べたほか、愛媛県の加戸・前知事は「国家戦略特区法でやっと指定されて喜んでいたところ、このような騒ぎになり、大変心を痛めている」と述べました。

25日は参議院で予算委員会の閉会中審査が開かれ、与党側は、自民党の竹下国会対策委員長が「安倍総理大臣は、態度も含め、非常に丁寧に説明している」と述べるなど、引き続き、政府側に丁寧な説明を促し、疑念の払拭(ふっしょく)を図りたい考えです。

これに対し、民進党の野田幹事長は「疑惑を吹き飛ばす反論が、ほとんど記憶で、疑惑が晴れたという状況では決してない」と指摘しました。野党側は、文部科学省の前川・前事務次官が「和泉総理大臣補佐官から、『総理は自分の口から言えないから、代わって私が言う』と言われた」と主張していることについて、24日、参考人として出席した前川、和泉両氏の答弁に食い違いがあるとして、25日も追及するほか、2人の証人喚問を与党側に求めることにしています。

さらに、PKO部隊の日報問題をめぐっても、防衛省の特別防衛監察の結果がまとまり次第、衆議院の予算委員会や安全保障委員会で審議を行うよう要求するなど、攻勢を一層強める方針です。

◆「隠蔽了承することない」稲田防衛相、関与否定

(2017年07月24日 23時07分  読売新聞)

 稲田防衛相は24日の衆院予算委員会の閉会中審査で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報を、陸自が「廃棄した」としながら保管していた問題について、「報告を受け(ていれば)、隠蔽いんぺいを了承することはない」と述べ、自身の関与を改めて否定した。

 野党は安倍首相に稲田氏の罷免ひめんを求めたが、首相は拒否した。

 稲田氏は、2月15日に岡部俊哉陸上幕僚長らと断続的に協議したことは認めたが、「一貫して日報を公表すべきだという立場で指示し、(統合幕僚監部に保管されていた日報を)公表した。私の政治姿勢と逆の隠蔽や非公表を了承することはない」と強調した。問題の経緯を調べている防衛監察本部の特別防衛監察に対し、陸自は「隊員個人が収集した日報のデータが保管されていた事実を、2月15日に大臣に報告した」と説明しており、双方の言い分は食い違っている。

◆崩れた「加計ありき」 揺れる前川前次官証言

〜論拠示せず 加戸守行前愛媛県知事は「濡れ衣晴らす」〜

(2017.7.24 21:43更新    産經新聞)

 衆院予算委員会の24日の閉会中審査で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐり、加戸守行前愛媛県知事と前川喜平前文部科学事務次官が再び参考人として答弁した。手続きの正当性を重ねて訴えた加戸氏に対し、前川氏は首相官邸や内閣府から「加計学園」と名指しで指示を受けていないと明らかにし、「加計ありき」の論拠が崩れた。(沢田大典)

 「安倍晋三首相にかけられた、あらぬぬれぎぬを晴らす役に立ちたい」
 加戸氏は予算委で自民党の小野寺五典元防衛相に対し、こう語った。一連の批判を「ぬれぎぬ」と豪語するのは10年にわたり誘致に尽力した自負があるからだ。家畜伝染病などに悩まされた加戸氏は愛媛県今治市と平成19年から15回、構造改革特区での獣医学部新設を申請し、はね返されてきた。

 加戸氏は「他の大学にも当たったが、反応がない。今治にとって黒い猫でも白い猫でも獣医学部を作ってくれるのが一番よい猫だ」と訴えた。社会主義の中国に市場経済を導入するとの矛盾した改革を断行した最高実力者、●(=登におおざと)小平氏の「ネズミを捕る猫が良い猫だ」との言葉を引用し、加計学園と組んだのは合理的な判断だったと主張したのだ。

一方、前川氏は答弁が揺れた。28年9月9日に面会した和泉洋人首相補佐官が「首相は自分の口から言えないから、代わって私が言う」と述べた上で、獣医学部新設の検討を加速させるよう指示され、それを根拠に「加計学園のことだと確信した」と明言した。

 前川氏は「首相と加計学園理事長が友人だと認識していた。加計学園が今治で獣医学部を作りたいという希望を持っていると知っていた」などと説明した。しかし和泉氏は「加計学園には一切触れていない」と断言し、前川氏も否定しなかった。与党議員からは「思い込みだ」とヤジが飛び、普段は冷静沈着な前川氏の表情がこわばった。

 前川氏は「面会の時点で獣医学部を作る意向を持っていたのは加計学園だけだった」とも述べたが、京都府と京都産業大は28年3月に政府に獣医学部新設を提案している。ここを詰められた前川氏は「京産大の具体化した計画を承知していなかった」と釈明した。

 和泉氏と同年10月17日に面会した際、前川氏は「強力なライバルである京産大が具体的な構想を持っている状況を踏まえ検討中と答えた」と語り、一転して京産大の存在を獣医学部新設に抵抗した理由に挙げた。
前川氏は松野博一文科相や担当の高等教育局長に相談していないことも明らかにした。前川氏が和泉氏の発言を「加計ありき」と曲解してスタンドプレーに走ったのが実情ではないか。

 閉会中審査を求めていた民進党は「首相と加計学園理事長の食事代はどちらが払うのか」(大串博志政調会長)と政権のイメージダウンを狙った質問も目立った。最後に質問に立った日本維新の会の浦野靖人氏は、こう嘆いた。

 「いつまでも続けても仕方ない…」

2017年07月24日

◆首相 獣医学部新設で疑念持たれ反省

〜意思決定の透明化を〜

(7月24日 18時21分   NHKニュース)

安倍総理大臣は衆議院予算委員会の閉会中審査で、国家戦略特区での獣医学部新設は、内閣府や文部科学省などが合意して決定したものだと重ねて強調したうえで、関係省庁のやり取りをめぐる主張が食い違い、疑念を持たれたことを反省し、政府内の意思決定のプロセスの透明化を進める考えを示しました。

衆議院予算委員会は国家戦略特区での学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐり、24日、閉会中審査となる集中審議を行いました。

午後の質疑で、共産党の宮本徹衆議院議員は「平成30年4月の開設という条件が出されたとたんに、京都産業大学は断念に追い込まれることになった。パブリックコメントでも『加計学園以外は間に合わない』という意見が寄せられていたのに、文字どおり『加計ありき』だ」とただしました。

これに対し、安倍総理大臣は「私が指示や働きかけを行ったことはないが、岩盤規制改革を全体としてスピード感を持って行うよう常々指示しており、山本地方創生担当大臣が松野文部科学大臣と合意の上で条件を作った。なお、京都産業大学も先般の記者会見で『京都産業大学外しとは考えていない』、『納得できない部分は特にない』と述べていると承知している」と述べました。

また、山本地方創生担当大臣は、新たな獣医学部を平成30年4月に開設することについてのパブリックコメントではさまざまな意見が寄せられたものの、最終的に公募を経て決めたもので、「加計学園ありき」ではないと説明しました。

日本維新の会の浦野靖人衆議院議員は「法的な問題は無かったとしても、行政への疑念はいまだに払拭(ふっしょく)されていない。安倍総理大臣自身が信頼を失うと憲法改正などへの信頼性も下がってしまうと危惧している。誰もが疑念を持たないような仕組みづくりをしてもらいたい」と指摘しました。

これに対し、安倍総理大臣は「国家戦略特区は、民間人の入った諮問会議の議論などオープンで適切な仕組みだ。ただ、省庁間の交渉は第三者を交えずに行っており、議事録も正確に取っていない中で、省と省の主張が食い違って大きな疑念を持たれたことは反省しなければならない」と述べました。

そのうえで、安倍総理大臣は「獣医学部の新設についても、私の友人が関わっていて疑惑の目が向けられる点も踏まえ、何ができるかを考えなければならない」と述べ、行政文書の取り扱いなど、政府内の意思決定のプロセスの透明化を進める考えを示しました。

また、安倍総理大臣は、加計学園の獣医学部新設をいったん白紙に戻すべきだと指摘されたのに対し、「白紙にすることは考えていないが、国民の疑念を晴らしていくうえにおいて何ができるかということは、真剣に考えていきたい」と述べました。

一方、安倍総理大臣は、「加計学園」が獣医学部の新設を申請していることを知ったのは、ことし1月20日だとしたみずからの答弁をめぐって、「加計理事長が『特区で獣医学部をつくりたい』という意図を持っていたことも知らなかったということか」と問われ、「そのとおりだ」と述べました。

さらに、「虚偽答弁であれば責任をとって辞任するか」と追及されたのに対し、「常に総理大臣として責任を持って答弁しており、事実に基づいて正直に話している。ただ、先に、軽々に職を辞すかどうか言及すべきではないという批判を受けた」と述べました。

このほか、安倍総理大臣は、各種の世論調査で内閣支持率が下落していることについて、「国民の声であると真摯(しんし)に受け止めたい。獣医学部の新設の問題などについての私の説明の姿勢にご批判もあるのだろうと考えており、率直にそれは認めなければならない」と述べました。


野党が前川前次官と和泉総理補佐官の証人喚問求める

衆議院予算委員会の終了後に開かれた理事会で、野党側は24日の質疑では、文部科学省の前川前事務次官と和泉総理大臣補佐官の答弁に食い違いがあったとして、2人を証人喚問するよう要求しました。

また野党側は、南スーダンのPKO部隊の日報問題をめぐって防衛省の特別防衛監察の結果がまとまりしだい、集中審議を行うよう求めました。


菅官房長官「総理は『丁寧に』を胸に説明」

菅官房長官は午後の記者会見で、記者団が「『行政がゆがめられたか』などの国民の疑念に十分に説明ができたと考えているか」と質問したのに対し、「きょうの質問で、参考人もしっかり出席する中でそうした議論ができたと思っている」と述べました。

また菅官房長官は、記者団が「安倍総理大臣の答弁はこれまでよりも低姿勢な印象を受けたが、どのように見ていたか」と質問したのに対し、「総理自身は冒頭、『答弁を丁寧に、そして国民目線に立って説明する努力を重ねなくてはならない』と申し上げており、その思いを胸に深く刻みながら丁寧に説明をされたんだと思う」と述べました。


自民 竹下氏「説明責任を十分に果たした」

自民党の竹下国会対策委員長は記者団に対し、「安倍総理大臣が指示したという人も、指示を受けたという人も1人もいなかったことが明らかになった。安倍総理大臣は、態度も含め非常に丁寧に説明しており、説明責任を十分に果たした」と述べました。

また竹下氏は、野党側が文部科学省の前川前事務次官と和泉総理大臣補佐官の証人喚問を求めていることについて、「理屈のある話ならば話し合いに応じるが、理屈の無い話は応じる気はない」と述べました。


民進 野田幹事長「疑惑が深まっている」

民進党の野田幹事長は記者会見で、「安倍総理大臣が、『加計学園が獣医学部の新設を申請していることを知ったのは、ことしの1月20日だ』と言ったことは、にわかに信じることができない。疑惑を吹き飛ばすための反論がほとんど記憶で、残念ながら疑惑が晴れたという状況では決してなく、疑惑が深まっていると思わざるをえない。説明に納得できたという人は、ほとんどいないのではないか」と述べました。


共産 小池氏「口調だけ丁寧」

共産党の小池書記局長は記者会見で、「安倍総理大臣は口調だけ丁寧で、内容は今までと何ら変わらず、国民への説明責任を果たしたことにはならない。『加計ありき』のものを『加計ありきではない』とするため、事実と異なるものを積み重ね、国民から不信感を持たれている。言い分が全く食い違う前川氏と和泉氏の証人喚問を行うとともに、いよいよ臨時国会の開会が必要になってくる」と述べました。


維新 遠藤氏「疑念は払拭されたとは言えず」

日本維新の会の遠藤国会対策委員長は記者会見で、「安倍総理大臣は、丁寧に、真摯(しんし)に対応していた感じだったが、『言った、言わない』の水掛け論に終始し、国民の疑念は払拭(ふっしょく)されたとは言えない。政府は、今後の国会審議で、もっと情報を開示すべきで、並行して、医療や介護など国民生活に身近な分野の岩盤規制を突破するための議論も行っていくべきだ」と述べました。

◆首相、加計側への便宜否定

〜「疑念もっとも」と釈明〜

<2017/7/24 13:09   共同通信>

 安倍晋三首相は24日、衆院予算委員会の閉会中審査で、友人が理事長を務める学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画に関し、加計側から働き掛けや依頼はなかったと説明し、自身も便宜を図ったことはないと強調した。同時に「疑念の目が向けられるのはもっともだ」と釈明し、これまでの国会答弁は不十分だったとの認識を示した。学部新設を巡る首相官邸の関与の有無については、参考人の前川喜平前文部科学事務次官と和泉洋人首相補佐官の主張が真っ向から対立した。

 首相は、加計側に便宜を図るよう指示したことがあるか問われ「全くない」と否定した。

◆首相「国民の疑念もっとも」便宜頼まれたことない

(7月24日 12時28分   NHKニュース)

安倍総理大臣は衆議院予算委員会の閉会中審査で、国家戦略特区での獣医学部新設をめぐり、国民の疑念はもっともで、これまではその観点が欠けていたとして、今後も丁寧な説明に努める考えを示しました。
一方、安倍総理大臣は学校法人「加計学園」が獣医学部の新設を申請していることを知ったのは、ことし1月になってからだとしたうえで、加計理事長から便宜を図るよう頼まれたことはないと強調しました。

衆議院予算委員会は、国家戦略特区での学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐり24日、閉会中審査となる集中審議を行っています。

この中で自民党の小野寺元防衛大臣は「国民が大きな疑念を持って安倍政権を見つめている。獣医学部をつくる過程に政治的な圧力があり、安倍総理大臣の意向で公正な行政がゆがめられたという疑惑がいまだに消えないからだ。1度でも加計学園に便宜を図るように指示したことはあるのか」とただしました。

これに対して安倍総理大臣は「『李下に冠を正さず』という言葉があり、私の友人が関わることであり、国民から疑念の目が向けられることはもっともなことだ。私の今までの答弁ではその観点が欠けており、足らざる点があったことは率直に認めなければならない。常に国民目線に立ち、丁寧な上にも丁寧に説明を重ねる努力を続けていきたい」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は「私は国家戦略特区諮問会議の議長として、岩盤規制改革を全体としてスピード感を持って進めていくよう常々指示してきたが、個別の案件について私が指示をすることは全く無く、一度もそうした個別の案件についての指示を行ったことはない。一点の曇りもない」と述べました。

これに関連して、山本地方創生担当大臣と松野文部科学大臣、それに、萩生田官房副長官は、いずれも獣医学部新設の新設をめぐり安倍総理大臣から個別に指示されたことはないと答弁しました。
また、内閣府の藤原前審議官は「文部科学省に『官邸の最高レベル』や『総理のご意向』と伝えたことはない。仮に私の発言が私の趣旨と異なる受け止めを文部科学省に与えたとすれば残念だ」と述べました。

民進党の大串政務調査会長は「疑念を持たれているのは加計学園が安倍総理大臣と特別な関係にあったのではないかということだ。食事やゴルフで接触しているのに一度も加計理事長が獣医学部新設を願い出たことが話題にならなかったのか。加計学園が獣医学部の新設を目指していることを知った時期はいつか」とただしました。

これに対して安倍総理大臣は、「加計氏とは政治家になるずっと前からの友人関係だが、彼が私の地位や立場を利用して何かを成し遂げようとしたことは一度もない。『時代のニーズに合わせて新しい学部や学科の新設に挑戦していきたい』という趣旨の話は聞いたことがあるが、『獣医学部をつくりたい』、さらには『今治市に』といった話は一切無かった」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は、「加計学園」が獣医学部の新設を申請していることを知った時期について、「ことしの1月20日に加計学園の申請が正式に決定した国家戦略特区諮問会議で私が知るところに至った」と述べました。

また、参考人として出席した文部科学省の前川前事務次官は「去年9月9日と記憶しているが、和泉総理大臣補佐官から『総理は自分の口から言えないから代わって私が言う』と言われた。安倍総理大臣と加計理事長とが友人であることは認識しており、これは加計学園のことだと確信した」と主張しました。これに対し、和泉総理大臣補佐官は「前川氏と何度か会い、『事務次官としてしっかりフォローしてほしい』、『スピード感を持つことは大事だ』と申し上げたかもしれないが、『総理は自分の口では言えないから私が代わりに言う』という極端な話をした記憶は全く無いし、言っていない」と反論しました。

さらに、愛媛県の加戸前知事は「鳥インフルエンザなどの問題が続き、『愛媛県に獣医学部がほしい』と思い、県議会議員と加計学園の事務局長がたまたま友達でつながった話だ。文部科学省はけんもほろろで絶望的な思いの時に国家戦略特区法でやっと指定されて喜んでいたところ、このような騒ぎになり大変心を痛めている」と述べました。


官房長官 「できるかぎり丁寧な説明」

菅官房長官は午前の記者会見で「十分な時間をとって審議を行うだけでなく、答弁者も、総理だけでなく和泉総理大臣補佐官など獣医学部新設の議論にかかわる政府側への質疑通告にはすべて応じている。この獣医学部新設についての議論が十分に行われることを期待したい」と述べました。

また菅官房長官は、記者団が疑念を払拭(ふっしょく)できると考えるか質問したのに対し「閉会中審査は1日だけでなく、衆参両院で2日間にわたって行われる。できるかぎり丁寧に説明させていただきたい」と述べました。

◆安倍首相 稲田防衛相を罷免する考えは無い

(7月24日 12時06分    NHKニュース)

安倍総理大臣は、衆議院予算委員会の閉会中審査で、破棄したとされたPKO部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた問題について、稲田防衛大臣が主導して徹底的な調査を行い再発防止を図る必要があるとして、稲田大臣を罷免する考えは無いと強調しました。

この中で、民進党の大串政務調査会長は破棄したとされたPKO部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた問題をめぐり、「大問題だ。稲田防衛大臣が防衛省をグリップしていないことのあらわれで、即刻罷免すべきだ」とただしました。

これに対して安倍総理大臣は「国民の疑念を解消するため、防衛監察本部で特別防衛監察を行っているところであり、独立性の高い立場から、厳正かつ公正に徹底的な調査を行うことにより、早期に事実関係の全容解明を行い、説明責任を果たしていく」と述べました。

そのうえで安倍総理大臣は「閣僚の任命責任はすべて総理大臣たる私にあり、私自身、真摯(しんし)に受け止めなければならない。稲田大臣には、引き続き日報問題について徹底的な調査を行い、改めるべき点があれば大臣の責任で徹底的に改善し、再発防止を図ることによって、その責任を果たしてもらいたい」と述べ、稲田大臣を罷免する考えは無いと強調しました。