2013年07月22日

◆安倍長期政権へ始動、経済優先

〜自公党首会談〜

安倍首相(自民党総裁)は22日午後、国会内で公明党の山口代表と会談し、今後の政権運営を協議した。

参院選で与党が過半数を大きく上回り、参院で与党が少数の「ねじれ国会」が解消されたことで、首相は長期政権への足がかりを得た。

今後3年間は本格的な国政選は予定されておらず、首相は自らの経済政策「アベノミクス」で景気を安定させた上で、憲法改正などの懸案にも取り組みたい考えだ。

首相は22日午前、自民党本部で開かれた臨時役員会で、「半年以上、この参院選に集中した。ねじれを解消し、安定的な多数を確保できた。問われているのは自民党自身だ。一致結束して結果を出したい」とあいさつ。

菅官房長官は同日午前の記者会見で、今後の最優先課題について「国民の皆さんが景気回復を受け止めることができるよう、全力で取り組みたい」と述べた。

(2013年7月22日14時02分 読売新聞)

◆首相、成長戦略実行へ決意

 〜圧勝受け記者会見〜

安倍晋三首相(自民党総裁)は22日午後、参院選圧勝を受けて党本部で記者会見し「国民が求めているのは、全国津々浦々まで実感できる強い経済を取り戻すことだ。成長戦略の実行なくして成長なしだ」と述べ、秋の臨時国会に向けた決意を表明した。

併せて「衆参両院の多数を生かして国民の負託に応え、政策実行を加速させなければならない」と強調した。

参院選で、憲法改正に前向きな勢力が改憲発議に必要な3分の2に届かなかったことをめぐり「政治は結果だ。腰を落ち着けてじっくり攻めていきたい」と述べた。

<2013/07/22 15:17 【共同通信】>

◆自民大勝で衆参ねじれ解消

〜 民主大敗〜

(7月22日 4時48分   NHKニュース)

21日に投票が行われた参議院選挙で、自民党は、今の選挙制度の下で最も多い65議席を獲得して大勝しました。

自民・公明両党は76議席を獲得し、非改選を含め参議院の「安定多数」を確保して衆参のねじれが3年ぶりに解消されました。

一方、民主党は、結党以来、最も少ない17議席にとどまり、大敗しました。

参議院選挙は、選挙区と比例代表を合わせた121の改選議席がすべて決まりました。

各党の獲得議席です。

▽自民党は選挙区が47議席、比例代表が18議席で、合わせて65議席、▽民主党は選挙区が10議席、比例代表が7議席で、合わせて17議席、▽日本維新の会は選挙区が2議席、比例代表が6議席で、合わせて8議席、▽公明党は選挙区が4議席、比例代表が7議席で、合わせて11議席、

▽みんなの党は選挙区が4議席、比例代表が4議席で、合わせて8議席、▽共産党は選挙区が3議席、比例代表が5議席で、合わせて8議席、▽社民党は比例代表で1議席、▽沖縄社会大衆党は選挙区で1議席、▽無所属は選挙区で2議席でした。

生活の党、みどりの風、新党大地、幸福実現党、緑の党グリーンズジャパンは議席を獲得できませんでした。

自民党は、定員が1の31の選挙区のうち29で議席を獲得したうえ、東京と千葉で2議席を獲得したことなどから、平成13年の参議院選挙の64議席を上回り、今の選挙制度の下で最も多い65議席を獲得し大勝しました。

また、自民・公明両党は、合わせて76議席を獲得しました。

非改選を含めた勢力は135議席で、与党で参議院にある17の常任委員会すべてで委員長を出したうえで、野党側と同じ数の委員を確保できる「安定多数」の129議席を上回り、衆参のねじれが3年ぶりに解消されました。

一方、民主党は、定員が1の選挙区で議席を確保できなったうえに、定員が複数の東京や大阪、埼玉、京都などで日本維新の会やみんなの党、共産党などとの争いに敗れる形で議席を獲得できず、44の改選議席に対し、平成10年の結党以来最も少ない17議席にとどまり大敗しました。

また、参議院選挙に初めて臨んだ日本維新の会は8議席を確保し、みんなの党は改選の3議席を8議席に増やしました。

共産党は、12年ぶりに選挙区で議席を獲得するなど、非改選を合わせて党単独で参議院に法案を提出できる11議席を確保しました。

社民党は、社会党時代を含め、参議院選挙で最も少ない1議席にとどまりました。

生活の党は今回議席を獲得できず、参議院の勢力は2議席となり、みどりの風は参議院で議席を失いました。

NHKのまとめによりますと、今回の参議院選挙の投票率は52.61%で、前回3年前の確定投票率より5.31ポイント低くなっています。


◆参院選 関西の11議席決まる

21日投票が行われた参議院選挙は、関西の6つの選挙区の11の議席がすべて決まり、自民、公明両党は全員が当選したのに対し、民主党は議席を獲得できませんでした。

一方、共産党は、大阪と京都で、15年ぶりに議席を獲得しました。21日投票が行われた参議院選挙の関西2府4県の6選挙区の結果です。

定員が3から4に増えた大阪選挙区は、日本維新の会の東徹氏、自民党の柳本卓治氏、公明党の杉久武氏、共産党の辰巳孝太郎氏の4人の新人が初めて当選しました。滋賀選挙区は、自民党の新人、二之湯武史氏が初当選しました。

定員が2の京都選挙区は、自民党の現職、西田昌司氏が2回目の当選を果たし、共産党の新人倉林明子氏が初当選しました。

同じく定員が2の兵庫選挙区は、自民党の現職、鴻池祥肇氏が4回目の当選を、日本維新の会の新人、清水貴之氏が初めての当選を果たしました。

奈良選挙区では、自民党の新人、堀井巌氏が自民党としては12年ぶりに議席を獲得しました。

和歌山選挙区では自民党の現職、世耕弘成氏が4回目の当選を果たしました。

関西での各党の獲得議席は自民党が6議席、日本維新の会が2議席、公明党が1議席、共産党が2議席でした。

自民、公明両党は全員が当選を果たしたのに対し、民主党は、議席を獲得できませんでした。

共産党は、大阪と京都で、15年ぶりに議席を獲得しました。

(07月22日 05時02分  NHK関西ニュース)

◆参院選:自民29勝2敗 

〜民主は19人全員落選…1人区〜

<毎日新聞 (最終更新 2013年07月22日 05時04分)>


31ある改選数1の選挙区(1人区)では、自民党が29勝2敗で、勝率93.5%と圧勝した。1人区が27だった2001年に小泉純一郎首相(当時)のもとでの25勝(勝率92.5%)を抜き、自民党結党後の1956年参院選以降で、勝率は過去最高となった。

対照的に民主党は1人区に立てた公認候補19人全員が落選し、01年以来12年ぶりに全敗を喫した。

自民党は1人区に現職6人、新人25人が立候補し、岩手と沖縄の2選挙区で落選した。岩手は民主党を離党した無所属現職に、沖縄では諸派の現職に新人候補が敗れた。

注目選挙区の一つだった民主党の岡田克也前副総理の地元・三重では、15年ぶりに自民党が議席を獲得。山梨、滋賀、奈良、岡山、高知でも、2001年以来12年ぶりに議席を獲得した。

自民党の地盤である福井では、参院選での連勝を8に伸ばし、和歌山、山口、鹿児島でも5連勝となった。

一方、民主党は、現職11人を含む公認候補19人に加え、推薦した無所属候補3人も全員が落選した。自由党と合併した03年以降では、公認候補で04年は9議席、安倍晋三首相時に自民党が敗北し衆参「ねじれ」のきっかけとなった07年は17議席、民主党の菅直人首相時に敗北し再び「ねじれ」となった10年でも8議席を獲得しており、議席ゼロは異例の惨敗といえる。

みんなの党は、現職1人(山梨)と新人4人を、日本維新の会は新人2人を擁立したがいずれも落選した。みどりの風は山形、島根の現職2人、生活の党は青森の現職1人の議席を守れなかった。【朝日弘行】

2013年07月21日

◆参院選 各党が声明など発表

(7月21日 5時21分  NHKニュース)

参議院選挙の投票日にあたって、各党は声明などを発表しました。

自民党
自民党は「政権復帰後、僅か半年の間に経済は好転し、明るい兆しが出てきた。各地で経済再生への期待を強く感じると同時に、『まだ景気回復の実感がない』という声もあり、政策を迅速に進めていかなければならない。自民党は今回の選挙を、衆参のねじれを解消し、安定した政治を実現するための戦いと位置づけており、より多くの有権者に賢明な判断をいただけると確信している」としています。

民主党
民主党は「衆参のねじれ解消がもたらすのは、政治の安定ではなく、安倍政権の暴走であり、賃金上昇なき物価高、雇用のさらなる不安定化、医療・介護の負担増など、格差を拡大させる政策の数々だ。暴走に歯止めをかけられるのは民主党だけであり、社会を支える中間層を厚く豊かにして、暮らしを守る力になる」としています。

日本維新の会
日本維新の会は「いかなる結果であろうと真摯(しんし)に受け止め、これからもしっかりと政策を訴え続けていく。日本維新の会は既得権益にとらわれない唯一の政党であり、日本社会を大きく変えるためにも、規制改革、地方分権改革、社会保障改革、憲法改正などを推し進める挑戦を続ける」としています。

公明党
公明党は「実感できる景気回復を実現し、復興を加速させ、日本再建を本格軌道に乗せるには、何よりも安定した政治の力が必要だ。国民目線で政策を考え実現する公明党が、持ち味を生かして連立政権のかじ取り役を担ってこそ、真の意味で政治の安定につながる」としています。

みんなの党
みんなの党は「日本を成長国家にするには、セーフティーネットを整備しつつ、統制型の経済から市場型の経済に転換していく『闘う改革』が必要だ。消費増税を凍結して景気回復を確実にし、電力・農業・医療分野の『闘う成長戦略』を実現する」としています。

生活の党
生活の党は「自公政権による政治で、雇用の非正規化や消費税増税、原発再稼働、TPPへの参加などが強行され、社会全体の不公正・格差が拡大し、国際的孤立感も確実に強まる。生活の党は、国民の命と暮らしと地域をしっかり守る」としています。

共産党
共産党は「国民の所得や雇用を基本に据えた経済政策か、財界本位のアベノミクスかなど、どの争点でも自共対決が鮮明になり、共産党は安倍政権の暴走にストップをかけられる確かな党だという信頼と期待が有権者の中に広がっている」としています。

社民党
社民党は「国民より国家、日本よりアメリカ、命より電力会社を優先する安倍政治に対する不満と怒りは確実に高まっている。憲法改悪と戦争への道を許さず、誰もが安心して暮らせる、優しい社会の実現を目指す」としています。

みどりの風
みどりの風は「原発再稼働、TPP推進、消費増税、憲法改正などの自民党政治の先に、どんな日本が待っているのか、気付いていない国民が大勢いる。持続可能で、真に豊かな日本を実現する日まで戦い続ける」としています。


2013年07月20日

◆参院選あす投票 最後の訴え

参議院選挙の投票日を21日に控え、関西各地では、候補者が最後の訴えを行い、支持の拡大をはかっています。

今回の参議院選挙で、関西の2府4県の6つの選挙区では、11人の定員に対して36人が立候補しました。

選挙戦最終日の20日、各候補者は、まだ投票先を決めていない有権者も少なくないとみて、週末で賑わう繁華街などで、みずからの主張や政策などを訴えて、支持の拡大をはかっています。

大阪府選挙管理委員会によりますと大阪府内で、19日までに期日前投票を済ませた人はおよそ69万3000人で、3年前の選挙の同じ時期より8万4000人あまり増えています。

街頭演説ができるのは、今夜8時までで、各候補者は、残された時間のギリギリまで、支持の呼びかけを続け、21日の投票日を迎えます。

(07月20日 12時28分   関西ニュース)

◆最も動いたのは安倍首相

〜参院選:9党首で地球3周分〜

<毎日新聞(最終更新 2013年07月20日 13時14分)>

参院選は20日、17日間にわたる選挙戦の最終日を迎えた。4日の公示日から19日までに9党首が移動した距離は、各党などの発表を基に毎日新聞が集計したところ11万3669キロとなり、地球3周分近くに上った(1周は約4万キロ)。

トップは安倍晋三首相の1万9368キロで、社民党の福島瑞穂党首(1万8355キロ)▽民主党の海江田万里代表(1万6500キロ)が続いた。【笈田直樹、福岡静哉、村尾哲】

安倍首相は、自身が指揮を執った2007年参院選で自民党が6勝23敗と惨敗した1人区を重視。敗れた23選挙区のうち鳥取と島根を除く21選挙区を回り、議席奪還への意欲を鮮明にした。

公明党の山口那津男代表は最重点区の埼玉に計5回足を運び、てこ入れした。後半は比例票の掘り起こしのため主要都市を転戦。自身が出馬する東京選挙区での演説は19回に及んだ。

民主党の海江田代表は、東日本大震災の被災3県から遊説を開始。序盤は全国を回り、中盤以降は東京、神奈川、兵庫など接戦の複数区に絞って応援に入った。

日本維新の会の橋下徹共同代表は本拠地・大阪をはじめとする関西を中心に東京、神奈川など大都市部を頻繁に回り、沖縄など比例候補の地元でも遊説した。

みんなの党の渡辺喜美代表は公認候補を擁立した選挙区で遊説を展開。東京、埼玉、愛知など接戦区、宮城や茨城など当選圏に迫る選挙区には複数回入った。

生活の党の小沢一郎代表は、地元・岩手での1日10カ所遊説や千葉県での自転車遊説などで支持を訴えた。共産党の志位和夫委員長は東京、大阪、京都などの大都市部に複数回入った。社民党の福島党首は北海道から沖縄まで全国を回った。みどりの風の谷岡郁子代表は首都圏と地元の愛知県を中心に回った。

2013年07月18日

◆首相、遊説最終日はアキバ

〜無党派層にアピール〜

安倍首相は、参院選の遊説最終日となる20日の最後の訴えを、東京・秋葉原駅前で行う。

自身の会員制投稿サイト「フェイスブック」で明らかにした。

首相は昨年12月の衆院選でも、麻生副総理とともに秋葉原で演説を締めくくった。若者が多く集まる場所で、無党派層にアピールする狙いがあるとみられる。

(2013年7月18日18時45分 読売新聞)

2013年07月17日

◆衆参ねじれ解消確実

〜参院選終盤情勢3万人調査〜

読売新聞社は、21日投開票の参院選について、全国の有権者約3万人を対象に世論調査(電話方式)を行い、全国総支局の取材などを加味して終盤の情勢を探った。

自民、公明両党は優勢を維持しており、非改選議席と合わせ、参院の過半数(122)を超えて、参院で自公が少数の「ねじれ国会」を解消するのは確実だ。民主党は依然、苦戦を強いられている。

投票態度を明らかにしていない有権者は選挙区選で約3割弱、比例選で約2割弱おり、情勢はなお変わる可能性がある。

 定数242の参院は、3年ごとに半数の121(選挙区選73、比例選48)が改選される。

(2013年7月17日03時01分 読売新聞)