2017年06月14日

◆金田法相の問責決議案を否決 与野党の攻防続く

(6月14日 20時04分  NHKニュース)

国会は、14日夜に開かれている参議院本会議で、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案をめぐり、金田法務大臣に対する問責決議案を自民・公明両党などの反対多数で否決しました。与党側は、参議院法務委員会での採決を省略し、本会議で中間報告を行ったうえで法案を成立させたい考えですが、野党側は内閣不信任決議案の提出などあらゆる手段で対抗する方針で、与野党の緊迫した攻防が続いています。

国会は、午後6時すぎから始まった参議院本会議で、民進党などが提出した金田法務大臣に対する問責決議案の採決が行われ、自民・公明両党と日本維新の会などの反対多数で否決されました。

これに先立って開かれた参議院議院運営委員会で、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案の参議院法務委員会での採決を省略して、本会議で中間報告を行うための手続きを進める動議を議題とすることが与党側の賛成多数で決まりました。

動議は、参議院本会議で問責決議案に続いて採決が行われる予定で、自民・公明両党の賛成多数で可決される見通しです。

与党側は、中間報告を経て法案を可決・成立まで持ち込みたい考えです。これに対し、民進党や共産党など野党4党は強く反発し、法案の採決を阻止するため、安倍内閣に対する不信任決議案を衆議院に共同で提出するなど、あらゆる手段で対抗していく方針です。

会期末を来週18日に控え、与野党の緊迫した攻防は夜を徹して繰り広げられる見通しです。

◆テロ等準備罪 自民きょう採決の考え


〜与野党攻防ヤマ場〜

(6月14日 17時38分   NHKニュース)

国会では「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案の採決をめぐって与野党の攻防が続いています。自民党は参議院法務委員会での採決を省略して14日の参議院本会議で採決したい考えなのに対し、民進党など野党4党は法案の採決を阻止するため内閣不信任決議案の提出も含めあらゆる手段で対抗する方針です。

国会では14日午後、参議院本会議で民進党などが提出した金田法務大臣に対する問責決議案の採決が予定されていましたが、「テロ等準備罪」を新設する法案の取り扱いをめぐる与野党の対立の影響で昼前から休憩の状態が続いています。

午後3時すぎから開かれた参議院議院運営委員会の理事会で、自民党は「テロ等準備罪」を新設する法案について、参議院法務委員会での採決を省略して14日の本会議で中間報告を行い、採決したいと提案しました。

これに対し民進党などは強く反発していて、自民党が法案の採決を強行しようとするのであれば安倍内閣に対する不信任決議案を提出するなど、あらゆる手段で対抗していく方針です。

今の国会の会期末が18日に迫る中、「テロ等準備罪」を新設する法案をめぐる与野党の攻防はヤマ場を迎えています。


官房長官「できるかぎり早く成立を」

菅官房長官は午後の記者会見で、「審議の進め方は国会で判断しており、コメントは控える。政府としては国民に法案の必要性や重要性を理解いただき、与党のみならず野党にも幅広いご支持をいただくように、国会でわかりやすく丁寧な説明を尽くしてきた」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は「一般論として申し上げれば、法案については与野党の協議の中で決める時に決めることは当然だ。政府としては、できるかぎり早く成立させていただきたい」と述べました。

また、菅官房長官は記者団が「国会を早く閉会したいという思いも透けて見えるが」と指摘したのに対し、「早く閉じたいなんて全く思っていない。法案を会期内に成立させるという中で、国会の皆さんが努力している」と述べました。


中間報告とは

国会での法案審議は通常、委員会で審議・採決したうえで本会議でも採決することで議決となります。しかし国会法では「特に緊急を要するものは議院の議決で委員会の審査を省略することができる」として「中間報告」の手続きが定められています。

具体的には、委員長が本会議でこれまでの審議の経過を報告したうえで本会議で採決されれば、法案は議決されたことになります。与野党が対決する中、中間報告を経て成立した最も最近の法律は平成19年の天下り規制に関する改正国家公務員法です。この法律は審議が尽くされたとして参議院内閣委員会で採決を行うよう求める与党側と、それに応じない野党の委員長との間で折り合いがつかず、最終的に委員会での採決が省略され、参議院本会議での「中間報告」ののち採決が行われました。

一方、平成21年に成立した改正臓器移植法の審議では参議院厚生労働委員会に3つの案が示されましたが、「議員個人の死生観にかかわる問題であり、委員会ではなく本会議で採決すべきだ」として委員会での採決は行われず、参議院本会議で厚生労働委員長による「中間報告」が行われ、採決されました。

◆共謀罪、深夜成立も視野 与党「中間報告」打診

<2017/6/14 14:35   共同通信>

 与党は14日、「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の成立に向け、参院法務委員会での採決を省いて同日中の本会議採決に持ち込む「中間報告」を民進党に打診した。民進党は拒否した。野党は共謀罪法案の成立強行阻止を目指して内閣不信任決議案の提出を含め対抗する構えだが、与党は14日深夜の成立も視野に入れている。

 参院は14日午前の本会議で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題に絡み、民進党が提出した山本幸三地方創生担当相の問責決議案を与党などの反対多数で否決した。

◆野党4党、文科相の不信任決議案を衆院に提出

(2017年06月14日 15時23分   読売新聞)

 民進、共産、自由、社民の野党4党は14日午後、松野文部科学相に対する不信任決議案を衆院に提出した。

 提案理由では、学校法人「加計学園」による獣医学部新設計画を巡る一連の問題について、「国民に真実を明らかにするどころか、事実を隠蔽しようという姿勢に終始してきた」などと松野氏を批判した。

◆テロ等準備罪 自民がきょうの採決提案 民進は拒否

(6月14日 12時42分   NHKニュース)

「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案をめぐって自民党と民進党の参議院国会対策委員長が会談し、自民党が参議院法務委員会での採決を省略して14日の本会議で中間報告を行い採決したいと提案したのに対し、民進党は「到底、応じられない」と拒否しました。

自民党の松山参議院国会対策委員長と民進党の榛葉参議院国会対策委員長は14日昼前、参議院法務委員会で審議が行われている、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案の扱いをめぐって協議しました。

この中で松山氏は「委員会での審議時間も十分積み上がってきているうえ、金田法務大臣の問責決議案も提出されており、委員会で審議を続ける状況にはない」として、法務委員会での採決を省略して14日の本会議で中間報告を行い、採決したいと提案しました。

これに対し榛葉氏は「審議時間はまだ全然足りておらず、乱暴に中間報告して本会議で採決するのは許されない行為だ。到底応じられない」として拒否しました。これを受けて松山氏は党に持ち帰って協議する考えを伝えました。

自民党は「テロ等準備罪」を新設する法案を今の国会で成立させるため14日中にも採決したい考えなのに対し、民進党などは法案を廃案に追い込むため内閣不信任決議案を提出する構えを見せていて、来週18日の会期末を前に与野党の攻防が激しくなっています。

◆加計巡り徹底抗戦…野党、内閣不信任案も視野

(2017年06月14日 10時04分   読売新聞)

 民進党は13日、金田法相と山本地方創生相の問責決議案提出に踏み切った。

 組織犯罪処罰法改正案(テロ準備罪法案)の成立阻止に加え、国家戦略特区での学校法人「加計かけ学園」の獣医学部新設計画を巡る政府追及を勢いづけるためだ。政府・与党内では、テロ準備罪法案の確実な成立と、加計学園の問題の説明責任を果たすために、「18日までの会期の小幅延長は避けられない」との見方が出ている。

 民進党の榛葉賀津也参院国会対策委員長は13日の記者会見で、「野党からすれば会期延長は許さないのは当然だ。しかし、延長されたら、加計学園の問題を徹底的にやる」と語気を強めた。

 民進党など野党4党は、問責決議案にとどまらず安倍内閣不信任決議案を提出し、テロ準備罪法案の審議ストップに全力を挙げる。採決に至らないまま会期末の「時間切れ」に持ち込む狙いだが、政府・与党を会期延長に誘導する思惑もありそうだ。

◆「テロ等準備罪」16日成立公算

〜民共は金田勝年法相問責決議案提出で対抗〜

(2017.6.14 00:08     産經新聞)

 共謀罪の構成要件を厳格化した「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案が16日にも成立する見通しとなった。民進、共産両党は13日、金田勝年法相の問責決議案を参院に提出。与党は14日の参院本会議で問責決議案を否決した後、15日の参院法務委員会で改正案を可決し、16日の本会議で可決、成立させる公算が大きい。

 政府・与党は、野党の他の閣僚への問責決議案などの提出による抵抗や、性犯罪を厳罰化する刑法改正案も確実に成立させるため、18日までの今国会の会期の小幅延長も視野に入れている。韓国を訪れていた自民党の二階俊博幹事長は13日帰国し、吉田博美参院幹事長ら党幹部と会談。対応を一任した。公明党との調整を経て最終判断する。

 組織犯罪処罰法改正案の成立阻止を目指す民進、共産両党は、与党が13日の参院法務委で採決するとにらみ、対抗策として問責決議案の提出に踏み切った。金田氏が資質を「著しく欠如している」などとし、自由、社民両党なども賛同した。問責決議案提出により参院法務委の審議は途中で打ち切られ、散会した。与党は民進党などが審議拒否に転じたと判断し、16日の成立を図る。

民進党は13日、国家戦略特区を所管する山本幸三地方創生担当相の問責決議案も参院に単独で提出した。特区制度を活用した学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題での説明不足などを理由に挙げた。14日の参院本会議で否決される。

◆テロ準備罪、会期末へ攻防…2閣僚の問責案提出

(2017年06月14日 06時04分  読売新聞)

 民進、共産両党などは13日、組織犯罪処罰法改正案(テロ準備罪法案)の審議を巡り、金田法相に対する問責決議案を参院に提出した。

 さらに民進党は国家戦略特区を所管する山本地方創生相への問責決議案も参院に提出した。政府・与党は14日の参院本会議でいずれも否決したうえで、今国会でテロ準備罪法案を成立させる考えだ。野党が安倍内閣不信任決議案の提出などで徹底抗戦してきた場合、18日までの会期を小幅延長して対応する構えだ。

 参院法務委員会は13日午後、テロ準備罪法案に関する一般質疑を行った。廃案を目指す民進党は、参院の審議時間が与党が採決の目安とする約20時間となることを警戒し、質疑後に採決しないよう自民党に求めたが、明確な回答を得られず、質疑の途中で金田氏への問責決議案の提出に踏み切った。これを受け、法務委は質疑を打ち切った。

2017年06月13日

◆金田法相と山本地方創生相の問責決議案を提出

(2017年06月13日 16時07分   読売新聞)

 民進、共産党などは13日、組織犯罪処罰法改正案(テロ準備罪法案)の審議を巡り、金田法相に対する問責決議案を参院に提出した。

 これに先立ち、民進党は、国家戦略特区を利用した学校法人「加計かけ学園」(岡山市)の獣医学部の新設計画に関し、山本地方創生相に対する問責決議案も提出した。

◆テロ準備罪の採決巡り、与野党が攻防…終盤国会

(2017年06月13日 14時30分   読売新聞)

 国会は、6月18日の会期末を目前に控え、終盤の与野党攻防が山場を迎えている。

 与党は13日、組織犯罪処罰法改正案(テロ準備罪法案)の会期内成立を目指し、同日の参院法務委員会で採決する構えを示した。

 これに対し、民進党は金田法相の問責決議案を提出する方向で調整している。法案採決を阻止するためで、安倍内閣不信任決議案提出も視野に入れている。学校法人「加計かけ学園」による国家戦略特区の獣医学部新設計画を巡る問題でも、野党4党は政府への追及を強めている。

 参院法務委員会は13日午前、大学教授ら有識者3人を招きテロ準備罪法案の参考人質疑を行った。午後には4時間の一般質疑が予定されている。これにより同法案の参院審議時間は、与党が採決の目安とする約20時間となる。自民党の下村博文幹事長代行は13日午前の記者会見で、「会期内成立に全力を尽くす。午後に質疑すれば、採決にたり得る時間に到達する」と語った。