2014年12月26日

◆地方創生 税制面から後押しへ

〜自民税調〜

(12月26日 5時11分   NHKニュース)

自民党税制調査会は、「地方創生」の実現を税制面から後押しするため、本社機能を東京から地方に移転させた企業が雇用を増やした場合に減税措置を講じることなどを、来年度の税制改正大綱に盛り込む方針です。

自民党税制調査会は来年度の税制改正で、安倍内閣の重要課題の1つである「地方創生」の実現に向け、税制面から後押しする措置を講じる方針です。

具体的には、東京23区に本社がある企業が、東京や中部・近畿の都市部を除く地域に本社機能を移転させた場合には、▽建物の取得費用などのうち7%分を法人税額から差し引くほか、▽企業が年間に損金として処理できる額を25%に拡大して、法人税の軽減につなげる「特別償却」の対象にするとしています。

さらに、こうした本社機能を地方に移転させた企業が雇用者を増やした場合に、1人当たり最大で80万円分を法人税額から差し引くとしています。

また、全国的に問題となっている空き家の増加への対策として、市町村などが倒壊するおそれがあると判断した空き家が建つ土地については、固定資産税の軽減措置の適用から外す考えで、自民党税制調査会は、こうした内容を今月30日に取りまとめる来年度の税制改正大綱に盛り込む方針です。

◆内閣支持率、横ばい49%

〜読売世論調査〜

(2014年12月25日 22時00分  読売新聞)

 読売新聞社は第3次安倍内閣の発足を受けて、24日夕から25日にかけて、緊急全国世論調査を実施した。

 内閣支持率は49%で衆院選直後の前回調査(15〜16日)の51%から横ばいだった。不支持率は41%(前回41%)だった。第3次内閣では防衛相を除く17閣僚を再任したこともあり、支持率に変化は見られなかった。

 安倍内閣が、あとどのくらい続いてほしいか聞くと、「4年後の衆院議員の任期満了まで」が36%で最も多く、「それ以上」の8%を合わせると、あと4年以上を望む人が4割を超えた。ほかは、「来年9月の自民党総裁選まで」が26%、「1年半後の参院選まで」が21%だった。

 ただ、安倍内閣の経済政策については「評価しない」が46%で、「評価する」の40%を上回った。また、景気の回復を実感していない人は79%に上っており、経済政策「アベノミクス」に対する見方は厳しい。優先して取り組んでほしい政策は「景気や雇用」が33%でトップとなり、今後の景気動向が、内閣の支持率に大きく影響しそうだ。

 沖縄県の米軍普天間飛行場を同県名護市に移設する安倍内閣の方針を「評価する」は43%で、「評価しない」は40%だった。安全性を確認した原子力発電所を再稼働する安倍内閣の方針については、「反対」58%、「賛成」35%だった。

 政党支持率は、自民党36%、民主党11%、維新の党と共産党がそれぞれ6%などの順だった。

◆もうけ還元をお願いする

〜首相と日銀総裁、経団連会合で〜

(2014年12月26日00時58分   朝日新聞)

 日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁は25日、経団連の会合で講演し、金融緩和で潤う大企業経営者に対し、もうけを世の中に還元するよう求めた。安倍晋三首相も同じ席で企業に積極的な支出を訴え、首相と日銀総裁がそろって「還元」を求めた。

 「生き残るのは強い生き物ではなく、変化に対応できる生き物だ」。黒田氏はこんな言葉を引き、物価上昇時には、現金をため込むデフレ時の常識では企業が損をすることを訴えた。

 日銀は前年比2%の物価上昇率を目指し、昨春から大規模な金融緩和を実施。金利は下がり、円安も進んだ。上場企業の株価は大幅に上がり、輸出企業の収益も大きく改善した。

 地方や中小企業に恩恵が少ないとの批判もあるが、黒田氏は「多くのパイを得た主体があまり支出をしないと次の循環が働かなくなる」とし、経済全体に波及効果を出すためにも大企業に投資や賃上げを求めた。

 「政労使会議」で企業に賃上げを求めてきた首相も「高収益の企業は賃上げや設備投資に加え、下請け企業に支払う価格にもご配慮をお願いしたい」と述べた。経団連の榊原定征会長はこうした要請に応える意欲を示した。会員企業に賃上げを働きかける方針だ。

2014年12月25日

◆岡田氏、民主党代表選出馬へ

〜前原氏は断念〜


(2014年12月25日 14時02分  読売新聞)

 民主党の岡田克也代表代行(61)は25日午後、党代表選(1月7日告示・18日投開票)への出馬を正式表明する。

出馬表明は細野豪志元幹事長に続き、2人目。出馬を検討していた前原誠司元代表は25日、断念することを表明した。代表選は事実上、岡田、細野両氏の戦いが軸になりそうだ。

 岡田氏を巡っては、枝野幹事長、玄葉光一郎前外相、安住淳元財務相らが支持する方針を決めている。立候補に必要な推薦人20人のめどは立っているという。岡田氏は、細野氏が前向きな姿勢を示している野党再編路線とは距離を置き、党勢の回復を優先する自主再建路線を取っている。

 一方、出馬を検討していた前原氏は25日昼、国会内で開いた自らのグループの会合で、今回の代表選には出馬しない考えを表明した。前原氏は会合後、記者団に「今回は私の(出馬する)タイミングではないという思いを強く持ち、出馬しないと(会合で)話をした」と述べた。グループ内でも前原氏の出馬について意見が分かれていた。

 前原氏は会合に先立ち、細野氏と東京都内のホテルで会談した。細野氏は、政策が近く、野党再編路線を同じくする前原氏に自らへの支援を要請したとみられる。

◆第3次安倍内閣が始動

〜3兆円超の経済対策、27日決定〜
 
 第3次安倍内閣が25日午前、本格始動した。安倍晋三首相が最重要課題の一つと位置付ける経済政策「アベノミクス」の推進に全力を挙げ、景気を下支えする3兆円超の経済対策を27日に閣議決定する。集団的自衛権の行使容認を含めた安全保障法制の整備も前面に掲げて積極的に進める構えだ。

 唯一の新閣僚の中谷元・防衛相兼安全保障法制担当相は午前、防衛省に登庁。栄誉礼や着任式に臨むほか、前任の江渡聡徳氏と事務引き継ぎを行う。

 首相は昼に東京・大手町の経団連会館で経団連審議員会に出席し、あいさつ。連立を組む公明党も午前に常任役員会や中央幹事会を開く。

<2014/12/25 06:48 【共同通信】>

◆「政治とカネ」みそぎは?

<毎日新聞 2014年12月24日 21時46分(最終更新 12月24日 22時27分)>

 安倍政権は解散前、「政治とカネ」に揺れ続けた。選挙前に辞任した小渕優子前経済産業相。選挙後の残留を断った江渡聡徳前防衛相。とどまり続ける望月義夫環境相。政権リスタートの24日、三者三様の表情を見せた。

 江渡氏は午前の閣議後、防衛省内で開いた記者会見で心境を問われ、「組閣は首相が判断されること。(留任辞退の)報道にはコメントしない」と厳しい表情を見せた。資金管理団体から自身への違法な寄付が発覚した政治資金問題については「問題があった部分はきちんと修正している。(新たな問題は)ないと思っている」。

 これに対し望月氏は午前、環境省での会見で、続投を固辞した江渡氏への感想を聞かれ「個人的な問題なので発言は控えたい。すみません」。自身の政治資金収支報告書虚偽記載問題を巡り、「選挙でみそぎは済んだのか」と聞かれると、「説明は一生懸命してきた。それで選挙という形になり、国民のみなさんに支援をいただいて、再度仕事をさせてもらう。しっかりと責任を全うしたい」とやる気満々だった。

 経産相辞任会見で涙を浮かべ、選挙中地元をおわび行脚した小渕氏は、24日午後の衆院本会議で同僚議員らとの再会を喜んだ。議事の合間に野田聖子氏から手をつかまれ、これまでと打って変わった晴れ晴れとした笑顔で応じていた。【斎藤良太、渡辺諒】

◆「アベノミクス」最優先

〜第3次安倍内閣が発足〜

(2014年12月24日 23時06分 読売新聞)

 自民、公明両党の連立による第3次安倍内閣が24日夜、発足した。

 安倍首相(自民党総裁)は、同日召集された特別国会の衆参両院本会議で第97代の首相に選出された後、組閣を行い、防衛相に中谷元・元防衛長官を起用し、他の閣僚17人を再任した。首相は与党の衆院選圧勝を踏まえて、経済政策「アベノミクス」の推進を最優先に掲げるとともに、集団的自衛権の行使を限定容認する新たな安全保障法制の整備にも全力を挙げる方針だ。

 第3次内閣が発足するのは、2005年9月の小泉内閣以来。首相は組閣に際して公明党の山口代表と会談し、連立政権を継続することを確認した。

 首相は24日夜、皇居での首相親任式、閣僚認証式に続いて首相官邸で記者会見を行い、「アベノミクスの成功を確かなものとしていくことが最大の課題だ。さらに進化させていきたい」と述べた。さらにデフレ脱却、社会保障改革、外交・安全保障を挙げ、「どれも困難な道のりで、私は全身全霊を傾け、戦後以来の大改革を進めている。賛否は大きく分かれ、激しい抵抗もあるが、内閣が一丸となって政策実現にまい進していく」と強調した。

2014年12月24日

◆第3次安倍内閣発足

〜与野党の反応は〜

(12月24日 19時16分  NHKニュース)

第3次安倍内閣の発足について与野党の反応です。

自民 谷垣幹事長「予算編成など迅速に」

自民党の谷垣幹事長は、国会内で記者団に対し「スムーズに安倍総理大臣を指名していただいたのは、安定した政治ができる環境を有権者に作ってもらったからだ。同時に『きちんとした仕事をしろ』という与党の責任が重くなっており、これからの予算編成やいろいろな政策をどう打ち出していくか、真剣に取り組まなければならない。国会で丁寧に説明し、議論していく姿勢が求められる」と述べました。

また、谷垣氏は第3次安倍内閣について「9月はじめに内閣改造をしたばかりなので、安倍総理大臣は基本的に骨格を維持しようという考えだったのではないか。個人消費など、経済に若干弱いところが見られ、それに対する手だてを迅速に打つことが一番求められている」と述べました。


公明 山口代表「国民の期待に応える」

公明党の山口代表は、国会内で記者団に対し「国民には多様な意見があり、連立政権として、その多様な民意を受け止めたうえで合意を作り出すという経験や知恵を発揮するところに公明党の役割がある。アベノミクスの恩恵から遠い生活者にもしっかりと目配りしながら、安倍政権を支え、国民の期待に応えていきたい」と述べました。

そのうえで、山口氏は「困難な課題もたくさんあり今後は一寸先も油断してはならない。政権として力を合わせ、一つ一つ着実に取り組んでいくことが重要だ。中長期的な課題についてもしっかりと腰を落ち着けて一歩一歩合意形成に努力し、国民の理解を得ながら進めていく姿勢が大事だ」と述べました。


民主 枝野幹事長「国会の中で対じする」

民主党の枝野幹事長は、国会内で記者団に対し「選挙中から指摘してきた格差の拡大や憲法や表現の自由などに対する安倍政権の姿勢の問題点は、かなり国民に共有していただけたと思っているのでしっかりと国会の中で対じし、民主党ならどうするかを分かりやすく伝えていきたい。民主党は、野党第一党としての立場が重くなったので、他の野党と最大限の協力を図ることは、ますます重要になっている」と述べました。


維新 江田代表「真の規制改革を」

維新の党の江田代表は、記者会見で「維新の党は既得権益を打破して新規参入という新しい血を入れていくことなど、本当の意味での成長戦略を訴えているので、安倍総理大臣にもしっかりと受け入れてもらい、ぜひ自民党の抵抗勢力を押し切って、真の規制改革を推進していただきたい。われわれは反対のための反対はせず、法案などへの対応については維新の党の基本政策に基づいて判断していきたい」と述べました。


共産 山下書記局長「暴走と正面から対決」

共産党の山下書記局長は、国会内で記者団に対し「安倍内閣が先の衆議院選挙で白紙委任を与えられたと考えているとしたら大間違いだ。安倍政権がやろうとしている消費増税や、格差拡大のアベノミクス、集団的自衛権の行使容認、原発再稼働などはどれも国民の多数が反対していることで、強行すれば国民との矛盾が激しく噴き出さざるをえない。暴走と真っ正面から対決していきたい」と述べました。


次世代 平沼党首「是々非々で対応」

次世代の党の平沼党首は、国会内で記者団に対し「安倍総理大臣は通常国会を控えて、今の布陣でアベノミクスを含めて懸案事項を処理していきたいということではないか。わが党は是々非々で対応してきており、自民党より先に集団的自衛権の行使についての考え方をまとめているので、法案が提出されたら賛成する。党の再生のため全員で力を合わせて頑張っていきたい」と述べました。


社民 吉田党首「白紙委任ではない」

社民党の吉田党首は、国会内で記者団に対し「厳粛に受け止めている。ただ、安倍政権はこの間、議会審議を軽視した強権的で強引な政権運営をしてきたことを反省し、真摯(しんし)で丁寧な国会運営をすべきだ。衆議院選挙では、集団的自衛権の行使や原発再稼働の問題など国民の多くが反対している課題が主要な争点にならなかったので、決して白紙委任されたわけではない」と述べました。


生活 小沢代表「野党の統一を」

生活の党の小沢代表は、国会内で記者団に対し「野党を統一して政権交代すべきだという考えから首班指名では野党第一党の民主党の岡田代表代行に投票した。自民党にかわる受け皿を作ることを最大の目標にしながら、今後も国の根本の問題について、安倍政権との基本的な考え方の違いをさまざまな機会で明らかにしていきたい」と述べました。


改革 荒井代表「家庭ノミクス実現を」

新党改革の荒井代表は、NHKの取材に対し「われわれはアベノミクスを評価しているので、わが党が提案している家庭を起点に景気の好循環を作る『家庭ノミクス』をぜひ実現してもらいたい。新党改革としては、国会運営ではこれからも与党にも野党にも是々非々で臨んでいきたい」と述べました。

◆第3次安倍内閣 閣僚の顔ぶれ

(12月24日 18時18分  NHKニュース)

安倍総理大臣は第3次安倍内閣の閣僚人事を行い、江渡防衛大臣に代わる新しい防衛大臣に中谷・元防衛庁長官を起用する一方、ほかの閣僚を再任するなど、18人の陣容を決め、菅官房長官が夕方発表しました。

安倍総理大臣は午後6時前から皇居での親任式と閣僚の認証式に臨んでいて、24日夜、第3次安倍内閣が発足します。

安倍総理大臣は24日午後開かれた衆参両院の本会議で第97代の総理大臣に選出されました。

これを受けて、安倍総理大臣は総理大臣官邸で連立を組む公明党の山口代表と党首会談を行ったうえで組閣本部を設け、直ちに閣僚人事を行い、菅官房長官が夕方、第3次安倍内閣の陣容を明らかにしました。

それによりますと、▽副総理兼財務大臣、金融担当大臣に麻生太郎氏が再任。

▽総務大臣に高市早苗氏、再任。

▽法務大臣に上川陽子氏、再任。

▽外務大臣に岸田文雄氏、再任。

▽文部科学大臣、オリンピック・パラリンピック担当大臣に下村博文氏、再任。

▽厚生労働大臣に塩崎恭久氏、再任。

▽農林水産大臣に西川公也氏、再任。

▽経済産業大臣に宮沢洋一氏、再任。

▽国土交通大臣に公明党の太田昭宏氏、再任。

▽環境大臣、原子力防災担当大臣に望月義夫氏、再任。

▽防衛大臣、安全保障法制担当大臣に中谷元氏。

▽官房長官に菅義偉氏、再任。

▽復興大臣、原発事故再生担当大臣に竹下亘氏、再任。

▽国家公安委員長、拉致問題担当大臣、防災担当大臣に山谷えり子氏、再任。

▽沖縄・北方担当大臣、科学技術担当大臣に山口俊一氏、再任。

山口氏は新たに消費者担当大臣も兼ねることになりました。
▽経済再生担当大臣に甘利明氏、再任。

▽女性活躍担当大臣、行政改革担当大臣に有村治子氏、再任。

▽地方創生担当大臣に石破茂氏、再任。

以上18人の陣容が決まりました。

安倍総理大臣は、江渡防衛大臣に代わる新しい防衛大臣に集団的自衛権の行使容認を巡る与党協議のメンバーとして与党合意の実現に尽力した中谷元防衛庁長官を起用する一方、ほかの閣僚はアベノミクスなどを推進していくために継続性を重視し、再任しました。

安倍総理大臣は午後6時前から皇居での親任式と閣僚の認証式に臨んでいて、24日夜、第3次安倍内閣が発足します。

そして、午後9時すぎから記者会見を行い、閣僚人事のねらいや今後の政権運営などについて、みずからの考えを明らかにすることにしています。

続いて、第3次安倍内閣発足後、初めての閣議が行われる予定です。

◆安倍氏を第97代首相に指名

〜衆参両院で〜


(2014年12月24日 15時06分  読売新聞)

 先の衆院選を受けた第188特別国会が24日午後召集され、安倍首相(自民党総裁)は衆参両院本会議で第97代の首相に指名された。

安倍首相は、防衛相を除く閣僚を再任する方針。防衛相には中谷元・元防衛長官を充てる。皇居で首相親任式と閣僚認証式を経て、同日夜に第3次安倍内閣が発足する。

 衆院本会議では、首相指名に先立って、議長に自民党の町村信孝元官房長官、副議長に民主党の川端達夫国会対策委員長をそれぞれ選出した。