2015年05月18日

◆住民投票は反対多数

〜橋下市長は引退表明〜

(5月18日 4時43分   NHKニュース)

いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う大阪市の住民投票は、17日に投票が行われ、開票の結果、「反対」が「賛成」を僅かに上回って多数となり、橋下市長が掲げた「大阪都構想」は実現せず、大阪市は存続することになりました。これを受けて、橋下市長は、ことし12月までの任期は全うするものの、次の市長選挙には立候補せず、政界を引退する意向を表明しました。

「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の開票結果です。
「反対」70万5585票。
「賛成」69万4844票。
「反対」が「賛成」を1万票余り、得票率にして0.8ポイント上回り、多数となりました。

今回の住民投票は、大阪市の有権者およそ211万人を対象に行われ、大阪市の橋下市長が代表を務める大阪維新の会が、「大阪府と大阪市の二重行政を解消すべきだ」として「賛成」を呼びかける一方で、自民・公明・共産・民主の各党は、「コストもかかり、住民サービスも今より低下する」などとして「反対」を主張し、激しい論戦が繰り広げられました。

その結果、「都構想」は一定の賛同を得たものの、「大阪市の存続」を求める意見も根強く、「反対」が「賛成」を僅かに上回って多数となりました。これにより、大阪市はそのまま存続することになり、橋下市長が掲げた「大阪都構想」は実現せず、5年にわたる議論は決着しました。

大阪市選挙管理委員会によりますと、今回の住民投票の投票率は66.83%で、先月、統一地方選挙で行われた大阪市議会議員選挙の投票率を18ポイント余り上回りました。

今回の結果を受けて、橋下市長は17日夜、大阪維新の会の幹事長を務める大阪府の松井知事と共に記者会見し、「大阪都構想は、市民に受け入れられなかったということで、間違っていたということになるのだろう。僕自身に対する批判もあるだろうし、説明しきれなかった僕自身の力不足だと思う。

今の市長の任期まではやるが、それ以降は政治家はやらない。政治家は僕の人生からは終了だ」と述べ、ことし12月までの任期は全うするものの、次の市長選挙には立候補せず、政界を引退する意向を表明しました。

また、橋下市長は、記者団から、「将来、再び政治家に戻る可能性はあるのか」と質問されたのに対し、「ない。弁護士をやる」と述べました。松井知事は「知事としての残りの任期で、さまざまな問題解決に向けて働きたい」と述べました。

一方、自民党大阪市議団の柳本顕幹事長は「大阪市を守らなければいけないという思いで活動してきたが、現状を変えたいという橋下氏を中心としたメッセージが、市民の心を揺さぶったのも事実であり、地に足の着いた大阪市政を取り戻すべく、全力を尽くしたい」と述べました。

◆橋下劇場、閉幕へ

〜大阪都構想:「負けは負け」〜

<毎日新聞 (最終更新 05月18日 05時04分)>

 大阪市民(約270万人)は「橋下政治」にノーを突きつけた。大阪都構想の是非を問う住民投票は反対が多数となり、大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長が唱えた都構想は否定された。「住民投票で負けたら政界引退」と公言していた橋下氏。この日の結果を受け、改めて政界引退を表明した。

 橋下徹氏は17日午後11時過ぎから、松井一郎・大阪府知事(大阪維新の会幹事長)とともに大阪市北区のホテルで記者会見し、住民投票での敗北を率直に認めた。橋下氏は「(今年12月の)市長任期まではやるが、それ以降は政治家をやらない」と語り、政界引退を表明した。そして「残る任期中に自民、民主、公明、共産のみなさんと話し合っていきたい」とも述べた。

 橋下氏はスーツ姿で会見場に登場し、深々と一礼し、時折笑みをみせながら、「負けは負け。都構想が間違っていたということになるんでしょうね」と語った。住民投票の結果については「大阪市民のみなさんが重要な意思表示をした。ありがとうございます。大変重く受け止めている」と述べた。

 都構想を提唱したことに関し「これまで多くの税金を投入してきた。特に大阪府市の大都市局の職員は相当なエネルギーを費やしてくれた。政治家冥利につきる」と感慨深げに話した。

 松井氏は「大阪市の皆さん、市民が悩んで判断した結果だ。この結果を真摯(しんし)に謙虚に受け止め、残された任期をしっかりと働きたい」と話し、次の知事選には出馬しない考えを示した。

 一方、大阪維新の会の国会議員や地方議員ら数十人はこのホテルの控室で住民投票の結果を待っていた。午後10時半ごろ、テレビで「反対多数」のテロップが流れると、室内は静まりかえった。

 国会議員の一人は「最後は勢いがあったと感じていた。ぼうぜん自失で言葉が出ない。都構想を実現するためにやってきた政党なので、今後のことは全く考えていない」と話した。

◆維新・江田代表、辞任の意向

〜執行部も退陣へ〜

(2015年05月18日 00時57分   読売新聞)

「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が反対多数となったことを受け、維新の党の江田代表は18日未明、代表を辞任する意向を表明した。

 現在の執行部は全員退陣する方向で調整しており、党代表選が行われる見通しだ。橋下氏の政界引退表明とあわせて、維新の党の求心力は低下しそうだ。

 江田氏は大阪市内のホテルで記者団に、「トップが責任を取らないといけない問題だ。これから一兵卒として支える」と述べた。「橋下氏を引退に追い込んだことは、党としてサポートが不十分だった」とも語った。

 同党は19日にも党執行役員会を開き、現執行部の退陣や、代表選について協議する。党内では、次期代表に松野幹事長を推す声も出ている。

2015年05月17日

◆習主席「大国関係高める」


〜米、南シナ海懸念伝達も〜

【北京共同】中国の習近平国家主席は17日、北京でケリー米国務長官と会談した。ロイター通信によると、習氏は会談で米中関係の現状について「安定している」との認識を示した上で「新たな形の大国関係として高めていきたい」と述べた。

 ケリー氏は、中国が近隣国と領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島などで進める岩礁埋め立てへの懸念を習氏に直接伝えたとみられる。

 9月に習氏の訪米を控える中国側としては、南シナ海問題などの対立点を抱えながらも、最高指導者がケリー氏との会談に応じることで、対米協調姿勢を示す狙いもある。

<2015/05/17 16:42 【共同通信】>

◆習主席「大国関係高める」

〜米、南シナ海懸念伝達も〜

【北京共同】中国の習近平国家主席は17日、北京でケリー米国務長官と会談した。ロイター通信によると、習氏は会談で米中関係の現状について「安定している」との認識を示した上で「新たな形の大国関係として高めていきたい」と述べた。

 ケリー氏は、中国が近隣国と領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島などで進める岩礁埋め立てへの懸念を習氏に直接伝えたとみられる。

 9月に習氏の訪米を控える中国側としては、南シナ海問題などの対立点を抱えながらも、最高指導者がケリー氏との会談に応じることで、対米協調姿勢を示す狙いもある。

<2015/05/17 16:42 【共同通信】>

◆大阪市住民投票 きょう投票

(05月17日 05時24分   NHK関西ニュース)

いまの大阪市を廃止して5つの特別区を設ける、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は、きょう投票日を迎え、午前7時から投票が始まります。

いわゆる「大阪都構想」は、再来年、平成29年4月に、いまの大阪市を廃止して、現在ある24区にかわり、「北区」「湾岸区」「東区」「南区」「中央区」の5つの特別区を設置しようというものです。

きょう投票が行われる住民投票は、大阪市の有権者およそ211万人を対象に、「大阪都構想」について賛否を問うもので、先月27日の告示以降、「賛成」「反対」を訴える双方の立場で、激しい運動が繰り広げられてきました。

投票は、投票用紙に「賛成」か「反対」かのいずれかを記入する方法で行われ、このあと午前7時から、市内365か所の投票所で始まります。

投票率にかかわらず、結果は、法的拘束力を持ち、賛成が反対を上回れば、いまの大阪市の廃止と特別区の設置が決まりますが、名称を「大阪都」に変更するには、さらに法改正などが必要となります。

一方、反対が賛成を上回るか同数ならば、大阪市がそのまま存続することになります。

議員などを選ぶ通常の選挙とは異なり、「賛成」や「反対」を呼びかける運動は、投票日のきょうも可能で、投票が締め切られる今夜8時まで、双方の運動が続く見通しです。

2015年05月16日

◆住民投票 17日投票

(05月16日 19時08分   NHK関西ニュース)

いまの大阪市を廃止して5つの特別区を設ける、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票を17日に控え、賛成派と反対派は街頭演説をして、それぞれの主張を展開しました。

大阪市内の有権者、約211万人を対象にした、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は、17日投票日を迎えます。これを前に、大阪維新の会の橋下代表は、期日前投票がおこなわれている北区役所の前で街頭演説しました。

この中で、橋下代表は、「東の東京都に対抗する西の大阪都を目指すため、第一歩を踏み出したい。いまの大阪市のままがいいのか、それとも未来を考えて新しい大阪をつくるのか、前を向いて進んでいきたい」と訴えました。

反対する自民党は、JR天王寺駅前で街頭演説をしました。この中で、大阪市議団の柳本幹事長は、「市民の生活を守るのが今回の住民投票だ。大阪を混乱させないためにも、市民に新たな不安や不満を生じさせないためにも、反対と書いて、大阪市を守ろう」と訴えました。

16日は、投票所の設営作業もおこなわれました。今回は、特別区を設けることに「賛成」か「反対」のいずれかを、有権者が、投票用紙に記入する方法でおこなわれるほか、投票前に閲覧できるように、各投票所に、設計図にあたる「協定書」が用意されます。

また、通常の議員選挙などとは異なり、投票日当日も「賛成」「反対」を呼びかける運動ができます。

投票は、17日午前7時から午後8時までおこなわれ、即日開票されます。

◆米中会談、南シナ海平行線

〜ケリー氏「緊張緩和を」〜

 【北京共同】ケリー米国務長官は16日、中国を訪問し、北京で王毅外相と会談した。会談後の共同記者会見で、中国が周辺国と領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島などで進めている岩礁埋め立てに懸念を表明、「緊張緩和に向けた措置」を求めたのに対し、王氏は平和的解決を目指すとしながらも「主権は断固として守る」として埋め立てを正当化し、平行線に終わった。

 ケリー氏は埋め立ての「ペースを懸念している」と述べ、工事が急速に進んでいることを問題視した。

<2015/05/16 17:10 【共同通信】>

◆住民投票の投票所設営

(05月16日 12時33分   NHK関西ニュース)

いまの大阪市を廃止して5つの特別区を設ける、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票を17日にひかえ、市内では、午前中から投票所の設営作業が行われました。

大阪市内の有権者、約211万人を対象にしたいわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は、17日が投票日で、市内365か所で投票が行われます。

これを前に、投票所の設営が行われ、大阪・中央区にある、上町中学校の体育館では、午前9時から作業が始まり、市の職員が図面を確認しながら、記載台を組み立てたり、投票箱を指定の場所に配置したりしていました。

今回の住民投票は、特別区を設けることに「賛成」か「反対」かのいずれかを、有権者が、投票用紙に記入する方法で行われます。

また、通常の議員選挙などとは異なり投票日当日も「賛成」「反対」を呼びかける運動ができることから、17日は、投票所を訪れる人に、賛成派、反対派の双方が呼びかける場面もみられそうです。

一方、市選挙管理委員会によりますと、15日までに期日前投票をすませた人は、29万9622人となっています。

住民投票は、17日午前7時から午後8時まで行われ、即日開票されます。

◆27万人が期日前投票

〜都構想:17日に住民投票〜

(2015年5月16日03時21分   朝日新聞)
 
大阪市をなくして五つの特別区を設けるいわゆる「大阪都構想」の住民投票が17日に投開票される。市内の有権者約211万人が対象。14日までに、全体の13%程度に当たる約27万人が期日前投票をした。

 都構想は、橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が大阪府と政令指定市の大阪市との二重行政解消をめざすとして提唱。都構想が実現すれば、大阪市が持っている広域のインフラ整備などの仕事を府に移し、特別区は教育や福祉といった身近な住民サービスを担う。

一方、反対派は指定市でなくなることで住民サービスが低下すると主張する。

 条例で定める住民投票とは異なり、今回の住民投票は大都市地域特別区設置法に基づくため、結果には法的拘束力がある。投票率にかかわらず有効票のうち賛成が反対を1票でも上回れば、大阪市の廃止と特別区の新設が決まる。

ただ、府の名称を「大阪都」に変更するには別に法整備が必要。賛否同数か反対多数なら大阪市は存続する。

 告示翌日の先月28日に始まった期日前投票では、今月14日までに26万7404人が投票。期間が異なるため単純比較はできないが、府知事選とのダブル選になった2011年の市長選(投票率60・92%)での期日前投票の総数約23万8千人をすでに上回った。期日前投票は16日午後8時までできる。