2015年08月14日

◆「よりよい将来へ前進を」

〜国連事務総長:安倍談話に期待〜

(2015年8月14日03時54分   朝日新聞)

 国連のデュジャリック報道官は12日の定例会見で、安倍晋三首相が14日に閣議決定する戦後70年の談話について、「日本を含めた地域の指導者は、過去の歴史の謙虚な内省に基づく協調の精神を持ち、誠実な和解を通じて、よりよい将来に向けて前進するべきだ」との潘基文(パンギムン)事務総長の立場を紹介した。

 記者団との質疑の中で答えた。潘氏は、戦後70年が過去の歴史を振り返り、地域のすべての国が一緒に前進する厳粛な機会となることを望んでいるという。(ニューヨーク=金成隆一)

2015年08月13日

◆戦後70年談話14日閣議決定

〜首相、夕方に会見〜

(2015年8月13日18時36分  朝日新聞)

 戦後70年の談話(安倍談話)について、安倍政権は14日午後5時から臨時閣議を開き、閣議決定する。安倍晋三首相は午後6時から首相官邸で記者会見し、談話に込めた思いやねらいについて語る予定だ。戦後50年の村山談話、戦後60年の小泉談話で示された「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「心からのおわび」などについて、安倍首相がどのような歴史認識を示すのか注目される。

◆15日の靖国参拝見送りへ

〜安倍首相〜

<毎日新聞 (最終更新 08月12日 19時56分)>

 安倍晋三首相は12日、終戦記念日の15日の靖国神社参拝を見送る意向を固めた。自民党総裁として、私費で玉串料を奉納する見通し。東京裁判のA級戦犯が合祀(ごうし)された靖国神社への参拝には中国、韓国が反対している。両国が、14日に閣議決定する首相の戦後70年談話の内容を注視していることも踏まえ、両国との関係に配慮したものとみられる。

 首相は、終戦記念日については2013年、14年とも靖国参拝を見送り、いずれも自民党の萩生田光一総裁特別補佐を通じ、党総裁として私費で玉串料を奉納した。しかし、政権復帰1年を迎えた13年12月26日には現職首相として7年4カ月ぶりに靖国神社を参拝。中国や韓国などから強い反発があった経緯がある。【松本晃】

◆政権・沖縄、まず原則論

〜1カ月の辺野古集中協議始まる〜

星野典久 泗水康信

(2015年8月13日02時24分  朝日新聞)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、安倍政権と沖縄県による集中協議が12日に始まった。辺野古への移設が「唯一の解決策」とする菅義偉官房長官と、計画阻止を掲げる翁長雄志(おながたけし)知事はそれぞれ原則論を主張。双方とも相手から譲歩を引き出したい考えだが、1カ月間の協議でどこまで歩み寄れるかは見通せていない。


■菅氏 移設強調、振興策も

 「忌憚(きたん)のない協議をし、互いに理解を深めることができれば」。12日夕、沖縄県庁であった翁長氏との会談の冒頭で、菅氏はそう語った。翁長氏から5月に贈られたピンクのかりゆしを身に着け、友好ムードを演出した。

2015年08月12日

◆「おわび」に否定的 

〜戦後70年談話:自民・稲田氏〜

(2015年8月11日23時49分  朝日新聞)

 自民党の稲田朋美政調会長は11日、BSフジの番組で、14日に安倍晋三首相が閣議決定する戦後70年の「安倍談話」について「未来永劫(えいごう)、謝罪を続けるというのは違うと思う」と述べ、「おわび」の文言を盛り込むべきではないとの考えを示した。

 「おわび」は村山談話や小泉談話に盛り込まれているが、稲田氏は「戦争の終結は(サンフランシスコ)講和条約がすべて。世界にあった日本の財産はすべて没収され、過酷とも言うべき賠償も払い、日本は国際社会に復帰した」と指摘。「首相は今までの(村山、小泉)談話を引き継ぐとも明言している」と強調した。

 一方で、「(おわびという)キーワードを入れるべきであるかどうかは、首相の判断に任せるべきだ」とも語った。(

◆「歴代談話継承伝わるように」

〜公明・山口代表がクギ〜

(2015年8月11日23時32分   朝日新聞)

 公明党の山口那津男代表は11日の記者会見で、戦後70年の談話について「国民や国際社会に歴代内閣の談話を継承した意味が伝わるものにしてほしい」と安倍晋三首相に注文をつけたことを明らかにした。アジア諸国への「侵略」や「おわび」の文言を盛り込んだ村山談話や小泉談話を念頭に置いたもので、首相らと7日に会談した際に直接伝えたという。

 山口氏は「中国や韓国との関係改善に資するものにしてほしい」とも求めたと明らかにした。談話は14日に閣議決定する。山口氏は公明党の井上義久幹事長とともに、安倍首相や菅義偉官房長官、自民党の谷垣禎一幹事長と談話の文言をめぐって意見交換していた。

2015年08月11日

◆菅官房長官、沖縄入り

〜移設めぐり集中協議へ〜

(2015年08月11日 19時15分  読売新聞)

 菅官房長官は11日、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題をめぐる県との集中協議に臨むため、沖縄入りした。

 移設反対を掲げる翁長雄志おながたけし知事と12日、県庁で初協議を行い、事態打開に向けた糸口を探る考えだ。

 政府は9月9日までの1か月間、移設作業を中断している。菅氏は11日の記者会見で、「冷却期間をおいて落ち着いた雰囲気の中で協議を進めていく。普天間飛行場の危険性除去を知事としてどう考えるか、うかがいたい」と語った。12日には、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市)の進出先として有力とされる沖縄県本部町の海洋博公園なども視察する予定だ。

◆基準適合すれば進めると判断

〜菅長官:川内原発再稼働〜

(2015年8月11日11時54分   朝日新聞)

 菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で、川内原発1号機の再稼働について「新規制基準に適合すると認められた場合は、政権として再稼働を進めると閣議決定している。明確な判断をすでにしているので、この方針のもとに再稼働された」と語った。

 再稼働に地元住民らによる反対運動が続いていることについては、「地元の理解を得られるよう、丁寧に取り組んでいくのは極めて重要だ」と指摘。「万が一事故が起きた場合は、国が先頭に立って対応する責任がある」とも語った。

◆70年談話「侵略」明記へ

〜「おわび」表現検討〜

(2015年08月11日 03時00分  読売新聞)

 政府が14日に閣議決定する戦後70年談話で、先の大戦を侵略戦争と位置づけ、「侵略」の文言を明記する方向であることが10日、明らかになった。

 「反省」という言葉も盛り込むほか、戦後日本の歩みに多くの国が理解を示していることに「感謝」の意も表す。「おわび」については、近隣諸国にわびていると感じてもらえる表現とする方向で検討している。安倍首相は、与党の意見を聞きながら談話の文言調整を進めている。

 談話の策定に携わった複数の政府関係者らが明らかにした。

 首相はこれまで、戦後70年談話を「未来志向」の内容にすると強調してきた。戦後世代が増え、「いつまでも日本がおわびや謝罪を繰り返すべきではない」(政府筋)との考え方に立っている。今後も政府開発援助(ODA)による経済支援や国連平和維持活動(PKO)などで、国際社会の安定に貢献していく方針を盛り込む。

◆JSC新ビル、新たな火種に

〜文科相、追及で見直し言及〜

(2015年8月11日05時15分  朝日新聞)

 10日の参院予算委員会では、ずさんな競技場建設計画の追及に加え、新たな火種も広がった。

 JSCが新たな本部として建てる高さ70メートル、16階建ての新ビル計画だ。以前の本部は8万人規模に拡張する新スタジアムの用地確保のために取り壊し済み。同じく用地確保のために立ち退いた日本青年館(現在解体中)も入居する構想で、建築確認申請は済んでいる。今秋に着工し、2年後の完成を目指している。

 整備費は約164億円。約220の客室を完備し、日本青年館がホテルとして運営する一方、JSCが3フロアを使う。国立競技場に近い立地を生かし、競技場利用者の宿泊や会議使用が見込めるため、JSCは今年4月の助成審査委員会で「競技場の機能を補完する施設」として、スポーツ振興くじ(toto)の収益から最大30億円を助成する案を承認。JSCの河野一郎理事長はこの日、この30億円に国費を加え、計47億円をビル建設に充てると説明した。(野村周平)