2015年12月20日

◆安保関連法反対グループ

〜野党支援へ新団体設立〜

(12月20日 19時05分  NHKニュース)

安全保障関連法に反対するグループ「SEALDs」などは、来年夏の参議院選挙で法律に反対する野党候補を支援するため新たな団体を設立し、民主党などに対し、野党候補の1本化に向けて連携を進めるよう働きかけていくことにしています。

安全保障関連法に反対する「SEALDs」や、「安全保障関連法に反対するママの会」など5つのグループは20日東京都内で記者会見し、法律の廃止に向けた運動を強化するため、新たな団体「市民連合」を設立したことを発表しました。

そして、来年夏の参議院選挙では「市民連合」として独自の候補者の擁立は行わないものの、安全保障関連法の廃止や、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回などで考え方を共有する野党の候補者を支援するとしています。また、民主党などに対し、定員が1人の「1人区」で、野党候補の1本化に向けて連携を進めるよう働きかけていくとしています。

「市民連合」は今後、趣旨に賛同するほかの市民団体にも幅広く参加を呼びかけることにしていて、メンバーの1人の法政大学の山口二郎教授は「勝敗のカギを握る1人区に野党統一の候補者を擁立するというゴールに向けて、もう1度、市民のうねりで政党を動かしていきたい」と述べました。
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民主 岡田代表「考え方が近い。連携を」

民主党の岡田代表は、山形県白鷹町で記者団に対し「あまり政治に関心がなかったり、少し距離を置いていた人たちが立ち上がって、市民連合という大きなかたまりを作っていくというのは注目すべき動きであり、草の根の民主主義が始まったと思うので、大事にしたい。われわれとも非常に考え方が近いので、ぜひ連携してやっていきたい」と述べました。

◆首相―橋下、憲法改正や安保議論

〜菅氏が明らかに〜 

<2015年12月20日 11時35分  共同通信>  

 菅義偉官房長官は20日のフジテレビ番組で、安倍晋三首相と橋下徹前大阪市長が19日の会談で憲法改正や外交、安全保障問題などを議論したと明らかにした。会談は東京都内のホテルで3時間以上にわたって行われ、菅氏と、国政政党「おおさか維新の会」代表の松井一郎大阪府知事が同席した。

 菅氏は、会談は橋下氏による大阪市長退任のあいさつが主な目的だったと説明した上で、憲法改正の議論に関し「(橋下氏が)前からずっと言っていることだ」と述べ、意見交換があったことを認めた。「橋下氏が首相に安全保障と外交についていろいろ質問し、首相が答えていた」とも明かした。

◆防衛費、初の5兆円台 対中国の装備強化

〜来年度予算案〜

(2015年12月20日07時04分 朝日新聞)  

 政府は、2016年度予算案の防衛費を5兆500億円超とする方針を固めた。防衛費の増額は第2次安倍政権になって4年連続で、5兆円を突破するのは史上初。中国の海洋進出に備えた装備品の購入や、沖縄県の米軍普天間飛行場の同県名護市辺野古沖への移設工事を本格化させることなどで膨らんだ。

 過去最高だった15年度(4兆9801億円)を700億円超上回る。東西冷戦期に増加基調だった防衛費は、02年度をピークに減少に転じたが、その後は中国の軍備拡張への懸念を強める安倍政権のもとで再び増加している。

 16年度は国の財政健全化計画の初年度で、政府は社会保障費を除く政策予算の伸びを今後3年で計1千億円に抑える。増える余地は限られ、その大半を16年度の防衛費が占める。しわよせで教育など他の予算を増やすのは難しくなる。(二階堂勇、奈良部健)

◆橋下氏が安倍首相と会談

(12月20日 06時24分   NHK関西ニュース)

18日に退任した橋下前大阪市長は、19日夜、東京都内で安倍総理大臣と会談し、今後の政策課題などをめぐって意見を交わしたものとみられます。橋下氏が退任直後に安倍総理大臣と会談したことは、さまざまな臆測を呼びそうです。

橋下前大阪市長と安倍総理大臣の会談は、19日夜、東京都内のホテルで3時間あまりにわたっておこなわれ、橋下氏の後任として国政政党「おおさか維新の会」の代表に就任した大阪府の松井知事と、菅官房長官も同席しました。

会談では、先月の大阪ダブル選挙や、来月4日に召集される通常国会への対応、それに、今後の政策課題などをめぐって意見が交わされたものとみられます。

また、会談では、橋下氏の政界復帰を期待する声が「おおさか維新の会」の党内などで出ていることに関連して、安倍総理大臣が「橋下氏は、府民や市民の期待を集めている」と述べました。これに対して、橋下氏は、「安倍総理大臣こそ、国民の期待を集めている」と応じたということです。

橋下氏は、ことし6月にも安倍総理大臣と会談したほか、10月には、松井知事が、菅官房長官と会談しました。このため、橋下氏が退任した翌日に安倍総理大臣と会談したことは、各党の関係者にさまざまな臆測を呼びそうです。

◆安倍首相と橋下氏が会談 

〜3時間半、改憲巡る連携協議か〜

(2015年12月20日05時16分  朝日新聞)

 安倍晋三首相は19日、橋下徹・前大阪市長と東京都内のホテルで約3時間半会談した。菅義偉官房長官、国政政党「おおさか維新の会」代表の松井一郎・大阪府知事も同席しており、憲法改正など政策面の連携や来年の通常国会での協力について意見交換したとみられる。

 首相と橋下氏の会談は6月以来で、18日に大阪市長を退任した橋下氏の「慰労会」として行われた。会談前、首相は記者団に「『ご苦労さま』と言おうと思っている」と述べた。首相は憲法改正などで意見が一致する橋下氏と親密な関係を維持している。会談の背景には、改憲などで互いの連携を深める姿勢をアピールする狙いがある。

 憲法改正の国会発議には、衆参両院で3分の2以上の賛成が必要だが、参院で自民、公明両党だけで確保するのは簡単ではない。党の綱領に改憲を掲げるおおさか維新は補完勢力になり得るため、政権幹部は「参院選で十数議席は取る」と期待する。来夏の参院選で、おおさか維新が民主党など野党の支持層を奪い、与党にプラスに働くとの見方もある。

2015年12月19日

◆安倍首相 橋下前大阪市長と会談

(12月19日 19時01分   NHKニュース)

安倍総理大臣は19日夜、東京都内で18日退任した橋下前大阪市長と会談しており、来月4日に召集される通常国会への対応などを巡って意見を交わしているものと見られます。

安倍総理大臣は19日午後6時すぎから東京都内のホテルで、「おおさか維新の会」の前の代表で任期満了に伴い18日市長を退任した橋下前大阪市長と会談しています。

会談には菅官房長官と「おおさか維新の会」の今の代表を務める大阪府の松井知事も同席しており、年明けの来月4日に召集される通常国会への対応や、今後の政策課題などを巡って意見を交わしているものと見られます。

会談に先立って、安倍総理大臣は19日午後、記者団が「大阪市の橋下前市長と会ってどのような話をするのか」と質問したのに対し、「慰労会ですね。『ご苦労さま』と言おうと思ってます」と述べました。

安倍総理大臣はことし6月にも橋下氏と会談しているほか、10月には菅官房長官と松井知事が総理大臣官邸で会談しており、19日の会談で橋下・松井両氏は新しく結成した「おおさか維新の会」の方針や、政界引退を表明している橋下氏の考えなども説明しているものと見られます。

◆日米物品協定改定先送り

〜政権、反対世論を警戒〜 

<2015年12月19日 19時38分   共同通信>

 政府、与党は自衛隊と米軍が物資や役務を融通し合う日米物品役務相互提供協定(ACSA)に関し、来年1月4日召集の通常国会への改定案提出を見送る方向で最終調整に入った。政府関係者が19日明らかにした。来年夏の参院選に向け安全保障関連法への反対世論が再び高まることを避ける狙いがありそうだ。戦後の安保政策を大きく転換した安保関連法成立から19日で3カ月。新任務に対応する訓練も先送りされており、安倍政権の選挙優先姿勢がにじむ。

 改定案について政府は当初、来年3月の安保法施行前の国会承認を目指していた。

◆米軍支援協定の改定案

〜通常国会提出見送りへ〜

(2015年12月19日 14時31分  読売新聞)

 政府・与党は、自衛隊が米軍を後方支援する際の手続きを定めた「日米物品役務相互提供協定(ACSA)」の改定案について、来年1月4日召集の通常国会への提出を見送る方針を固めた。

 当初は安全保障関連法を来年春に施行するのに先立ち、国会承認を目指していた。来年夏の参院選を控えた国会審議は与野党間の対決機運が高まるとみられ、安全保障問題が再び紛糾するのを避ける狙いがある。

 日米ACSAは、自衛隊と米軍の間で燃料などの物資や医療などのサービスをやり取りする場合の決済手続きなどを定めている。

 今年9月に成立した安保関連法は、集団的自衛権の行使が可能となる「存立危機事態」や、従来の周辺事態を改めた「重要影響事態」などを創設し、弾薬の提供を解禁した。平時でも、〈1〉警戒監視・情報収集〈2〉弾道ミサイル発射への対処――など、米軍を後方支援できるケースを追加した。日米ACSAはこれらの変更点に合わせ、規定の修正・追加を行う必要がある。

◆橋下氏と吉村氏 どこが違う?

〜どこが似てる? トップダウン型と協調型〜

(2015.12.19 10:54更新  産經新聞

 大阪市の橋下徹前市長の後継者、吉村洋文新市長の任期が19日スタートした。橋下氏が真夜中であってもメールで市幹部らに指示を飛ばす「トップダウン型」のリーダーだったのに対し、吉村氏は粘り強い対話で合意形成を目指していく「協調型」。橋下氏は意見の合わない場合は対決も辞さず議会や地域団体との摩擦が生じてきただけに、修正を図っていけるか吉村氏の手腕に注目が集まる。

 「次の市長も同じ弁護士だが、僕と違ってしっかり議論を踏んでからメッセージを発するタイプだ」。橋下氏は18日午後、退任を前に市役所で市幹部との最後の会議に臨み、吉村氏をこう評した。
 11月の市長選で、吉村氏は自らの政治手法を「話し合いで粘り強く合意形成をする」と繰り返し語っていた。実際、所属する大阪維新の会で、看板政策の大阪都構想の広報戦略を担う「吉村チーム」を率いていたときは、独断で物事を進めることはせず、「メンバーの意見に耳を傾けることにたけていた」(大阪市議)という。

トップダウン型の橋下氏に対し、協調型とされる吉村氏だが、2人の違いは自治体のトップに就任するまでの経歴も影響しているとみられる。橋下氏は人気タレントだった知名度を生かし、いきなり府知事に就任した。これに対して吉村氏は大阪市議の出身。市長就任前には約1年間、衆院議員も経験しており、「話し合いの手順の重要性は理解している」と語る。

 このため、橋下氏とは衝突してきた他会派からも、「市政を前に進めたいという意欲は感じる」(公明党の市議団幹部)と好意的な声が広がっている。

 一方で、2人には共通する部分も多い。橋下氏は早稲田大、吉村氏は九州大で学生生活を送ったが、ともに20代で難関の司法試験をパス。同じ弁護士を仕事に選び、法律事務所経営者の経験がある。橋下氏にとっては「共通言語で会話ができる存在で、とりわけ頼りにしていた」(橋下氏の側近)という。

また、2人とも高校時代にはラグビーに打ち込んでおり、ポジションは同じ左ウイング。3男4女の父親である橋下氏に対し、吉村氏も2女(双子)と1男を育てており、子だくさんという点も似通っている。

■吉村洋文新大阪市長の略歴 昭和50年生まれ。大阪府河内長野市出身。府立生野高、九州大法卒。平成?年に司法試験合格。弁護士を経て、23年4月に政界入り。大阪市議、衆院議員を経て、今年11月の市長選に橋下徹前市長の後継指名を受けて立候補。自民党推薦の元市議を20万票近い大差をつけて破った。12月から「大阪維新の会」政調会長。座右の銘は「意志あるところに道は開ける」。

◆予算96・7兆〜96・8兆円に

〜16年度当初案で最終調整〜

<2015年12月19日 11時20分  共同通信>

 政府が2016年度当初予算案の一般会計総額を96兆7千億〜96兆8千億円で最終調整していることが19日、分かった。15年度の96兆3420億円を上回り、過去最大を更新する。高齢化による社会保障費の増加が影響した。21、22日に行う麻生太郎財務相と関係閣僚による折衝を経て、24日に閣議決定する。

 歳入では、税収が史上3番目となる57兆6千億円程度まで増加する。景気回復に伴う所得税や法人税の伸びが見込まれることが理由。これを受け、国の借金となる国債の新規発行額は34兆円台と、09年度(33兆2940億円)以来の低水準に抑えられる方向だ。