2017年07月21日

◆稲田防衛相 隠蔽了承を否定 特別防衛監察に協力



(7月21日 11時37分   NHKニュース)

稲田防衛大臣は、閣議のあとの記者会見で、破棄したとしていたPKO部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた問題について、「非公表や隠蔽を了承することなどありえない」と述べたうえで、みずからに対する聞き取りなど特別防衛監察に協力する考えを示しました。

南スーダンで大規模な武力衝突が起きた去年7月のPKO部隊の日報をめぐって、防衛省は当初、陸上自衛隊が破棄したと説明していましたが、実際には、陸上自衛隊の司令部に電子データが保管されていたことが、ことし3月に明らかになり、稲田防衛大臣がこうした事実を公表しないことを了承していたと一部で報じられました。

これについて、稲田大臣は閣議のあとの記者会見で、「私の指示で、すべての日報を情報公開したもので、非公表や隠蔽を了承するなどといった行動は私の姿勢とは真逆で相いれない。特に、2月6日には、日報はすでに公表されており、その後に、非公表や隠蔽を了承といったことはありえない」と述べ、一部報道を否定しました。

また、「仮に、日報が存在するなどという報告を受けていれば、当然、公表するよう指示しているはずであり、非公表とし、隠蔽を了承したこともなければ陸上自衛隊に保管されているとの報告を受けたこともなかった」と述べました。

そのうえで、稲田大臣は「私自身はもちろん、ほかの政務三役も防衛監察本部の聴取に協力する考えで、すでに、監察本部にその旨を伝えてある」と述べ、みずからに対する聞き取りなど特別防衛監察に協力する考えを示しました。

そして、稲田大臣は「報道されている点に関する事実関係についても、徹底的な調査が必要で、私の責任のもと事実解明を行い、説明責任を果たしていきたい」と述べました。

◆民進 蓮舫代表 野田幹事長交代で最終調整


(7月21日 5時17分   NHKニュース)

民進党の蓮舫代表は来週25日の両院議員懇談会で、東京都議会議員選挙の総括を取りまとめるのに合わせて、党の体制一新を図りたいとして、党運営の実務を取りしきってきた野田幹事長を交代させる方向で最終的な調整に入りました。

民進党が先の東京都議会議員選挙で、選挙前より2議席減らして5議席にとどまったことを受けて、選挙結果を総括するために開いた会合では、執行部の責任を明確にするため、野田幹事長をはじめ執行部が交代すべきだという意見も出されました。

民進党はこうした意見も踏まえて、来週25日に開く予定の両院議員懇談会で選挙結果の総括を取りまとめることにしていて、蓮舫代表はこれに合わせて、党の体制一新を図りたいとして、党運営の実務を取りしきってきた野田幹事長を交代させ、新しい幹事長を決める方向で最終的な調整に入りました。

蓮舫代表は当初、秋の臨時国会の前に役員人事を行い、野田幹事長については続投させたい考えでしたが、執行部に対する党内の不満が表面化する中で、野田幹事長の交代は避けられないと判断したものと見られ、今後は幹事長の後任人事が焦点になります。

◆首相、岸田外相と会食…改造人事で意見交換か

(2017年07月20日 23時59分  読売新聞)

 安倍首相は20日夜、東京都内のホテルの日本料理店で岸田外相と約1時間50分、会食した。

 8月3日の内閣改造・自民党役員人事に向けて意見交換したとみられる。会食後、両氏は会談内容に関する記者団の質問には答えなかった。

 岸田氏は2012年の第2次内閣発足から外相を務めているが、「ポスト安倍」の候補として経験を積むため、幹事長や政調会長など党三役への就任希望が強い。首相は党三役への起用も視野に検討しているとされる。政府内には外交の継続性から「岸田氏の留任が望ましい」とする声もある。

2017年07月20日

◆24日に閉会中審査 前川氏や和泉補佐官ら招致へ


(7月20日 17時34分   NHKニュース)

衆議院予算委員会は理事懇談会で学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐり、今月24日に安倍総理大臣も出席して閉会中審査を行うことを正式に決めるとともに、文部科学省の前川・前事務次官や和泉総理大臣補佐官らを参考人招致することでも合意しました。

衆議院予算委員会は20日、理事懇談会を開き、国家戦略特区での学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐる閉会中審査の日程や、招致する参考人などについて協議しました。

その結果、今月24日に安倍総理大臣の出席を求めて委員会を開き、与党側が1時間半、野党側が3時間半の合わせて5時間質疑を行うことを正式に決めました。また民進党などの求めに応じ、文部科学省の前川・前事務次官と和泉総理大臣補佐官、それに内閣府の藤原豊・前審議官の3人を参考人として招致することでも与野党が合意しました。

一方、与党側は前の愛媛県知事の加戸守行氏らを、民進党などは「加計学園」の加計孝太郎理事長や日本獣医師会の藏内勇夫会長らを、さらに参考人招致するよう求めたため、21日に改めて協議することになりました。

◆菅氏「稲田氏了承」も調査

〜PKO日報隠蔽の防衛監察〜

<2017/7/20 12:37   共同通信>

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽問題で、菅義偉官房長官は20日の記者会見で、防衛監察本部が実施している特別防衛監察に関し、稲田朋美防衛相が日報を非公開にする方針を了承したとされることも含め調査されるとの認識を示した。

 これに関連して稲田氏は同日、監察結果の発表時期について「なるべく早くということで作業を進めている」と防衛省で記者団に述べた。

 陸自の日報を巡っては、2月15日に稲田氏や事務方トップの黒江哲郎事務次官、岡部俊哉陸上幕僚長らが出席した会議で、保管の事実などが報告され、存在を非公表とする方針が了承された。

◆山本氏「正確でない」…決定前「四国に」記録

(2017年07月20日 12時13分   読売新聞)

 学校法人「加計かけ学園」の愛媛県今治市での獣医学部新設を巡り、国家戦略特区を担当する山本地方創生相は20日午前、「(記録は)獣医師会側の思いこみと私の発言を混同したものであり、正確ではない」と内閣府で記者団に語った。

 同学園が新設事業者に決まる2か月前に、山本氏が「四国に新設することになった」と報告したとする記録が日本獣医師会に残っていたことに反論したもの。山本氏は、「京都もあり得ると述べた。公募が大前提にあるため『事業実施主体』という表現をしており、『加計学園』と特定して言ったことは全くない」とも述べた。

 記録の存在は、日本獣医師会顧問の北村直人元衆院議員が19日に明らかにしていた。

 北村氏によると、山本氏は昨年11月17日、東京都内の同会事務所を訪れ、蔵内勇夫会長や北村氏らと面会した。

◆閉会中審査 与党は収束を 野党は日報問題も追及へ

(7月20日 4時12分   NHKニュース)

学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐり、自民党と民進党は来週24日に衆議院で、翌25日に参議院で、安倍総理大臣も出席して予算委員会を開くことで合意しました。

与党側は政府に丁寧な説明を促し、事態の収束を図りたい考えなのに対し、野党側は引き続き行政がゆがめられたのではないかと追及するとともに、PKO部隊の日報問題についても政府に真相を明らかにするよう迫ることにしています。

国家戦略特区での学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐり、自民党と民進党は来週24日に衆議院で、翌25日に参議院で、安倍総理大臣も出席して予算委員会を開き、それぞれ5時間にわたって質疑を行うことで合意しました。

また衆議院では民進党の求めに応じて、文部科学省の前川・前事務次官と和泉総理大臣補佐官を参考人として招致することでも一致しました。

与党側は衆議院で質疑時間をこれまでの慣例よりも多く確保したことも踏まえ、国家戦略特区の必要性や、獣医学部新設を決めた経緯などについて、政府に丁寧な説明を促し、手続きに瑕疵がないことを改めて明確に示し、事態の収束を図りたい考えです。

安倍総理大臣は19日夜、麻生副総理兼財務大臣や自民党の高村副総裁らと会談した際、「国民が『もうわかった』と言うくらいしっかり説明したい」と述べたということです。

これに対し、野党側は「『加計学園ありき』で手続きが進められ、行政がゆがめられたのではないか」として、前川前次官と和泉補佐官の主張の食い違いなどについて、引き続き追及することにしています。

また民進党などは、破棄したとされた南スーダンのPKO部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた問題についても、政府に真相を明らかにするよう迫ることにしています。

◆9条改正、文民統制明記へ 

〜自民改憲案、高村氏表明〜

<2017/7/20 02:01  共同通信>

 自民党の高村正彦副総裁は19日までに共同通信のインタビューに応じ、党が検討する憲法9条改正案に、首相が自衛隊の最高指揮権を持ち、自衛隊は法律の範囲内で行動できるとの趣旨を盛り込む意向を表明した。「文民統制」(シビリアンコントロール)の原則を明確化する狙いで、この文言自体の明記も検討する。憲法改正の国会発議の際、各党が合意すれば、党議拘束を外すことも排除しない考えを示した。

 高村氏は党憲法改正推進本部の顧問を務め、改憲案策定の中心的存在。インタビューでは安倍晋三首相(党総裁)の改憲提案を踏まえ「(自衛隊と)内閣、国会との関係を書き込むべきだ」と強調した。

◆稲田朋美防衛相、省・隊内で求心力失う

〜スケープゴートに 日報問題〜

(2017.7.20 00:29更新    産經新聞)

 南スーダンPKOの日報問題をめぐり、稲田朋美防衛相や複数の防衛省幹部は19日、稲田氏が日報データの隠蔽方針を了承したとする共同通信などの報道を明確に否定した。安倍晋三内閣の支持率が下落するタイミングで報道が出たこともあり「政権批判に結びつけられた」(政府関係者)との声は強い。一方、報道の情報源は防衛省内との見方が大勢で、稲田氏は省内の不満分子にターゲットにされたともいえそうだ。

 「日報を非公表にするとか隠蔽するということを了承したということはない」
 稲田氏は19日、防衛省で記者団に対し、自らが「隠蔽」に関与したとの見方を強く否定した。2月15日に「緊急幹部会議」があったとの事実もないとした。

 「稲田氏が隠蔽方針を了承した」との記事は共同通信が18日に配信し、毎日新聞や東京新聞、地方紙は19日付朝刊で共同の記事をそのまま掲載した。朝日新聞は19日付朝刊で、稲田氏の出席の下で開催された幹部会議で非公表が決まったと報じた。

 一連の共同の記事は、日報の非公表方針と安倍晋三政権への批判を結びつけて報道し「防衛省内には安倍首相の秘蔵っ子を批判から遠ざけるという、1強政治への『壮大な忖度』が働いたと指摘する声が上がる」と論評した。

一方、多くの防衛省幹部は、稲田氏が隠蔽を了承したとの見方に否定的だ。

 ある省関係者は報道を受けて稲田氏の会議記録を精査したが、該当する会議は見当たらなかったという。自衛隊最高幹部の一人は「(稲田氏は)絶対に承知していない」と否定する。別の幹部も「稲田氏は一貫して情報の公開を指示しており、隠蔽する理由がない」と語る。

 では、なぜ稲田氏が隠蔽に関与したと報道されたのか。省内からの告発である可能性が高いほか、稲田氏や黒江氏に不満を持つ陸自幹部が情報源ではないかとの見方がくすぶる。防衛省幹部は「特別防衛監察の結果、陸自が一方的に責任を押し付けられるのではないかと思い、情報をリークしたのではないか」と疑心を募らせる。

 稲田氏は東京都議選応援演説で「防衛省・自衛隊としてもお願いしたい」と失言したことなどを理由に来月3日の内閣改造で事実上の更迭が確実視されている。防衛省・自衛隊内で求心力を失っており、格好のスケープゴートになったとの見方もある。

2017年07月19日

◆病院閉鎖までに短期入所先確保 吉村市長

(07月18日 19時55分   NHK関西ニュース)

大阪市の吉村市長は、来年3月に閉鎖される大阪 住之江区の「大阪市立住吉市民病院」を視察し、現在、病院が担っている障害がある子どもの短期入所の機能について、病院が閉鎖されるまでに引き継ぎ先を確保したいという考えを示しました。

大阪 住之江区にある「大阪市立住吉市民病院」は、来年3月末に閉鎖され、病院が担ってきた主な機能は、およそ2キロ離れた住吉区に来年4月に開業する予定の「母子医療センター」に引き継がれることになっています。ただ、市民病院が担っている、心身に重い障害がある18歳以下の子どもの短期入所の機能については、現在、44人の利用登録がありますが、受け入れ先の調整が終わっていません。

これについて、大阪市の吉村市長は、今後の対応を検討するため、18日、住吉市民病院を視察しました。そして、視察を終えたあと吉村市長は記者団に対し、「44人の利用者の受け入れ先を確保するために、一人ひとり個別で対応するなどあらゆる手を尽くしていきたい」と述べ、短期入所の機能について、病院が閉鎖されるまでに引き継ぎ先を確保したいという考えを示しました。