2016年02月29日

◆首相「新たな国勢調査で」 定数是正先送り

〜改めて表明〜

2016年2月29日13時21分

 安倍晋三首相は29日午前の衆院予算委員会で、衆院小選挙区の「一票の格差」を抜本的に是正する改革を次の国勢調査を行う2020年以降に先送りする考えを改めて表明。都道府県の人口比をより反映できるアダムズ方式の早期導入については「選挙が17、18年になると、20年には新たな方式で県ごとの人数を変えないといけなくなる」と述べ、公明や野党が求める10年または15年調査に基づく抜本改正を批判した。

 民主党の岡田克也代表が「20年の国勢調査(で抜本改正)というが、(20年に)あなたは首相ではない」と指摘したのに答えた。岡田氏は10年調査をもとにアダムズ方式で都道府県ごとの定数配分を見直し、15年調査をもとに都道府県内の区割りも変えるべきだと主張した。

 これに対し安倍首相は「5年ごとに県の人数が変わるのを導入してしまえば、毎回毎回、大きな議論をしなくてはいけなくなる」として、岡田氏の主張は選挙制度の安定性を欠くと批判。そのうえで、「あと4年すれば、新たな10年ごとの(大規模)国勢調査が出てくる。そこでやるのが当たり前ではないか」と答弁した。

 自民党内には、アダムズ方式を20年以降に導入することについても否定的な意見がある。首相は党内議論について「私は独裁者ではないから、私が決めれば全員が右を向くわけではない。ただ、私が総裁として申し上げたことは、党員にしっかり理解していただいている」と語った。

◆クリントン氏、本選に軸足

〜トランプ氏の資質批判〜

<2016/2/29 09:44   共同通信>

 【コロンビア(米サウスカロライナ州)共同】米大統領選民主党指名争いの第4戦、南部サウスカロライナ州予備選を制したクリントン前国務長官は一夜明けた28日、転戦先の南部テネシー州の教会で「私たちの使命は米国の融和を図ることだ」と演説した。挑発的な言動で世論をあおり、共和党候補争いをリードする実業家トランプ氏を念頭に批判した。

 クリントン氏は3勝1敗としたサウスカロライナでの勝利で指名獲得に自信を深めている。11月の本選に軸足を移すかのように、トランプ氏の大統領としての資質を問う発言が目立ってきた。

◆衆院予算委 集中審議 選挙制度見直しで議論

(2月29日 12時22分   NHKニュース)

衆議院予算委員会の集中審議で、衆議院の選挙制度の見直しを巡り、民主党の岡田代表は、6年前・平成22年の国勢調査の結果に基づき、速やかに、都道府県に小選挙区の数を割りふる計算式の「アダムズ方式」を導入すべきだと指摘しました。これに対し安倍総理大臣は、有識者調査会の答申を尊重するならば「アダムズ方式」への変更は次の平成32年の大規模な国勢調査を踏まえ行うべきだとして、こうした方針に沿って自民党内で議論が進むという認識を示しました。



衆議院の選挙制度の見直し

この中で民主党の岡田代表は、衆議院の選挙制度の見直しについて、「有識者調査会の答申の根幹は、都道府県に小選挙区の数を割りふる計算式の『アダムズ方式』の採用だ。先送りすれば違憲状態が継続することになり、平成22年の国勢調査の結果に基づき、安倍総理大臣は導入を明言すべきだ」とただしました。

これに対し、安倍総理大臣は「答申どおりに10年ごとの国勢調査で『アダムズ方式』を導入するとすれば、平成32年となる。あと4年すれば新たな10年ごとの国勢調査が出るので、そこでやるのは当たり前だ。『先送りだ』という批判は当たらず、誤解を与えようとしていることは党利党略だ」と反論しました。そのうえで、安倍総理大臣は「私は、自民党総裁として、『アダムズ方式』について答申を尊重するという立場から、当然『アダムズ方式』を中心に自民党内で議論がなされるものと確信している」と述べました。


特定秘密の取り扱い

一方、安倍総理大臣は、特定秘密の取り扱いについて、「会計検査院の検査に必要な資料は、わが国の安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがないと認められたときに限り提供されるという限定が、法文上、適応される。しかし、実際には特定秘密の提供が行われないということは、実務上およそ考えられない」と述べました。


丸川環境相の被ばく線量巡る発言

また、安倍総理大臣は、丸川環境大臣が被ばく線量の目標に関する発言を撤回したことへの任命責任を問われたのに対し、「閣僚の任命責任は私にあり、その責任は究極的にはしっかりと政策を前に進めていくことによって果たされるべきものだ。福島の皆さんが求めていることは一日も早い除染の実行であり、丸川大臣には先頭に立って除染の加速化などに全力で取り組んでもらいたい」と述べました。

◆新年度予算案 あす衆議院で可決の見通し

(2月29日 4時15分   NHKニュース)

新年度(平成28年度)予算案は、3月1日に衆議院本会議で採決が行われ、与党側の賛成多数で可決されて参議院に送られる見通しで、参議院で議決されない場合でも、憲法の規定により年度内に成立します。

衆議院予算委員会は29日、安倍総理大臣も出席して外交などをテーマに集中審議を行います。そして、1日の予算委員会で新年度(平成28年度)予算案の締めくくりの質疑と採決を行ったあと、夕方にも衆議院本会議が開かれ、予算案は与党側の賛成多数で可決されて、参議院に送られる見通しです。予算案は、参議院で採決されない場合でも、憲法に定められた衆議院の優越により、来月末に成立します。

一方、参議院予算委員会は、1日に予算案が参議院に送られてくれば、2日から安倍総理大臣とすべての閣僚の出席を求めて基本的質疑を行うことで、与野党が合意しています。

自民・公明両党は、安倍総理大臣が、来月31日からワシントンで開かれる、核セキュリティーサミットへの出席を検討していることを踏まえ、参議院でも着実に審議を進め、早期の成立を目指す考えです。

これに対し、民主党などは「株価が乱高下するなど、アベノミクスは行き詰まりを見せている」として、格差の是正を目指す経済政策への転換を迫るほか、甘利前経済再生担当大臣を巡る問題なども、引き続き追及することにしています。

2016年02月28日

◆クリントン氏圧勝、南部で3勝目

〜序盤戦天王山へ弾み〜 

<2016/2/28 19:18  共同通信>

 【コロンビア共同】米大統領選の民主党候補指名争い第4戦、南部サウスカロライナ州予備選が27日、州都コロンビアなどで投開票され、クリントン前国務長官(68)がサンダース上院議員(74)に圧勝した。クリントン氏は3勝1敗。黒人有権者が多い南部での強さを証明し、11州の予備選・党員集会が集中する序盤戦の天王山、3月1日のスーパーチューズデーへ弾みをつけた。

 民主、共和両党とも4戦を終え、共和党は3連勝の実業家トランプ氏(69)がリードする展開。スーパーチューズデーの結果次第でクリントン、トランプ両氏が指名獲得へ大きく前進する可能性がある。

◆民維議員ら説明に奔走、岡田氏「期待感がある」

(2016年02月28日 15時34分  読売新聞)

 3月中の合流が決まった民主、維新両党は27日、それぞれの所属議員が支持者らへの説明に奔走した。

 合流正式合意から一夜明け、支持者からは党再建への一歩として歓迎する声が上がる一方、間近に迫った参院選への懸念も示された。

 民主党の岡田代表は27日、地元・三重県四日市市で記者団に、「頑張って下さいと声をかけてくれる方が多くなった。それだけ期待感がある」と満足そうに述べた。岡田氏はこの日、参院選三重選挙区の候補予定者と四日市市内を回り、街頭で「ここでもう一皮むけて、自民党と競い合う」と演説するなど、合流に理解を求めた。

 ただ、支持者には民主党の党名変更への不安があるようだ。岡田氏が「名称の大幅変更が望ましいか」と聴衆に尋ねると、「民主」を残す案への支持が多く、岡田氏が「どっちになっても怒らんといて」とお願いする場面もあった。

◆民維議員ら説明に奔走、岡田氏「期待感がある」

(2016年02月28日 15時34分  読売新聞)

 3月中の合流が決まった民主、維新両党は27日、それぞれの所属議員が支持者らへの説明に奔走した。

 合流正式合意から一夜明け、支持者からは党再建への一歩として歓迎する声が上がる一方、間近に迫った参院選への懸念も示された。

 民主党の岡田代表は27日、地元・三重県四日市市で記者団に、「頑張って下さいと声をかけてくれる方が多くなった。それだけ期待感がある」と満足そうに述べた。岡田氏はこの日、参院選三重選挙区の候補予定者と四日市市内を回り、街頭で「ここでもう一皮むけて、自民党と競い合う」と演説するなど、合流に理解を求めた。

 ただ、支持者には民主党の党名変更への不安があるようだ。岡田氏が「名称の大幅変更が望ましいか」と聴衆に尋ねると、「民主」を残す案への支持が多く、岡田氏が「どっちになっても怒らんといて」とお願いする場面もあった。

2016年02月27日

◆自民、候補擁立見送る方針 京都3区補選、苦戦予想

(2016年2月27日20時41分    朝日新聞)

 自民党の谷垣禎一幹事長は27日、京都市内で党京都府連幹部らと会談し、衆院京都3区補選(4月24日投開票)で公認候補の擁立を断念する方針を伝えた。「育休」宣言後に不倫が発覚した宮崎謙介元衆院議員(同党を離党)の辞職に伴う補選で、苦戦が予想されると判断。同日実施の衆院北海道5区補選や夏の参院選への影響を避けたいと「不戦敗」を選んだ。

 会談後に記者会見した京都府連会長の西田昌司参院議員によると、谷垣氏は会談で「党本部は補選には慎重である」と発言し、擁立を見送る考えを示した。

 宮崎氏の言動への批判は強く、公明党は自民に「誰を擁立しても支援できない」と伝えていた。北海道5区補選とともに参院選の前哨戦となるため、別の党幹部も「北海道で勝っても、京都で敗れれば『1勝1敗』。京都を不戦敗にして『0・5敗』の方がましだ」と述べていた。

 西田氏は会見で衆参同日選の可能性に触れ、府連として「本選挙(衆院選)に向けて候補者を選んでいかなければいけないし、その手続きが補選までにできれば当然、(補選に)擁立すべきだ」との考えを述べた。ただ、告示が約1カ月半後に迫るなか、候補者選定は困難な状況だ。

◆麻生財務相、中国に構造改革求める…G20開幕

(2016年02月27日 01時19分  読売新聞)

 【上海=中西梓】日米など先進国と中国など新興国で構成する主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が26日午後、中国・上海で開幕した。

 麻生財務相は、初日の討議で「中国経済は、過剰設備や(不動産融資などの)過剰信用の問題がある」と指摘し、人民元の安定化策を含め、中期的な構造改革の工程表をつくるよう求めた。27日に採択するG20の共同声明で、金融市場の動揺を抑える政策協調の具体策を示せるかどうかが焦点となる。

 麻生財務相は初日の討議後、記者団に対し、「世界経済は緩やかに回復に向かっているが、足元の不確実性は高まったと発言した」と説明した。中国の当局と、市場とのコミュニケーション不足が資本の流出を招き、市場の混乱につながっているとの認識を示した。新興国の資本流出問題について、G20内の作業部会で検討することになった。

 一方、議長国である中国はG20の会議前、追加の金融緩和策や財政出動に言及し、財政・金融政策を総動員して景気を下支えする姿勢を強調した。

2016年02月26日

◆大規模な選挙区見直し、20年国勢調査後に先送り

〜首相〜

(2016年2月26日16時04分   朝日新聞)

 安倍晋三首相は26日の衆院総務委員会で、「一票の格差」是正をめぐり、衆院議長の諮問機関が答申で示したアダムズ方式の導入時期について「アダムズ方式による都道府県への議席配分見直しを伴う大規模な選挙区の見直しは、2020年に行われる大規模国勢調査の結果により行われる」と先送りする意向を示した。民主党の渡辺周氏に対する答弁。

 首相は先送りの理由について「アダムズ方式を含む県を越える大規模な定数是正は、10年ごとの国勢調査で行うべきだ。15年の調査は簡易調査であって、5年後には大規模国勢調査の数字が出てくる。15年の国勢調査にあわせて選挙を行うといっても、手続きなどをやると実質は来年以降。その3年後には次の見直しに取りかからなくてはならなくなる」などと語った。

 26日に総務省が公表した15年国勢調査の速報値に基づく朝日新聞の試算では、アダムズ方式を使って、首相が約束した衆院の議員定数を選挙区で6減らす場合、定数を東京で4、神奈川で2、埼玉、千葉、愛知で一つずつ増やす一方、青森や熊本など15県で1減る「9増15減」となる。

 この「9増15減」について、公明や民主などは受け入れる意向だが、自民は「0増6減」を主張し、孤立しつつある。これについて、首相は「今回は6減らす。この6県は、たまたまアダムズ方式で示された削減対象のなかにすでに入っている」などと述べ、自民の「0増6減」を支持した。