2016年03月12日

◆米 支持者と抗議活動家が衝突

〜トランプ氏集会延期〜

(2016年03月12日 11時34分   読売新聞)

 【ワシントン=尾関航也】米中西部シカゴで11日、米大統領選の共和党指名候補争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏の集会に集まった支持者と、多数の抗議活動家が衝突し、会場は大混乱に陥った。

 トランプ陣営は「会場と周辺に集まった数万人の安全のため」として集会の延期を発表した。

 米CNNによると、会場となった約1万人収容の多目的競技場の周辺に数千人の抗議活動家が集結。会場内にも多数が入り、トランプ氏を批判するプラカードを掲げたり、スローガンを叫んだりした。集会延期が決まった後はテレビカメラが中継する中、会場内の各所でつかみ合いやどなり合いが繰り広げられた。

 トランプ氏の集会では抗議活動家への暴力沙汰が相次ぎ、トランプ氏自身も「ぶん殴ってやれ」とたきつけるような発言をして批判が集まっていた。11日の混乱後、トランプ氏はCNNに「暴力は望んでいない」と述べる一方、これまでの発言については「後悔していない」と撤回を拒んだ。

◆待機児童ゼロ、乏しい具体策

〜首相決意、省庁は困惑〜

(2016年3月12日05時11分   朝日新聞)

 安倍晋三首相は11日、待機児童の解消のための具体策を今春に打ち出す考えを示した。自民党も同日、対策チームを立ち上げ、月内に緊急対策をまとめる。しかし、実際に具体策を作る省庁からは「すぐに解決できる策はない」と困惑する声が上がっている。

 首相は11日の参院本会議で、共産党の吉良佳子氏の質問に答え、「待機児童ゼロを必ず実現させる決意だ」と強調。「今春に取りまとめる1億総活躍プランで実効性のある待遇の改善策を示し、人材を確保する」と述べて保育士の待遇改善に具体的に取り組む考えを示した。自民党の稲田朋美政調会長も11日、「待機児童問題等緊急対策チーム」の立ち上げを発表した。

 しかし、即効性のある具体策は乏しい。(池尻和生、伊藤舞虹)

2016年03月11日

◆首相、フィンランド大統領と会談



◆首相、フィンランド大統領と会談 
〜南シナ海問題など懸念〜

(2016年3月11日15時28分   朝日新聞)

 安倍晋三首相は10日、フィンランドのニーニスト大統領と首相官邸で首脳会談をした。両首脳は、中国を念頭に東シナ海や南シナ海の現状変更に懸念を表明。ロシアがウクライナ南部のクリミアを併合したことに対しても強く非難した。

 両首脳は北朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射を非難し、国連安全保障理事会の制裁決議を守るよう北朝鮮に要請することでも一致した。また、ニーニスト氏は、日本がめざす国連安全保障理事会の常任理事国入りへの支持を表明した。

◆今後5年間の復興基本方針を閣議決定

(2016年03月11日 11時38分  読売新聞)

 政府は11日午前の閣議で、今後5年間の「復興・創生期間」(2016〜20年度)の取り組みをまとめた復興の基本方針を決定した。

 基本方針は、同期間を地震や津波の被災地復興の「総仕上げ」と位置付け、原発事故のあった福島県については21年度以降も、政府が前面に立って復興に取り組むことを明記した。

 また、17年度までに岩手、宮城、福島の被災3県で計画した住宅の9割の完成を目標に掲げ、被災者の自立再建への支援も進める。20年度までの復興に関する総事業費6・5兆円のうち、被災3県の自治体が約220億円を負担することも盛り込んだ。

◆政府、帰還困難区域も除染へ

〜17年度から〜

(2016年03月11日 03時02分  読売新聞)

 1万8000人を超える死者・行方不明者を出した東日本大震災から11日で5年となる。

 政府は、東京電力福島第一原子力発電所事故以来、ほとんど手つかずだった放射線量の高い帰還困難区域を対象に、2017年度から本格的な除染を実施する方針を固めた。被災地ではくらし、産業などの課題が山積し、復興を実感できていない。今月末で終わる「集中復興期間」に続き、政府は今後の5年間を「復興・創生期間」と位置づけ復興を加速化する。

 政府は今夏までに、帰還困難区域を抱える地元自治体からの要望を聞いた上で、優先的に除染する地区を決める方針だ。今夏の17年度予算の概算要求に同区域の除染事業を盛り込み、16年度中に改定する福島復興再生基本方針には同区域を除染によって縮小する「区域見直し」を明記する方向で調整している。

◆保育士賃金引き上げ、野党議員立法へ

〜月額1万円増想定〜

(2016年3月11日05時07分  朝日新聞)

 民主党と維新の党は10日、保育士の賃金を引き上げる法案を議員立法で今国会に提出する方針を固めた。待機児童の解消のために人材を集めやすくする狙いで、保育士や幼稚園教員の賃金を引き上げる事業者に助成金を支給し、1人あたり平均で月1万円の賃金上昇を想定する。

 保育士や幼稚園教員の賃金は全産業平均より月11万円ほど低く、保育士の確保が難しくなっているという。両党は、保育士の賃金改善を求める2016年度予算案の組み替え動議を今月1日に衆院本会議に提出したが、否決された。改めて法案を出すことで参院選の争点にすることも狙っている。

 民主党の長妻昭代表代行は10日の記者会見で、保育制度の充実について「相当な予算をかけて待ったなしで取り組んでいく課題だ」と強調した。(菊地直己)

2016年03月10日

◆帰還困難区域、夏までに見直し案

〜一部解除も 首相表明〜

(2016年3月10日21時22分  朝日新聞)

 安倍晋三首相は10日、東日本大震災から5年を前に首相官邸で記者会見した。東京電力福島第一原発事故に伴う放射線量の高い帰還困難区域(対象住民約2万5千人)の指定を一部解除するなどの見直しについて、今夏までに国の考え方を示すと表明した。


 首相は区域見直しについて、「帰還困難区域においても放射線量が低下している。地元の皆さんのふるさとへの思いをしっかりと受け止めながら、今年夏までに国の考え方を明確に示したい」と述べた。

 被災地の避難指示区域は、年間積算放射線量の高い順に、帰還困難区域(50ミリシーベルト超)▽居住制限区域(50ミリ以下〜20ミリ超)▽避難指示解除準備区域(20ミリ以下)の三つに分かれている。政府は夏までに帰還困難区域の放射線量を調べたうえで、その一部を解除して居住制限区域などに振り分ける見直し案を示すとみられる。

 首相は、震災や原発事故の影響で一部区間(計68・6キロ)が不通になっているJR常磐線について「2019年度中に全線開通を目指すことを決定した」と正式表明。昨年3月に全線開通した常磐自動車道については、福島、宮城両県の混雑区間(いわき中央―広野、山元―仙台東部道路岩沼)で、今後5年間の「復興・創生期間」に4車線化するとした。

 一方、大津地裁が9日に運転差し止めの仮処分を決定した関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)について、首相は「関西電力にはさらに安全性の説明を尽くすことを期待したい。政府もそのように指導していく」と述べ、今後の訴訟などを通じて再稼働に向けて十分に説明するよう求めた。


◆ミサイル発射の北朝鮮に抗議

〜岸田外相〜

(2016年03月10日 11時01分  読売新聞)

 中谷防衛相は、10日午前、防衛省内で記者団に対し、北朝鮮の短距離弾道ミサイルが西岸の南浦ナムポ付近から東北東の方向に発射され、500キロ・メートル飛行して日本海上に落下したことを明らかにした。

 中谷氏は「スカッドミサイルの可能性がある」と指摘し、「付近を航行する航空機や船舶への被害報告は受けていない」と述べた。発射の意図について、「新たな国連安全保障理事会の決議を含む国際社会の圧力や、米韓の演習に対抗する軍事的恣意行動の可能性がある」との認識を示した。

 ミサイル発射を受けて、安倍首相は10日午前、〈1〉情報収集・分析〈2〉航空機や船舶等の安全確認〈3〉国民への情報提供――の3点について関係省庁に指示した。岸田外相は外務省内で記者団に対し、「極めて遺憾だ。関係各国と連携して情報収集等に万全を尽くしたい」と語り、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにした。

◆野党統一候補=民共合作候補 

〜自民、ビラで野党共闘批判〜

(2016年3月10日05時12分  朝日新聞)

 自民党は今夏の参院選に向け、野党5党が進める統一候補擁立を批判するビラを作成した。赤字の大きな見出しで「『野党統一候補』=『民共合作候補』」と主張し、理念も政策も違う民主、共産両党がタッグを組むと強調。参院選を「『自公の安定政権』か、『民共合作の革命勢力』かの選択」と位置づけている。

 ビラでは「『理念なき民主党』と『革命勢力・共産党』の打算と思惑の産物」と痛烈に批判したうえで、日米安保条約の破棄と自衛隊廃止という共産の主張を取り上げ、「どうやって日本を守るのか」と疑問を投げかける。

 党所属国会議員に配るほか、12日の全国幹事長会議などを通じて地方議員らへの周知徹底を図る予定だ。

2016年03月09日

◆米中西部などで大統領選予備選

〜先頭走者の2人が優勢〜

<2016/3/9 05:25   共同通信>

 【ワシントン共同】米大統領選の候補者選びは8日午後(日本時間9日午前)、民主、共和両党が中西部ミシガン、南部ミシシッピなどで予備選を続けた。米メディアによると、共和党の実業家トランプ氏(69)と民主党のクリントン前国務長官(68)がともに優勢で、先頭走者の立場をさらに固める公算。

 民主党はミシガンとミシシッピの2州、共和党は両州に西部アイダホを加えた3州で予備選を開いた。即日集計され、大勢判明は日本時間9日昼の見通し。8日夜(日本時間9日午後)には、ハワイ州で共和党の党員集会も開催。