2016年07月11日

◆自公党首が会談、内閣改造時期など協議

(2016年7月11日13時56分  朝日新聞)

 安倍晋三首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表が11日、首相官邸で会談した。内閣改造の時期や経済政策を優先して取り組むことなど、政権運営の方針について協議したとみられる。


 これに先立ち、自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長は国会内で会談し、参院選の結果を受けて議席を確定する臨時国会を8月1日〜4日に開く方針を確認した。また、消費増税延期のための法案や環太平洋経済連携協定(TPP)関連法案、大型の経済対策を盛り込む今年度第2次補正予算案などを審議する臨時国会は9月中旬以降とする方向も確認した。

◆首相、内閣改造・党役員人事へ…臨時国会直後か

(2016年07月11日 06時55分   読売新聞)

 安倍首相は10日夜のNHKの番組で「強力な経済政策を進めていくうえで、力強い新たな布陣を組んでいきたい」と述べ、近く内閣改造・自民党役員人事に踏み切る意向を明らかにした。

 改造時期については「与党ともよく相談したい」と述べるにとどめた。

 内閣改造は第3次改造内閣が発足した昨年10月以来。最も注目されるのは2012年12月の第2次内閣発足以来、閣内で首相を支えてきた菅官房長官と麻生副総理兼財務相の処遇だ。政府内には「内閣の要である菅、麻生両氏は代えられない」との見方が根強い。党役員人事では、14年9月から党務を担ってきた谷垣幹事長を続投させるかどうかが最大の焦点だ。

 改造時期は、参院議長などを決めるために8月上旬に数日間開く臨時国会の直後との見方が多い。この場合、例年9月末頃の党役員人事も前倒しする方針だ。

◆憲法、変える必要ある49% ない44%

〜朝日出口調査〜

(2016年7月11日09時13分  朝日新聞)

 朝日新聞社が10日に全国で実施した参院選の出口調査で、今の憲法を変える必要があるかどうか尋ねたところ、「変える必要がある」は49%で、「変える必要はない」の44%よりやや多かった。一方、比例区で自民、公明、おおさか維新、日本のこころを大切にする党の「改憲4党」に投票をした人でも、「変える必要はない」が3割を超えていた。


 年代別では、30代は「必要がある」が55%に上り、「必要はない」の42%を上回ったが、70歳以上は「必要がある」の40%と、「必要はない」の43%がほぼ並んでいた。新たに有権者になった18、19歳では「必要がある」45%、「必要はない」51%だった。(山下剛)

◆参議院 憲法改正に前向きな勢力が3分の2に


(7月11日 6時09分   NHKニュース)

10日、投票が行われた参議院選挙で、自民・公明両党は目標としていた改選議席の過半数の61議席を上回り、合わせて70議席を獲得しました。また、自民・公明両党と、おおさか維新の会の獲得議席は合わせて77議席となり、非改選の、日本のこころを大切にする党や、憲法改正に前向きな無所属の議員を含めると、参議院全体の3分の2の議席を占めることになりました。

参議院選挙では、選挙区と比例代表を合わせた121の改選議席がすべて決まりました。

各党の獲得議席は、自民党は追加公認した無所属の1人を含めて選挙区が37議席、比例代表が19議席で、合わせて56議席。

民進党は選挙区が21議席、比例代表が11議席で、合わせて32議席。
公明党は選挙区が7議席、比例代表が7議席で、合わせて14議席。
共産党は選挙区が1議席、比例代表が5議席で、合わせて6議席。
おおさか維新の会は選挙区が3議席、比例代表が4議席で合わせて7議席。
社民党は、比例代表で1議席。
生活の党は、比例代表で1議席。
無所属は選挙区で4議席を獲得しました。
日本のこころを大切にする党、新党改革は議席を獲得できませんでした。

この結果、自民・公明両党は、目標としていた改選議席の過半数の61議席を上回り、合わせて70議席を獲得しました。また、自民・公明両党と、おおさか維新の会の獲得議席は合わせて77議席となり、非改選の、日本のこころを大切にする党や、憲法改正に前向きな無所属の議員を含めると、参議院全体の3分の2の議席を占めることになりました。

安倍総理大臣は憲法改正について、「自民党は、そもそも憲法改正をするということで立党しており、私たちの憲法改正草案は示している。ただ、自民党で3分の2を得ているわけではなく、自民・公明両党で3分の2を得ているわけでもない。これからは、いよいよ国会の憲法審査会に議論の場がしっかりと移っていき、そこで議論し、どの条文をどのように変えていくかということに集約されていくことになるだろうと思っている」と述べました。

今回の選挙で、自民党は選挙戦全体の勝敗の鍵を握るとされた、32ある定員が1人の1人区すべてで、民進党や共産党など野党4党の統一候補らと対決する構図となりましたが、21の選挙区で議席を獲得しました。

民進党は、岡田代表が進退をかけていた三重選挙区で議席を維持しましたが、改選議席の47議席には届かず、32議席の獲得にとどまりました。

公明党は選挙区に立候補した7人全員が当選したうえ、過去最多に並ぶ14議席を獲得しました。

共産党は前回3年前の獲得議席である8議席には及びませんでしたが、改選議席を倍増させる6議席を確保しました。

おおさか維新の会は改選議席の2議席を上回る7議席を獲得しました。

社民党は比例代表で1議席を獲得しましたが、吉田党首が落選しました。この結果、国会議員が4人となり、国会議員5人が必要な政党要件の1つを失うことになります。

生活の党は比例代表に5人の候補者を擁立しましたが、1議席にとどまりました。

新党改革は荒井代表が落選し、平成22年の結成以降、確保していた国会の議席を失いました。

◆参院選 関西の結果

(07月11日 06時14分   NHK関西ニュース)

参議院選挙は10日投票が行われ、関西2府4県の選挙区では、自民党が6議席、公明党が2議席を得て擁立した候補者全員が当選しました。

また、おおさか維新の会が大阪と兵庫であわせて3議席を獲得したのに対し、民進党は1議席を確保するにとどまりました。

関西2府4県の参議院選挙の結果です。
▼定員が1人の滋賀選挙区は、自民党の新人、小鑓隆史氏が(49)初めての当選を果たしました。
▼定員が2人の京都選挙区は、自民党の現職の二之湯智氏と、(71)民進党の現職の福山哲郎氏が(54)当選しました。

▼前回から定員が4人に増えた大阪選挙区は、自民党の新人の松川るい氏と、(45)おおさか維新の会の新人の浅田均氏、(65)公明党の現職の石川博崇氏、(42)それに、おおさか維新の会の新人の高木佳保里氏が(43)当選しました。

▼今回から定員が3人に増えた兵庫選挙区は、自民党の現職の末松信介氏と(60)公明党の新人の伊藤孝江氏(48)それに、おおさか維新の会の新人の片山大介氏が(49)当選しました。
▼定員が1人の奈良選挙区は、自民党の新人の佐藤啓氏が(37)初めての当選を果たしました。
▼定員が1人の和歌山選挙区は、自民党の現職の鶴保庸介氏が(49)4回目の当選を果たしました。

この結果、関西2府4県の選挙区では、自民党が6議席、公明党が2議席を得て擁立した候補者全員が当選しました。

また、おおさか維新の会が大阪と兵庫であわせて3議席を獲得したのに対し、現職5人を擁立した民進党は1議席を確保するにとどまりました。

◆自公と維新の改憲3党77議席

〜参院「3分の2」に迫る〜

(2016年7月11日05時55分  朝日新聞)

 10日投開票の参院選で全242議席の半数が改選された。与党の自民、公明に加え、憲法改正に前向きなおおさか維新の会の3党は参院で77議席を獲得し、日本のこころを大切にする党を含めた非改選の計84議席とあわせ、憲法改正の国会発議に必要な「3分の2議席」(162議席)に迫った。


 安倍政権での改憲に反対する民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党は今回の参院選で、改憲4党による参院「3分の2」獲得の阻止をめざしていた。

◆首相、改憲論議の加速狙う 「4党」では届かず

<2016/7/11 05:00   共同通信>

 10日投開票の参院選で、憲法改正に賛同する改憲勢力が、非改選と合わせて国会発議に必要な3分の2(162議席)超となった。自民、公明両党と野党のおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の改憲4党では届かず、安倍政権下での改憲に賛同する無所属・諸派を加えて達した。これを受け、安倍首相は改憲項目絞り込みに向け、秋の臨時国会で各党協議の加速を狙う。民進党の岡田代表は審査会での議論に参加する可能性を示唆した。

 首相は「(参院選で)憲法の是非が問われたわけではない。議論は国会でされる」として、街頭演説で改憲に触れなかったことを踏まえ、丁寧に進める姿勢を強調した。

◆18、19歳投票傾向は自民党が40%でトップ 

〜民進党は全世代より低調〜

(2016.7.11 03:46更新   産經新聞)

 共同通信社が実施した10日投開票の参院選の出口調査によると、選挙権年齢の引き下げにより新たに有権者に加わった18、19歳の比例代表の投票先は、自民党が40・0%で、全世代の38・2%に比べ高かった。

 民進党は19・2%で全世代の20・4%より低く、若い世代の投票行動が注目を集めた中、10代の多くは安倍晋三政権を評価したといえる。

 10代で公明党に投票した人は全世代と同程度の10・6%。一方、共産党は7・2%、社民党は2・8%で全世代に比べ低かった。3・6%が投票した政治団体「支持政党なし」や、日本のこころを大切にする党、新党改革などに投票した人は全世代に比べて多かった。旧来の政党に対する不信感があるようだ。

 学生団体「SEALDs(シールズ)」が野党共闘による安倍政権の打倒を訴える中、世代別で比較すると自民党に投票した10代は、20代の43・2%、30代の40・9%に次ぐ3番目の多さで、中高年よりも自民党を支持している結果となった。

 民進党への投票割合は70代以上、60代、50代の順で多く、10代は5番目だった。

 出口調査に答えた10代の男女別内訳は、男性54・2%、女性は45・8%。

◆与党大勝、改選過半数…改憲派3分の2超す

(2016年07月11日 03時45分   読売新聞)

 第24回参院選は10日、投開票が行われた。

 自民、公明の与党は、安倍首相が勝敗ラインに掲げた改選定数の過半数(61)を確保し、大勝した。安定した政権基盤を得て、首相はデフレ脱却に向け、経済政策「アベノミクス」を一層加速させる方針だ。民進党は振るわず、民主党時代の前回2013年参院選の獲得議席(17)は上回ったが、改選45議席を割り込んだ。民進、共産など野党4党による統一候補の擁立で注目された改選定数1の「1人区」(32選挙区)は自民党が21勝11敗で勝ち越した。

 安倍首相は10日夜のTBSの番組で、今後の政権運営について「(参院選の結果は)アベノミクスをしっかりと加速せよということだ。国民の期待に応えていきたい」と述べ、引き続きアベノミクスによるデフレ脱却に全力を尽くす考えを強調した。

 参院選の結果、非改選も含め、改憲に前向きな自民党(追加公認1人を含む)、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の3党と無所属、「加憲」を掲げる公明党の合計議席が、憲法改正発議に必要な3分の2(162)に達した。

 首相は同じ番組で、憲法改正について「この選挙で是非が問われたとは考えていない。今後、与野党関係なく憲法審査会でしっかり議論してほしい」と述べた。

 不振だった民進党の岡田代表は10日夜のNHKの番組で、参院選の結果について「3年前(の参院選で)どん底だったのに比べれば、回復の途上にある」と述べ、13年の民主党時代の参院選で獲得した17議席を上回った点を強調した。与党に改選過半数の確保を許したことに関しては「(自身の)責任はある」と語ったが、9月に予定されている党代表選への出馬は「白紙だ」と述べるにとどめた。

 参院選ではアベノミクスの是非が大きな争点となった。野党は改憲勢力が憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を取ることを阻止する方針を掲げたが、与党は争点に位置付けなかった。

 自民党と野党統一候補が事実上「1対1」で争う構図となった1人区(32選挙区)では、野党は非自民系候補が2勝にとどまった13年(当時は31選挙区)を上回る議席を獲得して一定の成果を上げたものの、自民党が勝ち越した。自民党は複数区(13選挙区)でも着実に議席を積み上げ、順調な戦いぶりを見せた。

 公明党は選挙区選に立候補した7人全員が当選し、比例選も合わせ過去最多に並ぶ14議席を確保した。

参院選大阪選挙区 自・公・維・維が議席


(2016年7月11日03時00分 朝日新聞)

 主要6党の公認候補ら計9人が争った大阪選挙区(改選数4)では10日、即日開票の結果、自民新顔の松川るい氏(45)、おおさか維新の会新顔の浅田均氏(65)、公明現職の石川博崇氏(42)、おおさか維新新顔の高木佳保里氏(43)が当選を果たした。2013年の前回に15年ぶりの議席を得た共産は新顔の渡部結氏(35)が敗れた。尾立源幸氏(52)を立てた民進は前回(当時は民主)に続く現職の落選となった。


 おおさか維新が拠点の大阪で2人を擁立したことで、選挙戦は激しさを増した。渡部、尾立両氏は安倍政権や維新政治への批判を展開したが、自民と公明、おおさか維新という改憲勢力による議席独占を阻めなかった。