2016年08月02日

◆米軍批判に「心底嫌気」大統領、トランプ氏に反論

<2016/8/2 06:07  共同通信>

 【ワシントン共同】オバマ米大統領は1日、南部ジョージア州での退役軍人との集会で「最高司令官として、米軍や部隊をけなす人々に心底嫌気がさしている」と述べ、共和党の次期大統領候補に指名され、米軍や戦死者遺族を批判して波紋を広げているトランプ氏を非難した。

 トランプ氏は米軍を「劣化している」と批判したほか、先月開催の民主党大会で、国のために同氏は「何一つ犠牲にしていない」と指摘した戦死者遺族に反論して対立。遺族は共和党に指名撤回を求めている。

 オバマ氏は集会で「戦死者遺族ほど自由と安全のために犠牲を払っている人々はいない」と強調。

◆首相、石原伸晃経済再生相を留任

〜稲田朋美氏は防衛相か農水相 世耕弘成氏初入閣 
石破茂地方創生相は固辞 自民党幹事長は二階俊博氏〜

(2016.8.2 01:27更新    産經新聞)

 安倍晋三首相は3日に行う内閣改造で、石原伸晃経済再生担当相(59)の留任を決めた。岸田文雄外相(59)、高市早苗総務相(55)、塩崎恭久厚生労働相(65)も留任させる。世耕弘成官房副長官(53)、松本純政調会長代理(66)の初入閣も固まった。石破茂地方創生担当相(59)は閣外に出る意向を固めた。

 首相は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)関連法案の審議を控え、石破氏に対し農林水産相などでの処遇を検討しているが、石破氏は応じない考えだ。石破氏は周囲に「他にやりたい人もいるだろう」と述べた。一方、首相は中谷元・防衛相(58)らを交代させ、自民党の稲田朋美政調会長(57)については防衛相か農水相、経済産業相での起用を検討している。

 内閣改造に合わせ行う自民党役員人事では、幹事長に二階俊博総務会長(77)の起用を決めた。首相は、頸髄損傷で入院中の谷垣禎一幹事長を続投させる意向だったが、復帰のめどが立たず谷垣氏が固辞した。首相は7月31日夜に電話で二階氏に就任を打診し、二階氏も受け入れた。

 後任の総務会長には、首相の出身派閥である細田派会長の細田博之幹事長代行(72)、政調会長には茂木敏充選対委員長(60)を充てる。茂木氏は重要閣僚での起用を検討していたが、調整の結果、政調会長に落ち着いた。

細田、茂木両氏は過去にもそれぞれ総務会長、政調会長を務めた。高村正彦副総裁(74)の留任も固まり、首相は谷垣氏が抜けた後も安定した党運営を図るため、党幹部を重鎮や経験者で固めた。

 党東京都連会長の石原氏には、分裂選挙となった都知事選で党推薦候補が大敗したことへの責任論が出ている。ただ秋の臨時国会は経済対策を含む平成28年度第2次補正予算案やTPP関連法案の審議が焦点になるため首相は石原氏の続投が適切と判断した。萩生田光一官房副長官は続投させる。

 首相はすでに麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官の留任を決めた。公明党の石井啓一国土交通相も続投する。

 首相は3日午前に新しい党役員人事を正式に決定し、同日午後に内閣改造を断行。同日中に皇居での認証式を経て第3次安倍再改造内閣が発足する運びだ。

◆ネット時代の選挙、変わるメディア戦略

(2016年8月2日05時11分  朝日新聞)

 膨大な情報が飛び交い、誰もが発信者となれるネット時代。政治はその変化を敏感に感じ取り、メディア戦略を大きく変えつつある。情報やイメージをコントロールし、移ろいやすい世論に対応する新しいスタイルの政治が始まっている。

 「女性初の東京都知事」が誕生した都知事選。民放の情報番組を中心に、告示前から連日のように選挙戦を報道した。投開票日の7月31日には、NHKが午後8時から放送した開票速報番組が視聴率20・0%と、異例の高数字を記録した。

 同じく特番を組んだテレビ東京の「池上彰のニッポンの大問題・都知事選スペシャル」も、午後7時以降の放送で9・6%と、「選挙番組としては高い関心を持ってもらえた」(同局)という。

 小池百合子氏に「当選確実」が出た午後8時すぎの時間帯では、テレビをつけている人の中でチャンネルを合わせた世帯の割合を示す番組占拠率が、この2局で計約4割にのぼった(数字はいずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

 テレビ朝日でも午後8時に当選確実をテロップで流した直後から10分間、放送中のバラエティー番組からニューススタジオに切り替えて、小池陣営などの選挙事務所から中継。ほかにも通常のスポーツニュースの冒頭を都知事選のニュースに切り替えて臨む局もあった。

 選挙中、テレビの放送量と、ネット上の掲示板やブログでの「口コミ量」を分析し続けた人がいる。

 小口日出彦氏(54)。「パースペクティブ・メディア」社の経営者だ。

 テレビの放送量は直前の参院選に比べて格段に多かった。小口氏は「舛添要一前知事の疑惑に始まり、小池百合子氏の先出しジャンケンや自民党の公認外し、鳥越俊太郎氏の週刊誌報道……。『ネタ』として面白かったから」と分析する。ネット上の口コミ量でも、小池氏は終始優位を保った。

 小口氏は「日経ベンチャー」誌の編集長などを経て2007年に独立。政治情報を分析する手法を編み出した。その元となるデータは、テレビから得られる情報を文字化したものだ。

 小口氏が取締役を務める「エム・データ」社のデータセンター。常時約20人のオペレーターが、放送内容をパソコンに入力している。番組やCMの内容や企業名など放送から得られる情報を独自に要約し、企業に販売する。(日浦統、松井望美、真田香菜子、佐藤剛志)


 

2016年08月01日

◆「スピーディーに解決策」小池百合子氏

〜議会と協力 一夜明け会見〜

(2016.8.1 10:27更新    産經新聞)

 7月31日に投開票された東京都知事選で初当選した元防衛相の小池百合子氏(64)は一夜明けた1日朝、記者会見を開き、選挙中に訴えていた都政の透明化に向けて「組織を立ち上げ、情報公開、お金の話について集中して審議し、答えを出す」と語った。

 また、「東京五輪・パラリンピックだけでなく、東京都の事業は多岐にわたる。多額の税金がつぎ込まれるところでの公私混同、利益誘導(の有無)は明確にしていくべきだ」と指摘し、「内部告発も含めて情報が届く受け皿作りを進めていく」と意欲を見せた。具体的な設置時期や、陣容は「詰めていきたい」とした。

 選挙戦では都議会最大会派の自民党や党都連を「一部の人だけで意思決定している」などと指摘していたが、この日は批判を控え、「知事も議員もそれぞれ都民が選んだ代表なので、都民の利益のために議会の皆様にはご協力をお願いする。都政が停滞しない工夫を共にしないといけない」と述べた。

得票数が約291万票に及んだことについては「私の想像以上の結果。組織、政党の支援抜きでも、お一人お一人の票で大きなうねりになるんだと大変感動している。同時に責任がその分大きいと痛感している」と語った。
 リオデジャネイロ五輪の閉会式で行われる五輪旗の引き継ぎ式に出席することを表明。舛添要一前都知事が高額な海外出張費で批判を集めたことを踏まえ、飛行機はビジネスクラスを使うとした。

 小池氏は朝からテレビ各局の番組に出演。都政運営について「一つ一つスピーディーに解決策を見いだしたい」と抱負を語った。

◆都知事当選から一夜 小池氏「大きなうねりに感動」

(8月1日 10時42分  NHKニュース)

31日行われた東京都知事選挙で初めての当選を果たした元防衛大臣の小池百合子氏は、当選から一夜明けた1日、報道各社に対し「政党の支援を抜きに戦ったが、1人1人の票が集まれば大きなうねりになるのだと感動した。同時に、1票の重みと価値の大きさに対し、責任が大きいと感じている」と述べました。

舛添前知事の辞職に伴う東京都知事選挙は31日、投票が行われ、無所属の新人で、元防衛大臣の小池百合子氏が、次点の自民・公明両党などが推薦した元総務大臣の増田寛也氏に100万票余りの差をつけて初めての当選を果たし、東京都知事に初めて女性が就任することになりました。

当選から一夜明けた1日、小池氏は、豊島区の事務所で報道各社の取材に応じました。この中で小池氏は今回の選挙について、「想像以上の結果だった。組織や政党の支援を抜きに戦ったが、1人1人の票が集まればこんなに大きなうねりになるのだと感動した。同時に、1票の重みと価値の大きさに対し、責任が大きいと感じている」と述べました。

そして、「選挙戦では都政の透明化と適正化を訴えてきたので、それを確実にするための組織を立ち上げたい。税金が正しく使われているかどうか、公私混同や利益誘導について明らかにしていくべきだ」と述べ、今後、新たな組織を立ち上げるなどして都政の改革を進めていく決意を強調しました。

小池氏は2日、都庁に初めて登庁し、東京都知事としての仕事をスタートさせる予定です。


都職員 初の女性知事に期待の声も

東京都の職員からは、初の女性知事に期待する声などが聞かれました。

1日朝、都庁に出勤してきた女性の職員は「女性として初めての都知事なので、女性の意見ができるだけ通る形でやっていただきたいです。特に小さい子どもを抱えて働くことに、理解のある人とそうでない人がいると感じるので、女性が働きやすい社会を作ってもらいたいです」と話していました。別の女性職員は「新しい知事には介護などの福祉に力を入れてほしいです」と話していました。

また男性の職員は「公共事業にお金を使うよりも、待機児童や孤独死などの問題に取り組んでもらいたいです」と話していました。

◆民進党代表選、長島昭久氏が出馬意向…近く表明

(2016年08月01日 15時04分  読売新聞)

 民進党の長島昭久・元防衛副大臣(54)は1日午前、9月の党代表選に出馬する意向を固め、周囲に伝えた。

 複数の関係者が明らかにした。近く正式表明する予定で、代表選出馬の意向を明らかにするのは長島氏が初めて。ただ、推薦人20人の確保はこれからで、他の候補と一本化を目指す可能性もある。

 党内保守系の長島氏は、岡田代表が進める共産党を含む野党共闘に批判的だった。

 周辺には「参院選、東京都知事選と戦い、民進党の主体性を失った野党共闘路線の限界が明らかになった」と述べており、代表選では共闘路線の変更を訴える構えだ。

 代表選を巡っては、保守系のリーダー格である前原誠司・元外相や蓮舫代表代行の出馬が取り沙汰されている。

◆子育て・高齢化・防災…小池新都知事に注文続々

〜2016年8月1日12時17分〜

 小池氏は都政の様々な課題に直面する。有権者が望むこととは。

 2歳の娘がいる大田区の自営業、渡辺麻奈美さん(27)は昨年、地元の保育園情報を交換するフェイスブックのコミュニティーを作った。登録者は千人近い。多くの親が情報がなく、孤立していると感じる。「ニーズは一人一人違う。保育園が足りないから増やそう、というだけではなく、子育てに何が必要なのかを議論してほしい」

 娘は昨年から認可保育園に通うが、今年は両親がフルタイムの共働きでも入れなかったケースも多い。「数は増やしてほしいけど、保育士の数や面積の規制緩和はせず、保育士の待遇改善をしてほしい。行政が質を点検できるような仕組みも必要」

 高齢化が進み、孤独死が相次ぐ新宿区の都営アパート「戸山団地」。住人の本庄有由さん(78)は2007年に住民同士の見守り組織を設立したが、4年前に心臓病で倒れた。ほかのメンバーも亡くなったり、病気になったりで活動の継続は難しくなった。

 都内の特別養護老人ホームの待機人数は4万人を超えるが、今回の都知事選でも活発な論戦があったとは思えない。「老朽化した都営住宅の建て替えの際、一角を介護施設に活用してはどうか。新知事には色々なアイデアを試してほしい」

 葛飾区の町会で防災に取り組む歯科技工士、竹本利昭さん(49)は「新知事には地域の小規模なコミュニティー活動を充実させることに協力してほしい」と話す。区のハザードマップでは荒川が大雨で洪水になれば、周辺は水浸しになる。町会は自前で5人乗りのゴムボートを2艇購入して備える。

 しかし、住民だけではまかなえない。そこで、昨夏に消火訓練に使う機材を買うための助成金を都に申請したが、交付は数カ月後だった。「災害で命を失えば全てが水の泡。防災は待ったなしの構えで取り組んでほしい」と訴える。


◆大阪市 吉村市長 訪米へ

(08月01日 06時00分   NHK関西ニュース)

大阪市の吉村市長は、1日から姉妹都市のアメリカ・サンフランシスコを訪れ、現地の企業に大阪への投資を呼びかけるなど、トップセールスを展開することにしています。

大阪市の吉村市長は、1日夕方、関西空港を出発して、5日までの日程で姉妹都市のアメリカ・サンフランシスコを訪れます。

滞在中、吉村市長は、サンフランシスコの市長と会談して、技術革新の分野での連携を確認する共同宣言を発表するほか、セミナーを開いて、現地の企業に大阪への投資を呼びかけるなど、トップセールスを展開することにしています。

また、シリコンバレーのベンチャー企業の視察なども予定しています。

吉村市長は、今回の訪問について、「大阪は、新たな産業を生み出す町に生まれ変わらないといけない。

最先端の取り組みに触れるとともに、大阪のよさを売り込みたい」と話しています。

◆大阪市 吉村市長 訪米へ

(08月01日 06時00分   NHK関西ニュース)

大阪市の吉村市長は、1日から姉妹都市のアメリカ・サンフランシスコを訪れ、現地の企業に大阪への投資を呼びかけるなど、トップセールスを展開することにしています。

大阪市の吉村市長は、1日夕方、関西空港を出発して、5日までの日程で姉妹都市のアメリカ・サンフランシスコを訪れます。

滞在中、吉村市長は、サンフランシスコの市長と会談して、技術革新の分野での連携を確認する共同宣言を発表するほか、セミナーを開いて、現地の企業に大阪への投資を呼びかけるなど、トップセールスを展開することにしています。

また、シリコンバレーのベンチャー企業の視察なども予定しています。

吉村市長は、今回の訪問について、「大阪は、新たな産業を生み出す町に生まれ変わらないといけない。

最先端の取り組みに触れるとともに、大阪のよさを売り込みたい」と話しています。

◆<主張> 小池都知事 混乱から安定へ変貌せよ

(2016.8.1 05:02更新   産經新聞)

東京都の新しい知事に防衛相などを務めた小池百合子前衆院議員が選ばれた。

 高い知名度を背景に選挙戦を優位に戦い、自公両党や民進など野党4党が組織戦を展開した2人の候補を圧倒した。

 功を奏したのは、自民党都連との対立を強調し、都政刷新を望む無党派層に浸透を図る戦術だった。

 約1100万人の有権者を相手にする都知事選は「人気投票」となる要素が大きい。他の有力候補は「劇場型」選挙に対して十分な存在感を示せなかった。

 ただし、山積する都政の課題の解決は、こうした手法が通用するほど簡単なものではない。

 都民の暮らしと安全を守る知事本来の職責を全うすることはもとより、首都の「顔」として魅力ある東京を目指すことに、最善の方法を模索してもらいたい。

 待機児童問題の解消を含む少子高齢化対策では、実効性のある政策の展開が急がれる。首都直下地震への耐震・不燃化対策も加速しなければならない。

 2020(平成32)年の東京五輪・パラリンピックの成功に向けて、準備作業に残された時間は多くない。都や国、大会組織委員会による五輪会場整備費の分担見直し問題も未解決の状態だ。

 小池氏が公約に掲げていた「関連予算・運営の適正化」を実現するにも、都の組織そのものや都議会との難しい交渉を乗り越えなくてはならない。

 国と協調を図り、ときには厳しく注文する手腕が求められる。周辺自治体との信頼関係を築くことも欠かせない。

 出馬経緯をめぐる都連との間の遺恨などは、都民とは無関係である。都政を前進させる諸制度の改革のような、具体的な政策をめぐって抵抗勢力と対決するなら、有権者も望むところだろう。

 自公が推した増田寛也氏は、岩手県知事などを務めた実績などから「実務型」と安定性をアピールしたが、知名度不足が響き、支持は広がらなかった。首相官邸側の支援も積極性に欠けていた。

 野党4党推薦の鳥越俊太郎氏は知名度こそ高かったものの、憲法問題など国政への言及が目立つ一方、都知事になって何をしたいのかが伝わらなかった。

 参院選の延長線上で、都知事選を野党連携の場に位置付けた民進党などは失敗を繰り返した。