2010年08月16日

◆元興寺に世界最古の木材か

○ <NHK関西ニュース>

奈良市の元興寺にある国宝の建物に、約1400年前の飛鳥時代の初めごろに伐採された木材が使われていることがわかり、専門家は、現存する建物に実際に使われている木材の中では、世界で最も古い可能性が高いとしています。

約1400年前に伐採された木材が見つかったのは、奈良市の元興寺にある、「禅室」と呼ばれる国宝の建物です。この木材は、建物の屋根裏で柱を安定させるために使われているもので京都市の総合地球環境学研究所の光谷拓実客員教授が、木が切り出された時期を年輪から特定する方法で調べました。
その結果、樹皮の部分が残っていないため確定はできないものの、この木材が切り出されたのは、西暦586年以降、10年から20年ほどの間で、飛鳥時代の初めごろと推定できるということです。

これは、世界で現存する建物に使われている木材の中で最も古いとされる、奈良県斑鳩町の法隆寺にある国宝の五重塔の中心に立てられている柱よりも、10年ほど古い可能性が高いということです。

調査にあたった光谷客員教授は、「加工しやすく耐久性に優れたヒノキだったため、現在でも建築材として使えるのだろう。これだけ古い建築材が残されている点でも、『禅室』は貴重な建物だ」と話しています。
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