2019年03月25日

◆両陛下 京都で即位30年の茶会

03月25日 17時57分  NHK関西ニュース

天皇皇后両陛下は25日から京都府を訪れ、天皇陛下の即位30年にあたって、関西の各界の代表を京都御所に招いて茶会を催されました。

両陛下は、25日午後1時半すぎに新幹線でJR京都駅に到着し、駅前に集まった大勢の人たちの歓迎に笑顔で手を振ってこたえられました。
そして午後4時半から、天皇陛下の即位30年にあたって、関西の各界の代表を京都御所に招いて茶会を催されました。

茶会には、地方自治体の代表のほか、兵庫県立大学の理事長を務める五百旗頭真さんや和歌山県出身の歌手の坂本冬美さんなど、学術や文化、経済の分野で活躍する人など200人余りが出席しました。

はじめに兵庫県の井戸敏三知事が「ご即位30年を迎えられ、誠におめでとうございます。阪神・淡路大震災では、震災直後から節目ごとに被災地をご訪問いただき、両陛下のお心遣いに深く感謝申し上げます」と述べました。

これに対し天皇陛下は「ただいまの祝意に対し、深く感謝いたします。本日こうして茶会を催し、父祖の地であるこの京都において、みなさんとともにひとときを過ごすことを誠にうれしく思います」と述べられました。
このあと乾杯が行われ、両陛下は、およそ30分にわたって招待された人たちと和やかに言葉を交わされていました。

両陛下は4日間、京都府に滞在し、26日は、日帰りで奈良県橿原市を訪れ、来月30日の天皇陛下の退位を前に、神武天皇陵に参拝する儀式に臨まれます。

【JR京都駅前で多くの人が歓迎】
JR京都駅の駅前には、天皇皇后両陛下の姿をひと目見ようと多くの人が集まり、警察によりますと、その数はおよそ1500人に上ったということです。
両陛下は車に乗るまでの間、何度も足を止めながら笑顔で手を振って歓迎にこたえられていました。

大阪市の20代の女性は、「お二人の雰囲気でこちらも優しい気持ちになりました。道の両側に集まっていた人に何度も手をふる姿が印象的でした」と話していました。
京都市の50代の男性は、「震災で各地を回られたり、沖縄を訪問されたりするなど精力的に活動されてきた印象があります。退位されてからも元気に過ごしてほしい」と話していました。
at 18:12 | Comment(0) | 皇室

◆円相場 一時109円台後半まで値上がり

2019年3月25日 18時01分  NHKニュース

週明けの25日の東京外国為替市場、円相場は一時、1ドル=109円台後半まで値上がりしました。アメリカの長期金利の低下などを背景にドルを売って円を買う動きが強まりました。

午後5時時点の円相場は先週末と比べて71銭、円高ドル安の1ドル=110円5銭から6銭でした。

一方、ユーロに対しては先週末と比べて1円68銭、円高ユーロ安の1ユーロ=124円44銭から48銭でした。

ユーロは、ドルに対しては1ユーロ=1.1307から09ドルでした。

市場関係者は「アメリカの長期金利の低下でドルを売る動きが強まったほか、東京市場など各地で株安が進んだことで比較的安全な資産とされる円が買われた。世界経済の減速への懸念が市場で高まる中、今週は日本で企業の生産に関する統計が公表されるほか、欧米でも経済指標の発表が相次ぐためこれらの内容を通じて景気の実情を見極めたいという投資家が多い」と話しています。

◆日経平均株価 ことし最大の下げ幅

2019年3月25日 15時06分  NHKニュース

25日の東京株式市場は世界経済の減速への懸念から全面安になり、日経平均株価の終値は先週末に比べて650円23銭安い2万977円11銭と、ことし最大の下げ幅になりました。終値が2万1000円を下回るのは先月15日以来およそ1か月ぶりです。

◆「徴用」三菱重工の資産差し押さえ 認める決定

韓国の裁判所

2019年3月25日 15時00分  NHKニュース

太平洋戦争中の「徴用」をめぐる裁判で、去年、三菱重工業に賠償を命じる判決が確定したことを受けて、韓国の裁判所が、三菱重工業の資産の差し押さえを認める決定を出していたことがわかりました。韓国にある日本企業の資産の差し押さえを認める決定は、これで2件目です。


太平洋戦争中の「徴用」をめぐり、韓国では去年11月、三菱重工業に賠償を命じる判決が確定し、原告側は今月、三菱重工が韓国で持つ特許と商標合わせて8件の差し押さえを認めるよう裁判所に申し立てていました。

これについて、韓国中部テジョン(大田)の地方裁判所が25日までに、この申し立てを認める決定を出していたことがわかりました。

原告側によりますと、認められたのは原告4人分の損害賠償金などおよそ8億ウォン(日本円で7700万円相当)で、原告側は「三菱重工が誠意ある態度を示さなければ、現金化の手続きを進める」としています。

「徴用」をめぐる裁判で、韓国の裁判所が差し押さえを認めるのは、ことし1月に韓国にある新日鉄住金の資産の差し押さえを認めたのに続いて2件目です。

「徴用」の裁判をめぐって、日本政府は、日韓請求権協定に基づく協議を求めていますが、韓国政府は検討中だとして応じていません。

◆和歌山でサクラが開花

03月25日 12時10分  NHK関西ニュース

近畿地方は高気圧に覆われて青空が広がり、気象台は25日午前、「和歌山市でサクラが開花した」と発表しました。
10年連続で近畿地方で最も早いサクラの開花となりました。

和歌山市にある紀三井寺では、25日午前11時半ごろに気象台の職員がサクラの開花の目安になっているソメイヨシノに5輪以上の花が咲いているのを確認し、和歌山地方気象台は、「和歌山市でサクラが開花した」と発表しました。

サクラの開花は去年より5日遅くなったものの、平年より1日早く、10年連続で近畿地方で最も早い開花となりました。
紀三井寺の前田泰道貫主は、「サクラはもう100歳以上の古木で、去年の台風21号で大きな枝が折れましたが、ことしもなんとか花を咲かせてくれました。感無量で、ほっとしています」と話していました。
サクラは1週間から10日ほどで満開を迎える見込みだということです。

和歌山地方気象台の中野雅公防災管理官は、「先週からつぼみが膨らみ始めていましたが、3月に入ってから気温の上がらない日が続き、ようやく開花となりました」と話していました。
民間の気象会社各社は、今週、近畿地方の各地でサクラが開花すると予想しています。

これから週の半ばにかけて気温は平年並みか、高めの日が続くと予想され、各地から開花の知らせが相次ぐ見込みです。

◆日経平均株価 一時700円超下落

約2週間ぶり2万1000円割れ

2019年3月25日 10時48分  NHKニュース

週明けの25日の東京株式市場は、取引開始直後から全面安になり、日経平均株価は、一時、700円を超える大幅な値下がりになっています。世界経済の減速への懸念が背景です。

25日の東京株式市場は、22日のニューヨーク市場でダウ平均株価が460ドル余りの大幅な値下がりになったことを受けて取り引き開始直後から全面安になっています。日経平均株価は取り引き時間中としてはおよそ2週間ぶりに2万1000円を割り込み、一時、700円を超える値下がりになっています。

株価の下落は、先週末に発表されたドイツやアメリカなど、欧米の景気に関する指標が市場の予想を下回り、世界経済の減速に対する懸念が強まっているためです。市場関係者は「予想を超えるペースで世界経済の減速が進んでいるという見方が広がり、リスクのある株を売って債券を買う動きが進んでいる。外国為替市場で円高ドル安も進んでいることから、特に輸出関連の銘柄で値下がりが目立っている」と話しています。

◆辺野古沖の新たな区域に土砂投入開始へ

政府が県に通知

2019年3月25日 11時27分  NHKニュース

沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、政府は、すでに埋め立てを進めている区域に隣接する新たな区域でも土砂の投入をすることになり、沖縄県に通知しました。政府は、まもなく土砂の投入を始め、今後も、着実に工事を進める方針で、沖縄県との対立がさらに深まることは避けられない情勢です。


沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、政府は、すでに護岸を完成させた南側の区域のうち6ヘクタール余りで、去年12月から土砂の投入を進めています。

そして、現在の区域の埋め立てにめどがたったとして、隣接する新たな区域でも土砂の投入を始めることになり、25日午前8時半すぎ、沖縄防衛局が沖縄県に通知し、まもなく土砂の投入を始めることにしています。

新たな区域は広さが33ヘクタールで、政府は今後も工事を着実に進め、来年夏にも、この区域の埋め立てを終えたいとしています。

一方、軟弱地盤が見つかった東側の区域では、地盤を強固にする改良工事に3年8か月程度かかると試算されていることから、政府は改良工事と埋め立て作業を並行して進めるなどして工期の短縮に努め、普天間基地の返還時期が大幅にずれ込むことを避けたい考えです。

一方、沖縄県は、「埋め立て反対」が多数となった県民投票の結果を受けて、玉城知事が安倍総理大臣に、工事を1か月程度中止して協議に応じるよう要請していて、政府と沖縄県の対立はさらに深まることは避けられない情勢です。


副知事「工事中止し対話があるべき姿」

沖縄県の謝花副知事は午前9時すぎに県庁に登庁して記者団の取材に応じ、25日に新たな区域に土砂の投入が行われることについて、「きのう、菅官房長官が沖縄にいらっしゃって県民の理解と協力を得ながら進めると言っていたが、理解が得られていないから、県民投票であれだけ反対の民意が出ている。玉城知事が求めていたように、工事を中止して対話をするということが本来の民主国家としてのあるべき姿だ」と述べ、政府に対して対話によって移設問題を解決するよう求めました。


岩屋防衛相「沖縄県に工事の届け出」

岩屋防衛大臣は25日午前中の参議院予算委員会で、「気象条件などをさまざま検討した結果、工事を進めさせていただきたいということで、沖縄県には届け出をした」と述べました。

そのうえで、「県民投票の結果は、真摯(しんし)に受け止めなければいけないと思っているが、日本を取り巻く安全保障を考えると、南西地域における抑止力を減退させるわけにはいけない。したがって、ぜひ辺野古への移設を実現し、一方、普天間は、必ず全面返還を成し遂げ、沖縄の負担軽減につなげていきたい」と述べました。


官房長官「関係法令に基づき進める」

菅官房長官は午前の記者会見で「沖縄防衛局において、地元の皆さんのご理解とご協力を得る努力を続けながら、引き続き作業の安全に十分留意し、関係法令に基づき、自然環境や住民の生活環境にも最大限配慮して作業を進めていくと承知している」と述べました。

また、24日、沖縄県のアメリカ軍基地にある沖縄防衛局の事務所の入り口でカセットボンベが爆発したことについて、「現在、沖縄県警察において所要の捜査を行っているものと承知している」と述べました。


40人がカヌーで海上抗議活動

埋め立て予定地の近くにある沖縄県名護市の砂浜では、午前9時すぎに、新たな区域への埋め立てに反対するおよそ40人がカヌーに乗って海上での抗議活動に出発しました。

そして、立ち入り禁止区域を示すフロートの近くまで進むと、「違法工事やめろ」と書かれたプラカードや沖縄のことばで美しい海を守れと書かれた横断幕を掲げました。

現場の海域では海上保安庁が警戒に当たり、にらみ合いが続いていました。抗議活動に参加した沖縄県恩納村の64歳の女性は「何としても土砂の投入を阻止したいと思い、初めて参加しました」と話していました。

名護市の50歳の男性は「政府がやっていることは地方自治の視点で考えても、とんでもないことだ。許されるかどうか全国の皆さんも考えてほしい」と訴えていました。


米軍基地ゲート前で100人余りが抗議

埋め立て予定地に隣接する沖縄県名護市にあるアメリカ軍基地のゲート前では、工事に反対する100人余りが「沖縄の海を壊すな」などと抗議の声を上げました。

このうち、沖縄県糸満市の60代の男性は「沖縄県民の思いを踏みにじる政府に対しては怒りしかありません。軟弱地盤も見つかっているのに工事を進めるのは許せない」と話していました。

那覇市の60代の女性は「『移設に反対だ』という沖縄の民意を何度示せば工事を止められるのかと思うと、とてもやるせない思いです」と話していました。
at 11:52 | Comment(0) | 政治

◆センバツ 龍谷大平安が初戦突破

03月25日 11時40分  NHK関西ニュース

センバツ高校野球、大会3日目の第1試合は、大会最多41回目の出場となる京都の龍谷大平安高校が三重の津田学園に延長11回、2対0で勝って2回戦に進みました。

試合は、両チームの先発ピッチャーが互いに譲らず0対0のまま延長に入りました。
龍谷大平安は延長11回、ランナー二塁一塁から兄がプロ野球 ヤクルトでプレーする5番、奥村真大選手にタイムリーツーベースが出て1点を先制して均衡を破り、さらに犠牲フライで追加点を挙げました。

龍谷大平安の左投げのエース、野澤秀伍投手は丁寧にコースに投げ分けながら緩急を生かしたピッチングで11回を投げきり、ヒット4本に抑えて完封しました。
龍谷大平安が延長11回、2対0で勝ち、京都勢の甲子園春夏通算200勝を達成しました。

◆マリ 武装グループがイスラム教徒の村を襲撃 134人死亡

2019年3月25日 7時14分  NHKニュース

アフリカ西部のマリで、武装グループがイスラム教徒が多く住む村を襲撃し、女性や子どもを含む130人以上が死亡しました。水や土地の利用をめぐる民族間の対立に加え、イスラム過激派組織への反発も襲撃の背景にあるとみられ、治安の悪化が深刻となっています。


国連によりますと、23日朝、ブルキナファソとの国境に近いマリ中部の村を銃やなたで武装したグループが襲撃し、女性や子どもを含む住民少なくとも134人が死亡し、55人がけがをしたということです。

この村には、イスラム教徒が多い遊牧民のフラニ人が暮らしていて、土地や水の利用をめぐって対立してきた農耕民族のドゴン人が襲撃を行ったとみられています。

マリでは、北部を中心にイスラム過激派組織が勢力を拡大し、6年前にフランス軍が介入して主要な拠点を攻略したあとも、各地に潜伏して活動を続けています。

ドゴンの人々は、フラニ人がイスラム過激派組織を支援し関係を深めていると警戒していて、民族対立に過激派組織への反発が加わって暴力がエスカレートする事態となっています。

マリでは住民を狙ったテロや、政府軍や国連の平和維持部隊への攻撃なども相次ぎ、治安の悪化が深刻となっていて、国連のグテーレス事務総長はマリ政府に対し支援の強化を約束するとともに、平和と安定に向けた努力を一層強めるよう求めています。

◆“女性議員ゼロ” 地方議会の19%

統一地方選の焦点の1つにも

2019年3月25日 4時04分  NHKニュース

平成最後となる統一地方選挙を前に、NHKが、全国のすべての地方議会事務局を対象にアンケート調査を行ったところ、女性議員は全体の13%で、1人もいない議会が19%に上ることが分かりました。今回の統一地方選挙は、男女の候補者の数ができるかぎり「均等」になることを目指すなどとした法律が成立してから初めての大型選挙となることから、女性の候補者や議員の数も、焦点の1つとなりそうです。

NHKはことし1月から今月上旬にかけて、全国に1788あるすべての地方自治体の議会事務局に、郵送などでアンケート調査を行いました。

それによりますと、全国のおよそ3万2000人余りの(32450)、すべての地方議員のうち、男性は87%に当たる(86.8%)2万8180人、女性は13%に当たる(13.2%)4270人でした。

都道府県別に見ると、女性議員の割合が最も高いのは、東京都で27%(26.9%)、次いで神奈川県(20.4%)、埼玉県(20.2%)となっています。

逆に、女性議員の割合が低いのは、青森県(7.31%)、次いで長崎県(7.39%)、山梨県(7.56%)となっています。

また、自治体別で女性議員の割合が最も高いのは、神奈川県葉山町で54%(53.8%)、次いで、大阪交野市の50%、東京清瀬市の45%となっています。

一方、女性議員が1人もいない議会は全国に340あり、全体の19%に上ることが分かりました。

自治体の規模別に見ると、47都道府県議会では、女性議員がいない議会はありませんでしたが、山梨・香川・佐賀の3県の県議会では1人でした。

そして、20ある政令指定都市の市議会と、東京23区の区議会では、女性議員がゼロの議会はありませんでしたが、全国に772ある市議会では5%、743ある町議会では27%、183ある村議会では55%で女性議員がゼロで、規模の小さな自治体ほど女性議員がゼロの割合が高くなる傾向がうかがえます。

今回の統一地方選挙は、全国の740余りの議会で選挙が行われる予定ですが、去年5月に、男女の候補者数ができるかぎり「均等」になることを目指すなどとした法律が成立して初めての大型選挙となることから、女性の候補者や議員の数も、焦点の1つとなりそうです。

◆スキージャンプ 小林陵侑 W杯総合優勝

圧倒的強さで世界に衝撃

2019年3月25日 6時09分  NHKニュース

スキージャンプのワールドカップは24日、男女ともすべての日程を終え、4か月以上にわたるシーズンを終えました。

男子は小林陵侑選手が日本選手として初めて総合優勝を果たしましたが、シーズン前まで表彰台に上がったことのなかった22歳が一気に13勝を挙げる圧倒的な強さを見せたことは、世界に大きな衝撃を与えました。

ワールドカップの総合優勝は、あの原田雅彦さんや船木和喜さん、46歳のレジェンド葛西紀明選手といった歴代の日本の名選手が成し遂げることができなかったまさに偉業です。

今シーズンヨーロッパに取材に行った際には、多くのファンが「コバヤシ、コバヤシ」と口にしているのを聞きましたし、中には「コバヤシはノリアキ(葛西選手)の弟子なんだろう?」と、よく勉強している人もいて、ヨーロッパ中にその名をとどろかせていると実感しました。

また、小林選手自身も年末年始のジャンプ週間で総合優勝を果たしたあとには、街を歩くたびに「チャンピオン!」と声をかけられたと話していました。

技術的には、低く深い助走姿勢が安定してジャンプ全体の安定感が増したことや、踏み切りでのタイミングの遅れがほとんど見られなくなったことなどが挙げられますが、所属チームで監督を務める葛西選手が「とてつもない身体能力」と表現するほど恵まれた体のばねや柔らかさを生かしたダイナミックなジャンプが、とうとう花開いたといえるシーズンでした。

歴史的な強さを見せた小林選手ですが、それでも3年後の北京オリンピックでは簡単に金メダル獲得というわけにはいかなそうです。

日本代表のチームメートの佐藤幸椰選手が世界選手権の際、私の取材に「各国のチームの小林選手に対するマークが厳しくなっていると感じる」と話してくれたことがありました。

小林選手が、ノルウェーやポーランドの選手のジャンプを参考にしたように、今、各国の選手たちがこぞって小林選手のジャンプを研究しているというのです。

男子のジャンプは、ワールドカップで総合優勝する選手が毎年のように変わるほど競争の激しい競技で、ここ10シーズンを見ても小林選手が9人目のチャンピオンです。

「追われる立場」となる来シーズン以降も小林選手が勝ち続けることは並大抵のことではありませんが、それでも日本のエースに成長した22歳がどんなジャンプを私たちに見せてくれるのか、今から楽しみです。


ジャンプ女子日本に厳しい結果

スキージャンプのワールドカップは24日、女子もおよそ4か月にわたるシーズンを終えこれまで総合優勝4回の高梨沙羅選手がシーズン1勝にとどまり自己最低の総合4位に終わるなど、日本にとってかつてない厳しいシーズンとなりました。

また、2シーズン前は総合2位に躍進した伊藤有希選手も、今シーズンは表彰台に一度も上がることなく総合12位。2桁順位は6シーズンぶりでした。ピョンチャンオリンピックという大きな区切りを終えた今シーズンは、3年後の北京オリンピックに向けて高梨選手、伊藤選手ともに「変化」をみずからに課したシーズンでした。

背景には年々続いている女子選手のレベルアップがあり、高梨選手は「自分のジャンプをゼロから見直す」と、スタートのしかたや助走姿勢を変えたほか、伊藤選手もスキー板のメーカーを変更してシーズンに臨んでいました。

しかし2人とも、なかなかすぐには結果に結び付かず、シーズンが進むにつれさらに新たな勢力が台頭したことで順位を落とす結果となりました。

今シーズンのワールドカップは、ピョンチャンオリンピック金メダルでノルウェーのマーレン・ルンビ選手が2年連続の総合優勝、同じく銀メダルのドイツのカタリーナ・アルトハウス選手が総合2位と変わらず強さを見せた一方で、ドイツの29歳、ユリアネ・ザイファルト選手やロシアの17歳、リディーア・ヤコヴレワ選手がそれぞれ初優勝を果たすなど、多くの選手がトップレベルに近づきました。

多くの女子選手が技術を磨き飛距離を出せるようになったことでスタートの位置が低くなり、選手たちはより短い助走で飛ぶようになりました。

小柄で体重の軽い日本選手にとって、助走スピードが低くなる中でどう対応するかが大きな課題となっているのです。

高梨選手はシーズン中、「低いスピードの中で自分のポジションに瞬時に乗って決めるところに苦戦している。今の自分のいちばんの課題だと思っている」と話し、常にこの課題と向き合ってきました。

世界選手権で自己ワーストに並ぶ6位に沈んだあとには「技術も体もついてこない」と漏らし、模索してきた新しいジャンプの形が決まらないもどかしさも口にしました。

それでも、「またあの表彰台の上に戻ってきたい」と話した高梨選手。日本の選手たちにとって正念場と言えるこの状況をどのように乗り越えるのか、これから迎える夏のトレーニングを見据え、新たな戦いはすでに始まっています。

2019年03月24日

◆大相撲春場所 横綱 白鵬優勝 3場所ぶり42回目

2019年3月24日 17時39分  NHKニュース

大相撲春場所は千秋楽の24日、横綱白鵬が結びの一番で横綱鶴竜に勝って全勝として、3場所ぶり42回目の優勝を果たしました。


大相撲春場所は、23日の14日目を終えて優勝争いは、ただ1人全勝の白鵬と1敗で追う平幕の逸ノ城の2人に絞られていました。

千秋楽の24日、1敗で追う平幕の逸ノ城が大栄翔に勝って14勝1敗としました。

結びの一番で白鵬が鶴竜との横綱どうしの一番を制して全勝として、3場所ぶり42回目の優勝を果たしました。

白鵬は今場所、中日の栃煌山と10日目の関脇玉鷲との対戦で、相手にうしろを取られる危ない場面が見られましたが、抜群の反応と身のこなしで白星を挙げ勝ち星を重ねていきました。

終盤に入り、日に日に相撲に厳しさを増して優勝を決め、ひざなど足のけがからの完全復活と、第一人者としての健在ぶりを示しました